スーパーのセルフレジ~日本とカナダの違い | トロント・カナダ 50代からの自由な生き方 by ブルー・モンキー

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海外(カナダ)から日常の気づき、素敵な生き方をしている人、気になる社会問題、そして、大好きな映画の話などを書いています。

 

わたしは基本カナダではキャッシュレスの生活です。

お財布にはクレジットカードとデビットカードしか入っていません。

コロナ禍でカナダではキャッシュレス化が進んで、現金を持ち歩かなくなりました。

 

でも、昨年12月に日本に帰国した時は現金での支払いもしたので、

スーパーでセルフレジに戸惑って、店員さんに「はあ~」っていう反応されたことが何回かありました。

 

というのは、

日本のスーパーのレジはセルフレジでも「セミセルフレジ」と呼ばれる、

商品のスキャンは店員さんがやってくれるんですよね。

その上きれいに買い物かごにつめ直してくれる!

 

支払いだけ自分でやるので、わたしスクリーンを詳しく見ていて、「ポイントが何とか~」というのまで読んでいたんです笑い泣き

トロントでは見かけたことのない、このセミセルフレジ。

何とも丁寧で日本らしいなぁ~と感心しました。

 

こちらではセルフレジのことを、「Self-checkout」(セルフチェックアウト)と呼びます。

そしてフルセルフレジで、スキャンから支払いまで全部自分でやります。

 

野菜や果物は基本「量り売り」。

バーコードなしの項目を押して、品物に貼られているシールの番号を入力するか、

商品の名前を入力(例えばApple)して台に置けば、自動的に重さを量って計算してくれます。

そして支払いはカードなので、支払い機にタップするだけ。

 

ところがです。

このフルセルフレジ、とっても盗難が多い!!

確かに自分ですべてやるので、商品をスキャンしない輩もいます。

また、異なる商品名を入力して金額が間違ってしまうことも。

 

一応セルフレジのエリアには店員が1~2人ほどいて、「やり方が分からない」「上手くスキャンできない」「キャンセル」

などに対応してくれます。

もちろん盗難防止のために見張っているはずなのですが、、、、

スタッフ同士おしゃべりしてたり、誰もいないことも多々あって、盗難防止になっていないことがありますガーン

 

小売店大手のウォルマートで、トロントのある店舗では、セルフレジによる盗難数がカナダで一番だとか。

そして実際にオンタリオ州の、あるウォルマートでは盗難の多さのためにセルフレジを廃止しました。

 

そして、そして、本国アメリカでも一部のウォルマートではセルフレジを廃止、

あるいは会員限定にしたりして制限しているそうです。

 

だから、店員がスキャンする日本のセミセルフレジは、盗難防止の効果もある!

 

ほんの数年前までは、1個の買い物でも長~い列に並んでストレスフルだったのが、

セルフレジではほとんど並ばず、短時間で会計が済むので本当にありがたい!

 

テクノロジーの進歩で、わたしたちの生活はどんどん簡単、便利になっていきます。

でも、それを使う人間の卑しい性分は変わらないですね。

まあ、レジに関係なく、今はエコバッグ持参で、買い物中に商品を万引きする輩もいるし。

 

でも、世界的に物価高で生活が苦しい状況下では、これが悲しい現実なのかもしれません~えーん