皆さん、おはこんばんちは。青山モカです。
GWが終わりに近づこうとする中、「涼宮ハルヒがエンドレスエイト現象を起こしてくれないかなぁ」と考えているおじさんです。
平成生まれ(一応)である私の経験的に、おそらく2000年代~2010年あたりがライトノベルが一気に普及し、盛り上がって、市民権を得ていった時期だと考えています。
さらに昔になると、私はその時はまだラノベを読んでいなかったので推測になるのですが、スレイヤーズやオーフェンあたりがラノベの知名度貢献に尽力していたのでしょうか。
ちなみに私は、今頃になってスレイヤーズ原作を読み始めた者です。こちらもある程度読み進めたら、本コーナーで紹介していきたいですね。
それでは、今回紹介する書籍はこちらになります。
タイトル【カンピオーネ!】
著者:丈月 城
刊行日:2008/5/23
レーベル:スーパーダッシュ文庫、ダッシュエックス文庫
一時期、アニメ化もされていた作品ですので、もしかしたら知っている人もいるかもしれません。アニメのほうは……まあ、正直これはアニメにするにはかなり難しい作品だと思っているので、頑張ってくれていたかと思います。
サクッと概要を説明すると、主人公――草薙護堂が、とある理由で「世界の王」、「魔王」と称されるカンピオーネとなり、様々な伝奇的な事件に巻き込まれていくというものになります。
本当にざっくり過ぎる!
いやいや、本当はもっと色々話したいのですよ。ですけど、物語のネタバレにならない程度に話すには、どのラインまで話したらいいのか、初めてなので手探り状態なのですよ! おじさんの初めてを、君たちは見ているのだよ。(ネットリ
……ああっ! そこそこ! 回り右して帰ろうとしないで! もう一度180度回ってみようか? うん! そうすると、こちらに戻ってこれるからね。
話が少々逸れてしまいましたが、本の紹介に戻りましょう。
本作では我々が普通に暮らしている一般社会の裏側で、様々な神代の者たちによる事件を解決する組織が多々存在します。その神代の存在が文字通り、人間でいうところの「神」です。神は自分たちの都合のためなら人間など犠牲になってもよい、むしろなっても仕方ないと思っているくらいの存在であり、そのことを知っている人類も「ふざけるな、それだったら抗ってやるぞゴルァ!」と抵抗をしています。
そういった人たちが魔術師等の存在です。ほかにもいろいろあるのですが、とりあえず代表的なものということで。
そして、本作の肝となる「カンピオーネ」という存在ですが、言ってしまうと「何かの奇跡で神を殺して、殺した神の権能を扱うことができるようになった人間」のことです。権能は今風に言えば、スキルでしょうか。つまり、神の力を使える人間ですね。
はい、私の大好物です(*´ω`*)
そうそう、これでいいんだよこれでって感じのラノベな感じのわかりやすさ、好きです。
草薙護堂も当然ながらカンピオーネであるために、過去に神を討っております。ちなみにカンピオーネは人類側の通称であり、神代の者たちからしたらカンピオーネは「神殺し」と言われていたりします。
さて、ここで疑問なのが、「奇跡が起きたとしてもそんなに簡単に神って倒せるの?」というところです。
当然ながら、倒せません。
むしろ、神々の襲来があるということを、未来視ができる巫女が予知し、あらかじめ神について情報を集めておかないといけないのです。しかもその巫女も、自由にその力を行使できるわけではなく、強大な神を予知するには犠牲も必要であったりと、おいそれと自由に能力を使えるわけではありません。つまり有限です。
ただ、カンピオーネの中にはそれがわかっていても「自分が神々を殺して権能を手にして、更なる力を得たいから」という理由で駒のように使い捨てる輩もいるので、カンピオーネも人類の完全な味方というわけではありません。むしろ自分勝手な人が多いので、どちらかといえば敵です。敵の敵は味方のような関係性なのです。
そんな神々が襲来する予見をもらった人類は、そんなカンピオーネたちと手を組み、神々を討つための情報やアイテムを収集し、迎え撃つという形になるのです。
そんなカンピオーネと神々の戦い、さらにはカンピオーネ同士の戦いを綴っていくのが本作となります。
草薙護堂は、そんな身勝手なカンピオーネの中では人類の味方的なポジションにいます。どちらかといえば。
草薙護堂もヒロインたちから接吻を受けて神々の情報を収集し、身体を許し合いながらも神々の情報を収集し、神やカンピオーネとの戦いに備えます。
間違ったことは言っていない。
作品としては2008年のものと古いのですが、文章力はかなり高く、逆に言えば多少難しい言葉も出てくるので、電子辞書的なものを傍らに置いてその都度調べて理解すると、面白さも倍増します。サラッと流し読みするより、ガッツリと読みたい人におすすめかもしれません。
他にももっと話したいことがあるのですが、「あまり長くなり過ぎても読めねえよ!」ってなりそうなので、このあたりで終わりとしましょう。
単語で紹介すると、「厨二病」「神殺し」「魔王」「魔術」「ハーレム」「魅力的なヒロイン」「熱い戦闘」……etc.
それでは、また会える時まで――――