2018.10.9 @TOWER RECORDS オンライン
懐かしさと新しさが同居する、非常に珍しいタイプのアルバムではないかと、僕は個人的に特にそう思います。
というのも15年という歳月の中でオムニバスなどに収められていた楽曲や、DVDやLIVEのみで聞けた曲などが数多く収められていて、まさにTHE LIVING DEAD、葬り去られることのない楽曲たちが、オリジナルアルバムとはまた違う時空の飛び越え方をして、その時の感情を蘇させ、そして、初めて聞けた蔵出しの曲や、さらに新曲からはKen Bandの新たな魅力を受け取れる、そんな新旧の感情が入り混じるアルバムです。
中でも僕は、冬場はゲレンデにあるステーションでラジオDJとして活動しているのですが、そのシーズン毎に個人的なテーマソングをその年にリリースされた、あくまで自分好みの楽曲から勝手にもうけていて、放送1曲目は毎回必ずその曲からスタートすると決めているんですが、そのテーマソングのほとんどをKenさんの(あるいは関連する)その年リリースされた楽曲の中からチョイスしていて、アルバムがリリースされた年はもちろんその中から、そして、オムニバスに参加した曲があればその曲、といった具合にほぼ毎年、もうそれこそ15年近くともに冬を過ごしている、という感覚なので、この曲聞くと、あぁあのシーズンを思い出すなぁ、というのと、武道館に行った時の空気感やその時の気持ち、心情が曲とともに脳内に蘇ってくるような感覚になって、ちょっとなんだか胸がキュンとなったりする時もあります。
ちなみにその歴代の個人的テーマソングはというと…
2005-06 Can't Take My Eyes Of Off You / Ken Yokoyama
2006-07 My Day / Ken Yokoyama
2007-08 Go With The Flow / Ken yokoyama
2008-09 What Kind Of Love / Ken Yokoyama
2009-10 Don't Know Why / ken Yokoyama
2010-11 My Shoes / Ken Yokoyama
2011-12 FIGHTING FISTS , ANGRY SOUL / Hi-STANDARD
2012-13 This Is Your Land / Ken Yokoyama
2013-14 Ace Of Spades / BBQ CHICKENS
2014-15 Honor Is All we Know / RANCID
2015-16 Maybe Maybe / Ken Yokoyama
I Won't Turn Off My Radio / Ken Yokoyama
2016-17 TOUCH YOU / Hi-STANDARD
You Can't Hurry Love / Hi-STANDARD
2017-18 Time To Crow / Hi-STANDARD
All Generations / Hi-STANDARD
といった具合にほとんどがKenさんの楽曲で、2014-15はオムニバスなどのリリースもなく、RANCIDのニューアルバムからピックアップした思い出があるんですが、こう見るとやや異質な感もあったり?ですかね。
2015-16からは2つのステーションで喋らせてもらえることになり、それぞれにチョイスしています!
そして、2018-19シーズンの冬を迎えるわけですが、さらにこのセルフコンピレーションアルバムの中から、或いは6月にリリースされたNAMBA69とのスプリットCD「Ken Yokoyama VS NAMBA69」から、今シーズンの個人的なテーマソングを勝手に選定し、2018-19シーズンの思い出を曲とともに刻み込んでいきたいと思っています。
いつの日かまた現場でお会いしてお話できることを信じて、突き進んでいこうと誓う秋の日々、なのであります。