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久々にNBAの英語記事を読みました。いえ、多少は通知されてくるニュースを見てはいましたが、ちゃんと文字おこしをして読むのは本当に久しぶり。やっぱり楽しいですね。難しいけれど。
しかし、今年のプレーオフはぶっちぎりのキャブスとOKC以外はほとんど競っていて、ピストンズは2戦連続であと一歩届かない敗戦だけど非常に善戦しているし、マジックも土曜の勝ち試合では最後までハラハラの試合をして見せました。今日(もう昨日なんだけど)のレイカーズとミネソタの試合も…
レブロンのブロックでつい声が出ましたね。
そういうハラハラの、ファンなら吐きそうになるくらいのクロスゲームが行われているのですが、その中でも一番と言えるのが日曜日のナゲッツVSクリッパーズではなかったでしょうかね。
激動の3Q、4Q。22PTSもあったリードが一瞬にして消えてなくなる恐ろしさと、そんな長い競り合いをしてきても、突然に終わりが来る驚きと。
まあ、こんな乱闘の瞬間もありましたけど。
皆ほんとうに真剣なんだなって思うし、全力なんだなあ。
Man Zubac would’ve been a great left tackle. Look how he handles this pass rush by Aaron Gordon. pic.twitter.com/SAHrOpfoUS
— Hater Report (@HaterReport_) April 26, 2025
最後の最後、私もヨキッチがロング2Pを放った瞬間、「あ、これはミスショットだ。OTだな…」って思ったんですが、次の瞬間にリムのはるか上に伸ばされた(どんな初速の速さなのかっておもいましたけど)2本の白い腕を見ました。
それがアーロン・ゴードンがダンクに行く瞬間でした。ああ、そうだ。彼はいつもそうだった。
どれだけミスショットでも、リムの周りにさえボールが飛んでいけば、彼が決めてくれるチャンスがあるんだった。しかも、上空でそのボールを捕まえて、タイムロスなくぶち込めるその嗅覚よ。最初からヨキッチがミスショットをするのを分かっていたかのようで、私はむしろ、ヨキッチはシュートに見せかけたロブを放ったのかも?とさえ思ったくらい。
まあ、あのブザービーターにはいろいろな意見もあったようですが、とにかく通常は起こらない、例のないようなフィニッシュだったのは間違いないですね。
ということで遅ればせながら記事をご紹介します。いろいろなプレーヤーの様々な心境が書かれていました。
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Aaron Gordon, Nikola Jokic’s failsafe, is now a Nuggets playoff hero
アーロン・ゴードン、ニコラ・ヨキッチのフェイルセーフは、今やナゲッツのプレーオフヒーローになる
スローにしなきゃ早すぎてわからん…っていうか、スローでもわからなかったけれど。
AARON GORDON DUNK AT THE BUZZER FOR THE NUGGETS WIN!!! 🚨🚨
— NBA (@NBA) April 27, 2025
ONE OF THE CRAZIER ENDINGS YOU'LL SEE 🤯😱#TissotBuzzerBeater#YourTimeDefinesYourGreatness pic.twitter.com/BVdHdAEP1Q
NBAプレーオフ史上初のウォークオフダンクを決めたアーロン・ゴードンは、ナゲッツで不朽の瞬間を迎えた
アーロン・ゴードンは高校バスケでは厄介な事態からうまく脱出するための魔法の切り札だった。彼の運動能力は、追い詰められたチームメイトのストレスへの薬だった。彼の器用さは、不正確なパスに対するマリガンだった。
ベイエリアのアーチビショップ・ミティでは、代表チームは非公式な教義を信じていた。
“もしも自分が困ったとき:例えば僕がサイドにいてダブルチームで守られているとき、安全策はただ空中に投げることだったんだ。”とブランドン・カバジェロは言った。
“そうすればアーロンが取りに来るからね。”
10年経った今でも、ゴードンのチームメイトはその掟を守っている。あの世界最高のバスケットボールプレーヤーでさえもだ。
土曜日にニコラ・ヨキッチがバスケットからドリブルで離れるという、ことわざのような行動に出たとき、ナゲッツのシーズンは深い問題に沈んでいた。彼らは4Qで22PTSのリードを失っていたのである。彼らの足は、イントゥイット・ドームで彼らを罵倒するための小道具として使われている剥製のチキンナゲットのように調理されていた。オーバータイムは、すでにクリッパーズに2-1とリードされていた1stラウンドのGAME4での敗北を意味するにほど近かった。
アーロン・ゴードンはこんな風に言っていました。
“ラッセル・ウエストブルックにリングを獲らせるためなら、できることは何でもやってやる”と。なんていいやつなんだ!
