その人はいつも何かに怒っていた
いつも誰かと喧嘩していた
最初はその怒りがいつ自分に来るのかと警戒していたけど
色々と重大な出来事が重なりそれもいつか忘れていた
そして忘れていた頃にその人の怒りが私へと向いたのだ
ちょうどその頃何回か失礼なことを言われ憤慨していた時期だった
もう離れよう
そう思い連絡を絶った
その人の苦労話は最初は感心して聞いていたけど
最後の方は自慢にしか聞こえなかった
私は結局この人の怒りを受け止めきれなかったのだ
決定的なことも言われた
それは絆を絶つのには充分だった
あの人は気づいてもいないだろうけど
噂に聞く限りではあの人はまた誰かに怒っているらしい
あの人の怒りはずっと続くのだと思う
それは幸せなのか不幸なのかはわからないけど
そんなあの人に付き合うことはもうできない
最後にありがとうございましたと言ったことを向こうは多分覚えていないだろう
それが私からの別れの挨拶だった


