- 裸足のトンカ
- ¥2,249
走ること、それは自分自身への挑戦と言ってもいいのかもしれません。
見えない壁を乗り越えること。
短距離であれ、長距離であれ、道具のいらない一番根本的な
運動である”走る”という行動。
それはそんな衝動に突き動かされる人の意識がなせる行動なのかもしれません。
元短距離選手の男が出会った、野性味溢れる女性。
彼らは走るという行動でつながっていきます。
感情の駆け引きもあったし、それにお互いが答えようと努力を重ねていく
その積み重なりが、螺旋のように交わりあって昇華されたとき
お互いの感情は一つになる
この映画ではそれが、現実の場面では達成できずに終わりますが
彼らの心の中では、それが成就されていきます。
なので、多少悲しいラストではありますが、悲壮感が無いんでしょうね。
ジャンユーグアングラードの監督作品。
ちょうどオリンピックも始まることだし、改めて見てみたいですね。