Aaron Gordon in September:
— Beastbrook (@Beastbr00k0) April 27, 2025
“I’m doing whatever I can to get Russell Westbrook a ring…”
AG did just that tonight with a game winner in game 4 against the Clippers 🔥 pic.twitter.com/mpfXcb6Q9g
ヨキッチは必死の形相でシュートを放った。彼の特徴である “ソンバー・シャッフル ”のフェイダウェイだ。彼はOTの運命を諦めていた。
※ソンバー・シャッフルSombor Shuffle:ニコラ・ヨキッチがバスケットボールで用いるシュートフォームであり、シグネチャースタイルである。右足を軸にして右手でシュートを放つ独特な動作が特徴で、ノビツキーのフェイダウェイと対照的なスタイルである。右手を軸にして、右手でシュートを放つフォームは、一般的には存在しておらず、独特のフォームに見える。
“正直なところ、相手にシュートを打つ時間を与えたくなかったんだよ。”とヨキッチは述べた。
“だから僕の中では、最後の1秒まで待ってシュートを決めたかったんだよ。だから何度かドリブルをした。それが間違いだったね。”
しかし、ヨキッチにはミスをしたときの対処法があった。それは、空中に投げるということだった。そうすればゴードンが取りに行くと解っていたのだ。
NBAプレーオフ史上初のウォークオフ・ダンクで、ゴードンはナゲッツのシーズンを救ったかもしれない。少なくとも数日間、彼は新たな希望を植え付け、シリーズ3勝1敗という存亡の危機をかわしたのである。彼に必要だったのは、ヨキッチのショットの曲がった放物線を修正することだけだった。デンバーのパワーフォワードは、リムより高い位置でボールをキャッチし、エアーボールを虹のように輝かせたのだった。ブザーの瞬間、彼はそれをリングに突っ込んだ。
※ウォークオフ・ダンク:試合を決定づけるダンクをいう。試合が終了し、対戦相手が歩いて帰る様子が語源でもともとは野球用語(サヨナラヒットなど)。
ナゲッツ101、クリッパーズ99。
“AGは正しい場所にいたよ。”とヨキッチは述べた。
“いつも彼がそうしているようにね。”
ゴードン:あれはいいパスだった。 ヨキッチ:ああ。
あれってパスだったんですか? ヨキッチ:いや、いや違う。そうじゃない。
Aaron Gordon: "It was a nice pass."
— Hoop Central (@TheHoopCentral) April 27, 2025
Jokic: "Yes."
"Was it a pass?"
Jokic: "No, no, it wasn't.”
🤣🤣🤣. (via @ohnohedidnt24)
pic.twitter.com/rqVVjxeRbS
しかし、彼はそこに到着するのが遅すぎたのだろうか?ゴードンがロッカールームに向かって恍惚の表情を浮かべながら、チームメイトに抱きしめられたり、胸をぶつけられたりしている間に、すでに精査は始まっていた。ルールでは、ボールはブザーが鳴る前にシューターの手から完全に離れなければならない。この珍しいケースでは、ゴードンの指先はボールがネットのほぼ半分を通過した時点ではまだボールに付いていた。
イントゥイット・ドームでのリプレーレビューのプロセスは、それ自体がスペクタクルだった。どの角度から見ても新たな真実が明らかになり、さまざまな反応が返ってくる。ナゲッツとクリッパーズのプレーヤーたちは一緒にジャンボトロンを見上げ、ナノ秒を争っているのを見た。
“そのことについて、何度も議論したよ。”とペイトン・ワトソンはデンバー・ポストに語った。
デンバーのサイドラインでの自信は、個人によって異なっていたようだ。
“良い方向に行くって分かっていたよ。”とワトソンは言った。
“試合は終わったと思ったね。”とゴードンは言った。
“だから、とにかくコートから立ち去ろうとしていたんだ。”
“かなり疑っていたよ…”とマイケル・ポーターJrは笑いながら言った。
“だって0.1秒から0.0秒の間くらいだったからさ。”
“コートを立ち去りながら、‘これはダメかも’’って思っていたよ。”とクリスチャン・ブラウンは言い、最悪の事態を想定する自分の性格を説明した
“興奮した後にがっかりしたくなかったんだよ。”とヨキッチは述べた。
“でも、あれはギリギリだった。ほんとうに、ほんとうにきわどかったからね。”
これが最近のナゲッツのプレーオフでのやり方だ。昨年、レイカーズの心を打ち砕くには、ジャマール・マレーの劇的なショットが必要だった。7GAMEのミネソタ戦では、20PTS差の大敗を喫した。このシリーズでの2勝は、OTかブザーで決まった。あの22PTSリードは単純すぎたのだ。
ゴードンは今、デンバーにとって重要な存在にふさわしいプレーオフの英雄的瞬間を手にしている。そしてそれは、ダンカーポジションでのダーティワークという、最もふさわしいタイプのプレーだった。彼はかつて、“この業界で最高の手”を持っていると主張した。ヨキッチの好きな、至近距離で冒険的なノールックパスを試投するのが主な役割だ。しかし今回、ゴードンはアシストになるつもりのない予測不可能なヒーブを救済したのだ。
