こんばんは、ヘチマです。

りったんが↓ということで、当分ひとり(>烏さんカムバック!)で

更新していきます。そんなに見てる人いないと思うので、ひっそりと。


攻めが大好きなかわいい~誘い受けと、

受けのこと愛してるのに、そんなことおくびも出さないように自制する

クールな攻めがお好きなアナタ。こちらに整列!


『わがままキッチン』門地かおり ビブロス 2005年


この漫画、残念ながらリブレから新装版出てません。

今アマゾンで見たら、なんと1000円から。元値590+税なのに…。


前述の受け、攻めは、表題ではなく、「一途なの」という作品です。


【一途なの】受け=隆視点。


女の子のようなかわいい顔した幅島(はばしま)隆、15歳。

街で女の子に間違われてナンパされているところを、

高校教師・若菜に助けられる。


昔となりに住んでいた若菜とは、幼いころチュッした仲。

隆の引っ越しで付き合いは途絶えたが、隆は若菜のことが大好きだった。


若菜の勤める高校に偶然入学し、喜ぶ隆だが、

若菜は他人行儀で、「幅島くん。あんまり俺に話かけんな」とツーン。

それでも隆は「昔みたいに一緒にいたい」と

めげずに若菜の自宅まで押しかける。

締め出されそうになりながらも、勉強をおそわることに成功。


隆の手をみながら、

「大きくなったな…ほんの6年位前なのにな」としみじみする若菜。

どきどきする隆。


学校で、ついに若菜に「好きなんです…」と告白する隆。

しかし若菜にからかわれ、泣きながら飛び出す。

追いかける若菜だが、若菜のことを昔からよく思っていなかった

隆の兄に阻まれる。


昔隆が引っ越したのは、若菜から遠ざけたかったからだったと知る隆。

そして若菜は隆がいなくなったことがトラウマになっていたのだった。


若菜に会いたい…と自宅へ訪れ、思いを伝えるかのように、

涙ながらにキスをしかける隆。

あらがいながらも、それに応えていく若菜。


「嫌なんだ耐えられない。喪失感がたまらない」と隆への思いを吐露する若菜。

「帰れ、大嫌いだ、帰れ」と背中を向ける若菜を抱き締め、隆は


「俺はもう自分で考えて選べて、決められる年なんだよ」


ここの隆、かわいい顔して、男らしい。


眠ってしまった隆の寝顔をつつきながら、若菜は、

「また会えるなんて…俺ってすごい念力あるのかも・・・」


なんて、若菜さん、ちょっぴり乙女。

めっちゃ隆のこと好きやんか、素直じゃないね~。


そして2人はラブラブ。



かと思いきや、一筋縄でいかないのが門地かおりなんだな~。


2作目【我慢なの】攻め=若菜視点。


隆に夢中じゃないってことを見せようと、

なぜか女性とお付き合いをはじめた若菜。

↑この思考回路自体、すでに夢中なんすけどね。

もちろん隆に邪魔され、早々にお別れ。


隆のことを考えないようにしようと思いながら、

ナチュラルに隆のことを考えてる若菜が笑える。


雨が降りそうな天気になったときには、

「そういや、降るって字と、隆って字は似てるよな~」と思ったり。


隆が友人としゃべっているときには、

「お前は…俺の事好きって言っていやがるクセして、

そうやって誰にでもアイソよくベラベラベラベラ…」と嫉妬したり。


雨が降ってきたときには、隆が濡れないように胸の中に抱きこみ、

「俺らみっちゃく~」という隆に、恥ずかしながらもよおしてしまったり。


若菜の頭の中は隆でいっぱい!


初えっちも超熱いっすよ~。

嵐で停電の中、隆から若菜に仕掛け、もんもんとした若菜は、


「もしも俺が間違っていたら、一生かけて責任取るから…っ」


と熱く、ねちこっく、隆を抱く。

大人げなく、ガツガツと。

ええ、そりゃもう、自分で使ったゴムの数に驚くほど。


さらに3作目【拝啓結婚いたしてます】

こちらは甘々、エロエロ注意報発令!

なぜかしょっぱなから2人は結婚しているというぶっ飛んだ設定。


自宅を訪れた若菜の教え子も

「先生の奥さんて可愛いっすね~」とか普通にいっちゃう。


時々しかえっちしてくれないと嘆く奥様=隆は女装して、

旦那様=若菜を誘う。

はじめはやる気のなかった若菜が、暗い過去を思い出し、

隆がいることの幸せを再確認し、めっちゃやる気になって激しく抱く、という話。


このシリーズ、とにかく甘い。

生クリームに糖度100のはちみつをぶっかけた感じ。

でも面白く読めるのは、隆の意外と小悪魔的なところや、

若菜の止まらないひとりぐるぐるがいい味出してるからかも。

門地さんの持ち味が凝縮されてる感じです。


ところで表題の「わがままキッチン」は、

隆の兄でノンケのイラストレーター・尚人と

ゲイで遊び人風だけど運命の人を夢見る熊木との話。

こっちはアダルトちっくで、2人の掛け合いがおもしろすぎます。


時代シリアスものからエロショタまで幅広く描ける門地かおりって、すごいお人。

「生徒会長に忠告」もおすすめですよ!



