この記事は、
「ふ~ふ~番外編(2)」(2014/07/24 15:00:00)
を復元したものです。
長引くだろうと予想していた某所での用事が、今回は早く済んだ。1本早いバスで移動できるようだ。あと2~3分早ければ、もう1本早いバスだったかもしれない。
行きのバスを降りた側には日陰が点在するので、そちらで待つことにした。バス待ちの間、その名称からはピンとこないが、この路線では某プール最寄りのバス停であることがわかった。というのは…
間もなく、行きと同じ方面のバスから、プールへ向かう人々がどっと降りてきた。バス停付近が浮き輪ふくらまし大会の会場と化した。
バス車内で半分ほどふくらましておいたのか?余裕でパンパンになるまでふ~ふ~しちゃう人もいるけれど、逆になかなかふくらまず、ほとんどペチャンコなんてことも。
すぐ横には、早くプールに入りたくてたまらない子たちとお母さんがいた。
兄妹の妹の浮き輪はこれ。
弟の浮き輪はこれ。柄違いで彼女とお揃いの形。
お姉ちゃんの浮き輪は70cm、ピンクの花柄。モデルチェンジで発売されていない。75cmのこれが近いものだろう。
お兄ちゃんの浮き輪はこれ。
お母さんも浮き輪を持っていた。ビッグ空気栓ふ~ふ~で、意外と早くふくらますことができた。
最近の定番、スイカビーチボール2個。
「お母さん、まだ?早くふくらまして!」
「おばちゃん、これも!パンパンにして!」
「もう無理!これだけで熱中症になっちゃいそう。浮き輪なしで泳ぐ?」
「いやだっ!」
「どうしました?」
「この子たちが早くふくらましてっていうけれどなかなか空気が入らなくて。それにこのポンプも壊れちゃったみたい。あきらめようかと思ってたところですよ。」
「ふーっ!って吹いちゃってよければ、ふくらましてあげますよ。」
「じゃ、ぜひお願いします!」
ふ~ふ~ふ~・・・
バス待ちの間に浮き輪5個とビーチボール2個をほぼパンパンにふくらまして渡すと、
「ありがとうございます。助かりました!」
お目当てのバスまであと5分ほどあった。小3の兄、年長組の妹とプールに行くことにしていたが、それぞれの同級生、同じ組の姉弟を一緒に連れてきたとのことだった。なるほど、そういうわけでそれぞれ同じ色の帽子をかぶっていたのか。
「それではお気をつけて…いっぱい楽しんでおいで!」
2組の小さなラブラブカップルと、兄妹のお母さんの5人は、プールへと向かった。それを見届けてから、やって来たバスに乗り込んだ。