(前日7/23からの続き)
初のテント泊で迎えたFUJI ROCK最終日7/24の朝、太陽が登って来たら自然に目が覚めるだろう(バイクツーリングでの旅のテント泊の時はそうなもので)、わりと早めに目が覚めるであろうと高を括っていたら、疲労からか、予定していた時刻より大幅に寝過ごしてしまいましたが、7:30頃目が覚め、
高原の朝を優雅に楽しむ、というところまでではなかったですが、大自然の空気の中、昨日買ってクーラーボックスで使っていたブロック氷の溶けた水で顔を洗い、歯を磨き、片付けをして、荷物を先に運んで車に積み込んでおいて、そして、氷とビールなどを買いに近くの商店まで行くも、氷が全て売り切れで、まだ本日分が入荷されていなくて、凍ったアクエリアスやジュースを氷代わりに購入し、缶コーヒーを飲み、パンをほおばって、さぁ、いざ僕たちにとって2日目、最終日となるFUJI ROCKの会場へ乗り込みました。
10:30ぐらいに、テントサイト側の入口から会場に入り、RED MARQUEEのSABANNAMANのLIVEをちら見し、午前中は特にめちゃめちやお目当てのLIVEもなかったこともあり、ゴンドラに乗って、より山の上なんぞへ、
これまた10年ぶりに行ってみました〜。
10年前の景色と今年を見比べてみると、その美しい光景は、ほとんど変わっていないことが分かります!(値段は500円値上がりしていましたが…)
乗って2分後ぐらいに撮ってるのと、11時前にこの人の多さから考えると、GREEN?いやWHITE、かなぁ?
そしてやはりこのダム湖?の水の色はいつ見てもヤバいっ!!
美しすぎて、まるで塗料のようにすら見えてしまう、ほどの天然の景色。
山頂はやはり地上の楽園的な、ピースフル感満載の自由さに溢れた場所のまんまでした〜。
下界に戻って来て、
と、この行き当たりばったりでの出会い感もFUJI ROCK FESTIVALならではの良さだよなぁと思いつつ、FUJI ROCKのほぼ全貌を見て回り、楽しむことができ、あっ、違う思い出した!そこから1番入口付近あたりにあるグッズ売場まで戻って、このFUJI ROCKに来て初でグッズを見に行くも、そらもう最終日の午後3時にもなれば、ほぼな〜んにも残っておらず、だったんですが、なんか小さな人だかり、2〜30人が集まって何かやってるなぁと思ったら、RED HOT CHILI PEPPERSの、おそらく展示していたTシャツでも買いたい人たちに向けてじゃんけん大会が行われていて、サイズが小さくてもとりあえず参加してみて2〜3回チャレンジしたんですが、見事に玉砕、負け散りました。
ってな感じで、FUJIのほぼ全てを見て回ってから、やって来ました、メインのGREEN STAGEへ!
今回のメインイベントの1つ、Ken Yokoyama、Ken BandのLIVEへと、もちろん最前ブロックへと向かったのでありました!
やっぱりKenさんは、Kenさんであり「ロックフェスはピクニックじゃない」といった、ならではな問題提起などが胸を打ち、心突き動かされ、熱くたぎり、気づけば、何度となくKenny〜、Kenさーーーん、もんげー、ずらっずらーと呼び、叫びまくっていて、そんな僕の声に一瞬気づいてニタッと失笑気味に笑い、
「なに前でグルーヴしてんの、もんげー」
と言った後に、I Won't Turn Off My RadioへとLIVEは続いていった
・・・と、勝手に思い込んでいる、はい、すいません、相当な自意識過剰なハッピー野郎でごさいます。
んん〜でもそんな気がしたんだけどなぁ〜…ってしつこい、ってか?!
ま、それはそれとして、10年ぶりにFUJI ROCKで、それも最前のモッシュピットど真ん中で見れたKen Yokoyama、Ken BandのLIVEは、その激しさ、ダイバー(本当は、アメリカとかではクラウドサーファーって言うのかな)の多さに頭、首にだいぶダメージ、あ、ダイブだけに…とか言うてみたり、オホンッ、えー、相当なダメージを受け、やられそうになりながらも、LIVEはやっぱこれだよなぁ、このカオスの中で見てこそなんだよぉとまた思わせてもらったのも、Kenさん、そして、前日のザ・クロマニヨンズのFUJI ROCKでのLIVEでした。
いやぁ、本当に心の底から楽しかった!
そして、胸打たれ、熱いものをまた貰いました!!
KenさんのLIVEは、PUNKSの精神、ロックンロールスピリッツで何かを届け、訴えかけ、次に繋いでいく感が半端なく、生き様、志を含めたLIVEで、いつもケツを蹴り上げられた気持ちにさせてもらえます!