“彼の最も優れた点の一つは、リバウンドの取り方んだよ。”とゴードンの高校時代のコーチ、ティム・ケネディは回想している。
“彼の能力は、ボールがどこに来るかを察知して、それに手をかけるってことなんだ。彼の負けん気の強さは天性の物だよ。"
デンバーのロッカールームはダンクの余韻に浸っていた。部屋の中央のテレビには次のプレーオフの試合が映っていた。ハーフタイムには、ESPNがありとあらゆるカメラアングルからブザービーターを再現した。ほんの一握りのナゲッツのプレーヤーたちが群がり、ゴードンがテレビに映っていることに驚きを隠せない様子でからかった。ゴードンは部屋の向かいのストールに座ったままだった。彼ははにかんだ笑顔で答えた。
WE'RE ALL GONNA REMEMBER WHERE WE WERE FOR THIS ONE pic.twitter.com/ipozo1sbN5
— Denver Nuggets (@nuggets) April 27, 2025
GAME4での彼の最終スタッツラインは、ヨキッチや他のスターティングメンバーたちの貢献度に比べれば、14PTS、6REB、5ASTと、生産的ではあったが、かなり控えめなものだった。
この数字が飛び抜けたものでないとしても、それこそがインスタント・クラシックの最もふさわしい側面なのかもしれない。
“アーロンは、12PTS、8REB、4ASTであったとしても気にしないんだ......我々が勝つ限りはね。”と、オーランドでもゴードンを指導していたナゲッツのデビッド・アデルマン暫定コーチは言った。
“そしていくつかの試合では、22PTS、12REB、6ASTだ。それで負けたとしても、彼は気にしない。彼は勝ちたいと思っているよ。”
“我々のリーグには、チャンピオンシップピースと呼べるようなプレーヤーがいる。我々はそれを何度も言い過ぎていると思うんだけど、彼はまさにその一人なんだ。”
“まさにその定義であり、彼がこのリーグに来て以来ずっとそうだったよ。”
原文:Denver Post
Aaron Gordon, Nikola Jokic’s failsafe, is now a Nuggets playoff hero
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あー、これをみるとほんっとにぎりぎり間に合っているように見えますね。
Aaron Gordon close up & the make was literally as close as possible 🤭 pic.twitter.com/PZ8wDWtbzl
— Katy Winge (@katywinge) April 27, 2025
なかなかね、こんなにプレーヤーの心境を読める記事も多くないんで、何せとても面白かったです。あのダンクは私もどっちに転ぶんだろうか?って思っていました。
相手のボグダノビッチは認められないだろうと思って疑っていなかったように見えたし、でもクリッパーズのベンチはどんよりしていました。
通常のショットは手が離れた瞬間がブザー前でなければならないんですが、今回のダンクはそうではなかったように見えます。でも、すでにボールがリムに吸い込まれた後ではあったと思う。
0.1秒の時、ゴードンが手を振り下ろしていたような。
相撲で言う「体が死んでいる」っていうような状態っていうか。(最近はほとんど使われませんけどね、この言葉)
ダンクは普通のショットと違って、手がかかったままリムに到達するんで、そのあたりで判断したのかなって。この判定が、今後ダンクの場合の基本になっていくかもしれませんね。
それでも、あの時にかなり慎重にオフィシャルも判断したようだったし、その後の抗議も見られなかったので、ある程度皆が納得できる結果として認められたのだと思います。
ところで、ナゲッツのコーチはニコラ・ヨキッチってことでいいんだろうか笑
The Denver Nuggets fired Michael Malone and now Nikola Jokic gotta coach the team lmaooo
— Hater Report (@HaterReport_) April 20, 2025
Bro literally has to do EVERYTHING 😭😭 pic.twitter.com/HqtEXgHrIi
ナゲッツの状態は心配なんですけれど、そもそもナゲッツってこういうシリーズ多いしね…
負けるときは大敗、勝つときはクロスゲーム。そしてスターターは重い出場時間…
マレーはかなり厳しいディフェンスを受けて(多分、彼をつぶすことで有利になると相手は思っているのだと思う)調子が上がらないでいるし、負傷の状態も心配。
この先の戦いにはかなり不安が残りますけど、少なくともかなり皆の記憶に残る試合ができたんじゃないですかね。2日休みもあるし、しっかり休んでまた良い試合に期待したいと思います。
とはいえ、このシリーズはほんと、面白すぎですね…!
あつかましくて申し訳ありません。
最近かなりダークモードの私デルフィですが、皆さんの応援が活力になります^^
↓気が向いたらピコってしてやってください。