どうも、こんばんは。
そしてお久しぶりです。
りったんです。





最近、更新をさぼりすぎて反省しています・・・
が!!只今私的にたいへんバタバタしておりまして、当分更新が儘ならないかもしれません・・・<(_ _;)>



また、時間を見つけて更新するようにします。


とりあえず、素敵BL本に出会ったら、すぐさま更新します!!



こんばんは、ヘチマです。

まだまだ絶賛片付け中のヘチマ文庫で、

お久ぶりに再会を果たしたBL小説をご紹介します。


個人的には、ほのぼのBL小説1位、2位を争う名作!

穏やかで心温まる恋愛に飢えている方におすすめです。


『猫の遊ぶ庭』かわいゆみこ 心交社 1998年

※現在はかわい有美子として活動されています。


舞台は京都。

K大学大学院に進学したさわやか好青年の織田は、
仕送りを打ち切られ、吉田寮に入ることになった。

そこは、明治時代から残る遺物ともいえるオンボロ寮。
トイレ・キッチン共同、風呂なしと、
それまで住んでいた新築マンションとのあまりの違いに愕然とする織田。
中に住む住人達も超個性的で、毒ありまくり。でもなぜかにくめない面々。


ある時、銭湯で同じ寮に住む年上の院生、杜司(とうじ)に出会う。
白い肌に涼しげな美貌、魅入られそうな綺麗な瞳。
蒸留して作ったきれいな水だけを飲んで育ったような人だ…

と心惹かれた織田は、

唯一寮内でまともそうな杜司と親しくなろうと、部屋を訪れる。


この杜司が浮世離れしまくり。
ポイントを挙げてみますと、こんな感じかな。


●部屋がむちゃくちゃ汚い
●大学院の宇宙物理研究室で銀河形成を研究している
●独特のスローテンポでしゃべる
●寮の麻雀三天王からも恐れられている
●これまで人に興味をもったことも、恋をしたこともない


杜司の汚部屋を織田が片付けたことをきっかけに、
2人の仲は少しずつ近づいていく。
穏やかな日々を過ごすうち、徐々に距離をつめてくる織田に、
おぼこい杜司はどぎまぎ。
この日常の中での駆け引きのようなふれあいが
もどかしくて、妙に胸にくるんですわ。


そして祇園祭の宵山、酒を飲みながら織田は杜司をくどく。
翌朝、杜司と同じ布団で目覚めた半裸の織田は、
年上の愛しい人を手に入れた喜びにひたる。

しかし、実は織田は酔いつぶれて途中で寝てしまい、
杜司が織田の服を脱がしたのだった。


杜司の実家に泊まった際、
2人の間になにもなかったことを知った織田は茫然とする。
なぜ服を脱がせたのかと杜司に問うと、


「そうしたら…、君が僕との間に関係があったように思うだろう、

そう思ったから…」


ここ!めっちゃ切ないんですわ~。
杜司も織田に惹かれていたのに、
これまで恋愛をしたことがないから、自分の気持ちを自覚できず、
でも織田を離したくない、という思いからの不器用でかわいい行動なんですよ。


なのに織田はそれを理解できず、杜司と距離を置くようになっちゃうんです。


織田が部屋を訪れなくなり、会いたいという気持ちが募った杜司は、
ついに自分から織田のもとへ。


「好きなのに…、好きなのに…、
君が会いに来てくれないから…、会いに来てくれないから…」


杜司のつたない告白に、
大人びた顔をしながら、この人は驚くほど子供なのではないだろうか
と織田はやっと理解する。


「抱いてしまいますよ。
二度と逃げられないように、あなたを俺のものにしてしまいますよ」


と宣言し、織田は杜司を抱く。


この織田の力強いセリフ、最高ですな!
それまで杜司の気持ちをずっと優先してきたのに、
最後は男らしいところを見せてくれました。


なんとなく明治っぽい雰囲気のある作品で、
イラストは今市子というのがまたいいんですわ。
レトロな絵柄がマッチして、物語に深みを与えています。

1年に1回は読みたくなる、大好きな小説。


読んだ後は、ほんのり幸せな気分になること間違いなし!


ちなみに短編連作で続き「猫の遊ぶ庭~気まぐれ者達の楽園」
も出ています。こちらはカップルになった2人の

穏やかな甘い生活が描かれています。