「安楽死」「同性婚」「大麻合法化」リベラルな国カナダに住んで | トロント・カナダ 50代からの自由な生き方 by ブルー・モンキー

トロント・カナダ 50代からの自由な生き方 by ブルー・モンキー

海外(カナダ)から日常の気づき、素敵な生き方をしている人、気になる社会問題、そして、大好きな映画の話などを書いています。

 

カナダは過去において違法とされてきたものを合法化して、

多方面にわたって開かれた国となっています。

 

一例を挙げると、

 

同性婚

2005年に同性婚が合法化されて、

世界中から同性カップルがカナダを訪れて挙式を挙げています。

ちなみにオンタリオ州とBC州は2003年に合法化されました。

 

それまで長い間、同性愛者は犯罪者的な扱いをされ、

逮捕や非人道的な差別を受けていました。

現在は、人権も守られ社会保証も平等に受けられます。

 

大麻合法化

2018年に国の管理のもと

レクリエーション大麻を合法化しました。

現首相トルドーが2015年に

大麻合法を選挙公約にした結果ですが、

その理由として

・未成年者を大麻から守る

  ・犯罪組織への資金流入を断つ

           ・違法な大麻生産・流通・所持を国の管理下におく

                 ・国の税収のため

 

近年トロントではCannabis(大麻)shopが立ち並び、

異論を唱える人も多いです。

先日、幼い子ども連れのファミリーが多く訪れる

ショッピングモール内にもCannabi Shopが出店していて驚きました!

 

(注:カナダ在住者で日本国籍の人は日本の法令が適応されるため大麻は違法です)

 

安楽死

2016年に重篤な病状により

耐えられない肉体的・精神的苦痛を感じている患者に対して

「医師のほう助」による安楽死を合法化。

 

また、昨年には精神疾患を持つ人や

慢性的な身体の苦痛を持つ人へも適応を拡大しています。

人間の「死ぬ権利」を尊重したものですが、

人命という非常に重い問題のため、

まだ議論の余地もありそうです。

 

 

という風にカナダは、

とにかく「人権」と「個人の選択の自由

を尊重する民主主義の国です。

中には負の部分もあり、

すべてにおいて成功しているとは言えません。

 

しかし、私達には選択の自由があります。

 

 

この国に長く住んでいると、

人権や自由が奪われた国での人々への弾圧に対して

信じられない怒りを覚えます。

 

最近では、頭髪を隠すスカーフのヒジャブを

適切に被っていなかったとのことで、

風紀警察に拘束され、その後死亡したイラン女性。

 

それに対して、今、イラン国内だけでなく、

世界中で女性を中心に大きな抗議デモに発展しています。

 

本来は人を幸せにするためであるはずの宗教が、

政治の道具として使われて女性が虐げられる。

 

カナダにも多くのイラン人が住んでいます。

 

彼らの中には

日常生活では同じイラン人に対しても、

決して祖国の政治批判はしないそうです。

 

なぜなら彼らの中にはスパイがいて、

密告されれば、家族や友人に会うために

帰国した際、逮捕されるから。

 

イラン以外でも、

アフガニスタンでは女性は教育を受けられません。

サウジアラビアでは2018年まで女性は車の運転は許されませんでした。

 

 

 

 

 

 

どの国にも、それなりの問題はあります。

 

しかし、

 

」が日常生活において

 

やりたいこと

言いたいこと

 

を許されない国がある。

 

少なくとも民主主義の国に生まれて、そして生活していると、

日々忘れてしまいがちな当たり前の「自由

 

 

あらためて、感謝したいですね。

 

💡今日のひとりごと

 

私は私のもの

私のただ一つのもの

私は私自身を何物にも代え難く

愛することから

始めなければならない

(By 有島武郎)