ほんまにカッコよく、面白くて、エロくもあり、そして、何より優しいです。
愛、情、ともに深い、人間的な大きさ、懐の深さをLIVEから感じます。
そして、レッチリ、RED HOT CHILI PEPPERSです!!
その前のGREEN STAGEに登場したBEN HARPER & THE INNOCENT CRIMINALSを横の方のブロックで、座って、まったりゆったり、時にこっくりもなりながら聞き入っていたら、そこまで人も多くなかったので、いけるだろうと油断してしまい、気づいた時には入れ替わりでRED HOT CHILI PEPPERS、最前ブロックへ入れない状態、パンパンの人待ちになっていて、結局2ブロック目のど真ん中1.5列目ぐらい、まだかろうじて肉眼で表情が見えるあたりで見ることになり、ま、4人の全体像が見れるのは良かったんですが、声までは届かないゾーンということで、ちょっと意気消沈もしてしまいました。
ですが、LIVE中2時間、ほぼ両足をしっかりと着くことはできない、どちらかの足は常に浮き気味、つま先立ち状態という混沌な中でのLIVE…
結論から言うと、10年前のFUJI ROCKでのLIVEを含め、今まで見たRED HOT CHILI PEPPERSのLIVEの中では、そこまでの爆発力、絶大なグルーヴ、といったような部分は影をひそめていたような気もします。
ですが、その経て来た年輪とでもいいましょうか、シワに刻み込まれたバンドの、いや、ロックシーンの歴史とも言っていい、重み的なものを、その音、LIVEから感じるとともに、また新たな、大人になったと言えばあれかもしれませんが、そりゃ嵐の第1回FUJI ROCKから20年経っているわけですからね、音楽性のみならず、人間性も変化していくのは至極当然のことであり、音楽的、人間的にも円熟の極みへ踏み入ろうとしている、そんなLIVE
・・・であった、かと思うんですが、ただ、アンコール1曲目、ニューアルバムを締めくくる楽曲「Dreams Of A Samurai」を披露した時、音響のセッティング?などが気に入らなかったのか、やたらとアンソニーが機嫌悪そうで、マイクをステージに叩きつけ、機材をなぎ倒して、怒っていたんですが、なんとかそんな自分を鎮めるべく、ステージを右へ左へと動いて冷静さを取り戻そうと努め…ていたように見え、いや確実にそうだったと思うんですが、そうして、ラストの「Give It Away」へとなだれこんでいったあたりに、まだまだヤンチャさ残ってそうだな、レッチリ〜!なんて、逆にちょっとニヤッとなってしまったり、な自分がいたのもまた事実だったりします。
そして、SPECIAL GUEST、やはりFUJI ROCKとの繋がりが深い電気グルーヴも最後まで楽しんだら、時刻は1時前。
と、20周年のFUJI ROCK FESTIVAL参戦日記を長々と書き綴ってみたわけですが、ここまで、もし全て読んで頂けた方がいたらほんに有難いことですが、おそらく、たいしたオチも何もない稚拙なわたくしめの駄文を読んでくださっている方はそう多くはないであろうということは自分でもでも分かっており、では、なぜ書き記しているのかと言えば、それはもうほぼ自分のためであると言い切れます。
悲しいかな、人はどれだけ深く感動したり、興奮した出来事も、いつかは忘れていってしまう、いや完全に忘れることはなくても、記憶が薄れていってしまう?定め、的な生き物であり、現に僕も、10年前に初めて行ったFUJI ROCKのことを全て鮮明に覚えているか、と言われたら、ぼんやりしてきてしまっているところがあります。
ですが、10年前もそうであったように、
このように書き残しておけば、こういう機会に読み返して、あの時のオレはこんな風に感じていたのか、そうそうそんな激しいLIVEだったぁ、と懐古できるわけ、ですよねぇ。
過去を振り返ることが果たして良いことか悪いことかは、う〜ん、振り返り過ぎるのはよくないと思いますが、時には、この10周年、20周年の機会なんぞの折に、いつか読み返してみて、懐かしんだり、時の流れ、変化を感じるということも必要なことだったりもするのかなぁ・・・
なんてことまで今回のFUJI ROCKブログを書いていて、思ったりもした、なんだかノスタルジックでセンチメンタルな2016年の夏、なのでありました〜。
30周年の時は、果たしてどうしているんだろうかなぁ。
このブログを再び読み返して、また30th ANNIVERSARYのFUJI ROCK FESTIVALの感想なんて書き綴れてたらいいけどなぁ〜。