松田祐輔の徒然なる音楽だけ日記

松田祐輔の徒然なる音楽だけ日記

音楽日記
TwitterやFacebookよりも少し詳しく思ったことを綴ります。

明けましておめでとうございます🎍🐴


・・といっても、もう2月も半ば。

そして、去年はあまりにも多くのお世話になった方々が亡くなってしまった年でもあったので、あまりおめでたムード一色ともならず・・


というわけでまず年明けはニューイヤーオペラコンサートが無事に終演しました。

今年は僕も音楽スタッフとして、参加していて番組の台本にも名前が載っているんですよ😆✨️





そして、2月3日節分にはテノール榛葉樹人さんとファン限定のコンサート。



鬼は外&福は内!


残念なことに、この後すぐに榛葉くんは体調不良になってしまったとのこと・・。すぐ近くにいた僕は一週間ほど経ちますが元気なままです。

何も気にせずに接していましたが、今本当に風邪が流行っているのでどんな場面でも要注意ですね🙏


榛葉くんの回復を祈るばかりです😣


2月15日の日曜日には久々に広尾のフレンチレストラン名店「シェ・モルチェ」にてコンサートです。



テノール伊藤達人くんです。

1日遅れのバレンタイン💖

彼は福島の会津出身で芸大の後輩です。

最近は、二期会や新国のオペラで主要キャストとしてめざましい活躍をしています。


可愛らしい顔立ちをしていますが、結構大男です😂

声は柔和ですが、力強い輝かしい声を持っています。


バレンタインらしく愛の詰まった歌曲と、有名なアリアを組み合わせてお送りします。

僕も愛の夢、カルメン幻想曲などで花を添えたいと思っています💐


ここ5、6年は音数が多く超絶技巧の曲目を多めに演奏してきましたが、今年一年は音が少なく、音量が大きくなくても表現することがたくさんある曲を取り上げていきたいと思っています。


ただ弾けただけで凄い、ある程度の表現っぽくなってしまうと、見なければならないものを見落としてしまう可能性があるからです。

それは命を落とすに等しい蛮行です🆘


今年のテーマは祈り。

より良い世界、より平安な心でいられることを願って、音楽と向き合っていきたいと思います🙇‍♂️




今年もいよいよ、佳境ですね!

本日、12/22のライオンズクラブ佐原での演奏会にて今年は仕事納めになりました💐



ヴァイオリンの小杉結さんと



11/30は無事にポロネーズとソナタで組み立てたプログラム、終演致しました🙇‍♂️





2021年から王子ホールで、4回のリサイタルを行いました。

36歳から41歳の5年間です。


演奏に必要な様々な能力は身に付いているものの、体力、反射神経、記憶力など、年齢によって衰えているものがあることもまた事実。

やればやるほど、よく分かるのでしょうか。


リストはリサイタル公演でのピアノ演奏を35歳で引退していますが、さすがリスト。目利きがあるという感じがします。


特に超絶技巧的な演奏は、年齢と共にキツくなります。

ショパンは元々、数回しか公演を行っていないので、時代の近いピアニストでいうとグレン・グールド的なところがあるので、年齢は関係ないですが。


そのショパンが作曲したソナタ3番!

あれ、本当に公演を想定して作曲したのかなっていうくらい大作です。一人の人間が集中して弾ける限界を超えている気がします。

もちろん、完全に音楽が手に入ってしまっていれば大丈夫なのでしょうが、そのためには5年は弾き続けないといけませんね。


これにて、王子ホールでの公演はしばらくお休みになると思います。もう少し規模の小さいコンサートを積み重ねて、分厚いプログラムに耐えられる修練を。そして修練によって初めて許される脱力のテクニックを身に付けて、再開したいと思います。


