超・超・超・秘密だった

 

中国工場の下請け・OEMなどの暴露をはじめ、

 

世界的なインフレ、

 

インターネットなどによる情報などで、

 

お利巧になった消費者、

 

”とんがったファッション・ヴィクティム”さん達や、

 

”流行先取りインフルエンサーたちなど”

 

今までの、通常の、皆が知っている、

 

皆が所持している、

 

物の等からの「脱皮」と

 

「人より半歩も一歩も、先を提示しなくてはならない」

 

など等と思っている人達や、

 

もう”飽きた”、とか、

 

もう、「うんざりだ!」

 

そのうえ、トランプ関税など、

 

今後、この先、

 

どうやって、

 

PRやマーケティングはもとより、

 

どの分野に参入し、

 

拡大し、

 

M&A

 

などなど、

 

ありとあらゆる手段と戦略を練って、

 

高級ブランド企業はどこへ向かっているのか。

 

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FEATURE-LUXURY-BRAND

 

 

ラグジュアリーの未来は

 

「時間」だ!

 

 

業績が低迷する高級ブランド各社が相次いで参入する「新たな産業」

 

ブルームバーグ(米国)ほか

 

COURRiER Japon

 

 

 

 

 

 

世界的なインフレで

 

高級ブランド品への消費が滞るなか、ブランド各社は相次いで、新しい分野に目を向けている。

 

高級ブランド企業はどこへ向かっているのか

 

 

 

 

「時間」を買う、新たなラグジュアリー


高級ブランドを扱うラグジュアリー市場は、インフレや消費者心理の変化から成長が鈍化している。世界のラグジュアリー市場は2023年に前年比2%の減少を記録。特に中国やZ世代の需要低迷が影響している。

高級ブランドの商品は売れない一方で、ラグジュアリーホスピタリティは前年比4%増、美食・高級レストランは8%増、さらにヨットやプライベートジェットの利用は13%の増加となった。消費者は「物」ではなく、「体験」にお金を使う傾向が強まっていると米メディア「CNBC」は報じている。

そんななか、フランスの高級ブランドLVMHが、ラグジュアリー業界における旅行事業の拡大を加速させている。7月、LVMHのプライベート・エクイティ部門であるLキャタルトンは、米国のプライベートジェット会社「フレックスジェット(Flexjet)」の株式20%を8億ドル(約1200億円)で取得する大型投資を発表した。
 

これに加え、LVMHは2018年に32億ドル(約4800億円)で買収した高級ホテルグループ「ベルモンド(Belmond)」を筆頭に、ブルガリといった高級ホテルやリゾートブランドも拡充してきた。ブランド力を活かし、空と陸でシームレスに高級体験を提供する狙いだとCNBCは報じる

 

 

 

 

業績が低迷する高級ブランド各社が相次いで参入する「新たな産業」 | クーリエ・ジャポン

1位は「ニコン・富士通・IBM…社員の自律と交流を促す新本社6選」

谷川 博

 

日経クロステック

 

1位は「ニコン・富士通・IBM…社員の自律と交流を促す新本社6選」 | 日経クロステック(xTECH)

 

 

日経クロステック建築面で、過去に公開したニュースをランキング形式でご紹介します。2024年7月28日~8月3日に読まれた記事の1位~10位を25年7月31日~8月6日に無料で読めるようにしました。

 

 

 

大企業で新本社を開設する動きが相次いでいます。背景には、新型コロナウイルス禍を経た働き方の変化があります。コロナ禍で在宅勤務が常態化し、オフィスで働くことの意味が問われるようになったのです。

 

 

 新本社を開設した企業の多くは、オフィスをコミュニケーションの場と位置付け、施設計画に工夫を凝らしています。

 

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例えば、

 

東京・西大井に新本社を新築したニコンは、

 

避難階段とは別に設けた大階段に作業スペースを確保。

 

多くの社員が行き交う動線に働ける場所を用意し、

 

社員同士の交流を促します。

 

 

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 川崎市内への本社機能の移転を進める富士通は、

 

それぞれのチームに適した場所や方法でコミュニケーションが取れればいいと判断。

各人が固定席を持たないフリーアドレスを導入しました。

 

 

 

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 東京・虎ノ門に本社を移転した日本IBMは、

 

社員だけでなく社長や役員にもフリーアドレスを拡大。

役職や組織にとらわれず、自由に議論できる職場づくりを目指しています。

 

 

 その日の気分や作業に応じて、

自律的に働く場所を選び、

最も効率の良い働き方をする──。

 

