写真にうつっていたのは指にはめられたペアリングだった
そうか
それではついに彼女は幸せを手に入れたのか
昔彼女は苦しい恋をしていた
心はボロボロでいつも泣いていた
その恋が終わった後も相手のことが忘れられなかった
その写真を見ながら私は心から安心した
こうやってペアリングをつけられる相手をやっと見つけた彼女を羨ましく思う
彼女の幸せがなるべく長く続きますように
写真にうつっていたのは指にはめられたペアリングだった
そうか
それではついに彼女は幸せを手に入れたのか
昔彼女は苦しい恋をしていた
心はボロボロでいつも泣いていた
その恋が終わった後も相手のことが忘れられなかった
その写真を見ながら私は心から安心した
こうやってペアリングをつけられる相手をやっと見つけた彼女を羨ましく思う
彼女の幸せがなるべく長く続きますように
今でも時々彼女からメールが来る
でも私は返信はしない
それには様々な理由があって一言では説明できない
結局私は彼女との友情よりも平穏な生活の方を選んだ
これでよかったのだろうか
そう思うときもある
でもこうするしかなかったのだと今は思う
過去の楽しかった日々を思い出すたびに彼女に連絡したい衝動に駆られる
でももう無理だ
本当はさよならを言いたかった
今までのお礼も伝えたかった
もう会うことはないけれど
私は彼女を忘れない
無機質に表示された名前を見つめながら私はため息をついた。
一体何を考えているんだ?
残された的外れな言葉を反芻しながらこれで終わりだなと思った。
早く忘れてしまおう。
けれどふと瞬間に思い出してしまう。
大きな存在だったのだ、あの人は。
心が離れてしまうのは早かった。
あの言葉を思い出すたび、私の心の中は淀んだ何かが染み出してくる。
さよならを言う必要もない。
そして私は静かに離れていったのだ。
忘れるにはしばらく時間がかかるだろう。
すべて消えてしまえばいい。
暗闇の中に沈んでいく。
そのうち思い出すこともなくなっていくだろう。