コロナ禍をきっかけに、ソロのレパートリーを広げることに力を入れてきましたが、良い頃合いですね。

今年は、オネーギンのオペラの時に指揮者の原田太郎さんに出会えたことがとりわけラッキーだった出来事でした。


オペラ伴奏の極意を惜しみなく注いでくださり、そのときの学びによって今年一年、オペラの伴奏の質がとても上がりました。

楽譜の見方、歌を聴く耳、ピアノに期待する音の色、ニュアンス、本当にたくさんのことを短期間でROMが爆発するんじゃないかというくらいインプットさせて頂きました。


もう少し、オペラの仕事が本格的に出来るようになれば、原田さんには御礼を言いに行きたいです。


11月にNHKにニューイヤーオペラコンサートの仕事でお邪魔させて頂くことが出来たのも、無関係とは思えません。



初めてのお仕事でのNHKにて


今年は、苦しい時間が多かったです。

だいたい、自分の慣れたものを慣れたやり方で、慣れたレベルでやってるときは楽なんです。


それらがガツガツはみ出たときに、めちゃくちゃ大変。。

でも、乗り越えることさえ出来れば成長はしています😢


夏はゆっくり過ごしましたね。

ポツポツとリサイタルの準備を始めていました。


でも、ゆっくりコツコツってやっぱり無いなと思いました。

上手になりたかったら、苦しい思いはセット・・

だということを痛感した一年でした。


超えなければいけない壁はだいたい堅い。

堅いものを砕くには痛みは付き物ということでしょうか。


そんなこんなで、独り言の繰り返しみたいになってしまいましたが・・それもこれも含めて味わっていきたいと思います❣️


来年もよろしくお願い致します!😆😆





イベントが終わる度に、ブログを更新しようと思って次に、次に、と後回しをしているうちに・・3ヶ月以上経ってしまいました😅


さすがに3ヶ月経つと色んな状況が変化しますね!


僕は性格上なのか、一年前と今と同じ仕事で同じような収入だととても危機感を感じるタイプなんですよね。

そして、来年の今頃も同じようなことをしてるかと思うと非常に暗い気持ちになるんです。


そんなこんなの繰り返しで簡単に10年くらい経ってしまいますからね。

仕事の取り組み内容が変われば、仕事先が太るか自分が太るかして、とにかく良い方向に膨らむという信念からです。

もし、仕事内容に良い変化があるにも関わらず衰退するのだとすれば、それはそもそもシステムに問題があって仕組みを見直さなければいけない。

そんな、ビジネスっぽいことを言ってみたり👀


新しいニュースから言うと、何回かお世話になった(?)アルテリーベ東京さんが11/22で閉店するという発表がありました。





出演したことのある人なら誰でも知っていると思いますが、逆によくここまで持ちこたえたな、というのが正直な感想です。

お店のコンセプトは素晴らしいところもあって、華やかな時代もあったようですが、最近は、特にコロナのことがあってからは経営的に負の連鎖が続いていたように思います。


音楽は世界を救う!なんて言いますが、実際は経済を無視してしまえば、お店の一つも救えないわけです。

だって、演奏する人たちは大変な条件の中で一生懸命やってましたからね😞

残念ですが、これが現実。


今日の今日、知ったニュースだったのでこの話題になってしまいました。


ここ数ヶ月の振り返りをしたいと思います🙈


8月には、ショパンがポーランドからパリへ移り住むまでの軌跡を追ったコンサート。



チェロの高木良くんと


三重県では、もう何回目になるかも数えられなくなってきた、恒例の榛葉樹人さんのコンサート。今回はフレンチコース付の豪華版✨️


ソプラノ天野彰子さんを囲んで


三重県シリーズは、松田祐輔ピアノ・コンサートがセットになっているのですが、来年は5月になる予定です✨️





9月には本当に久々に、上石神井でのホームコンサートです。ヴァイオリンは、とても尊敬している小林朋子さん💐✨️




小林さんとの会話の中で、僕がとても印象に残っているのが

「ドイツで音程を取るっていうことをSauber(ザウバー)って言うんだよね、綺麗にするって意味なんだけど。音程を取る!っていうのと随分イメージが違うなぁと思ったんだよ。」


というものです。

彼女はサラッと難しいことや、深いことをサラサラっと言ったりやったりするので、聞き逃してしまいましたが、あとからジワジワと考えさせられました。

だって、この言葉を聞いたのは3年くらい前ですからね。

3年間、僕の中でずっと残ってるわけです。


今の僕の考えはこうです。


何か表現をすべき内容があるときに、自分の無知や、技術的な不足があるとそれが邪魔をして綺麗に映らなくなる。

鏡で言えば、映し出すものが音楽。曇りをSauberしていく作業なのだと理解しています。


音楽の通り道をつくる、入れ物をつくるという感覚でしょうか。

しかも、人間はどこまでいっても知らないことはあるし、完全なる技術というのも存在しないわけですから、永遠に磨き続けることが出来るわけですよね。


ピアニストの阪田知樹さんもこのような名言を残しています↓



磨く、研ぐ・・研磨、研鑽、粘土のように形つくるのではなく、あくまで無駄なもの、邪魔しているものを彫刻のように削ぎ落としていって、残ったものが作品になる。

足し算ではなく、引き算。


音程をとる!というと、もともと正解があってそれを掴みにいくイメージになるので、準備のときのアプローチとしては確かに足し算なのか引き算なのか、逆になると思います。


とにかく、ヴァイオリニスト小林朋子さん、非常に希有な音楽家です。



続きまして、2026年NHKニューイヤーオペラコンサートという番組にソプラノ田崎尚美さんの出演が発表になりました。



それに先立ちまして、渋谷TSUTAYAにてバリトンの池内響さんとNHKClassicライブへ出演致しました。







なんと、この本番の後にNHKの方からお声かけ頂き、僕もニューイヤーオペラコンサートのスタッフの一員として関わらせて頂くことになりました。

本当に光栄なことでより一層気が引き締まる思いです。


お二人が素晴らしかったことは、もはや蛇足になりますので割愛させて頂きます🙏



さて、昨日は軽井沢でホームコンサート。これは僕のソロオンリーでした。



立派なお宅ですよね!
ピアノもニューヨーク・スタンウェイです。
僕の家にあるのは、ハンブルグ・スタンウェイですが、親和性もありつつ、やはり良い意味で強い個性のある楽器でした。
個性があるというのは、方向性が定まっていて、そこにフューチャーしているという意味です。
レーダーチャートで綺麗な五角形を表すような楽器はバランスがとれてるという解釈をしています。
人間だって、そうですよね😊

ちなみにホール備え付けのピアノは、どのアーティストが来てもバランスがとれるようにハンブルグ製が多いです。
スタンウェイはこのブログでは繰り返しになりますが、本場ドイツのハンブルグではなくて、アメリカの会社なのでニューヨークが拠点です。
むしろ飛び抜けた名器はニューヨーク製に集まっています。

マーラー、トスカニーニ、ラフマニノフや、クライスラーがそうだったように主なヨーロッパ文化のトップがこぞってアメリカに移住した時代です。



とにかく素晴らしい会となりました。

主催の池田さんはお医者様で、胃の摘出をしたときに小腸で代用するという手術を初めて開発した方です。

そんな偉大な方も、フラットに接して頂きまして恐縮です😅

iPS細胞が完全に使えるようになるまでの繋ぎの技術らしいですが、医療の進歩はもはや神秘ですね。


・・という感じで振り返ると結構ボリューミーでした。


今月末には、銀座王子ホールでリサイタルがあります。

こちらは特に命を削った催しになっておりますので、是非なるべく多くの方々にお聴き頂ければ幸いです🙇‍♂️






ご予約はこちらから↓

松田祐輔ピアノ・リサイタル ご予約ページ




ふぅ~・・めちゃめちゃ書きましたね💨