コロナ禍を経て、

そう考える社員が増えています。

 

ただし、社員がそうした働き方を実現するには、

会社から信頼されなければなりません。

 

 

 富士通では「自律と信頼」が新しいカルチャーになったといいます。

そして、それを体現しているのが新本社です。

 

オフィスは詰まるところ企業文化の象徴です。

日経クロステックで掲載している最近の主な類似記事をまとめました

 

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1位

ニコン・富士通・IBM…社員の自律と交流を促す新本社6選

 

 

 

 

 ニコン、富士通、日本IBMなど、大企業で新本社を開設する動きが相次いでいる。背景には、新型コロナウイルス禍を経た働き方の変化がある。企業文化を象徴するオフィスの在り方について、日経クロステックで掲載...

2024/08/02

 

 

 

 

 

 

2位

ニコンが400億円投じた新本社、全長150mの巨大施設に3000人勤務

 

 

 ニコンが約400億円を投じた東京都品川区西大井の新本社が完成し、

2024年7月29日に業務を開始する。新本社は新築した「本社/イノベーションセンター」と、既存の自社施設を改修した「イーストサイト」「...

2024/07/26

 

 

 

 

 

 

 

3位

「耐水害住宅」水路で実大実験

 毎年のように発生する豪雨災害。対策技術の確立を目指し、2024年6月27日、北海道幕別町で「耐水害住宅」の実大実験が行われた。建物に作用する水の威力を、現実の洪水に限りなく近いかたちで計測する狙いが...

2024/07/25

 

 

 

 

 

4位

クリエイト礼文の大臣認定不適合は2825棟に影響、是正工事完了は26年9月を目指す

 

 

 

 クリエイト礼文(山形市)は2023年12月に明らかにした外壁の国土交通大臣認定不適合の問題について、対象物件の調査と是正工事の進捗状況を24年7月12日に公表した。対象の2825棟のうち537棟の是...

2024/07/31

 

 

 

 

 

5位

新国立競技場問題で対峙した内藤廣氏、「槇さんと改めて議論したかった」

 2024年6月6日に死去した槇文彦氏は、13年に東京五輪のメインスタジアムとして計画されていた「新国立競技場」に異論を唱え、社会の注目を集めた。同競技場の国際デザイン・コンクールの審査委員として、槇...

2024/07/29

 

 

 

 

 

 

6位

世界貿易センタービル建て替えで27年開業、高層部に日本初の「ラッフルズ東京」

 世界貿易センタービルディングと鹿島、東京モノレール、JR東日本が推進する「世界貿易センタービルディング本館・ターミナル」の建て替えプロジェクトが2027年に一部開業する。日本初進出の最高級ホテル「ラ...

2024/07/31

 

 

 

 

 

7位

パソナの万博「アンモナイト館」、巻き貝や化石をスキャンしたらせん施設は移築前提

 

 パソナグループの大阪・関西万博パビリオンは、らせん形状をした「アンモナイト棟」と「巻き貝棟」で構成する。渦巻きや貝殻に見立てた鉄骨架構に膜材を張り付ける。

2024/07/29

 

 

 

 

 

8位

高級和風住宅の欠陥巡る事件録、木材の節は「瑕疵」認める判決

 

 高級和風住宅の欠陥を巡る訴訟で、裁判所が内装の意匠部分にまで踏み込んで「瑕疵(かし)」を認定した事件の記録。「無節無欠点」の良質な木材が減り、「木材に節があるのは当然」という考え方が一般的になった。...

2024/07/31

 

 

 

 

 

9位

万博「大阪パビリオン」は鳥の巣で再生表現、透明なETFE膜の屋根に水の流れ

 

 大阪・関西万博で大阪府・市などが出展する「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」。地元・大阪が出展するパビリオンで、夢洲駅に近い目立つ位置にできる。訪れた人を最初に出迎えるパビリ...

2024/07/30

 

 

 

 

10位

文化財「土浦邸」を東京・南青山のビル足元に移築、2024年9月から一般公開

 

 

 

 日本のモダニズムを代表する建築家・土浦亀城(1897~1996年)が妻の信子(1900~98年)と設計し、1935年に竣工した自邸「土浦邸」。東京都品川区上大崎に立っていたこの住宅を、化粧品大手ポー...

2024/08/02

 

 

デノンHiFiサウンドが1万円台で手に入る

お得、しかも高評価! VGP「企画賞&金賞」W受賞の“音質特化”イヤホン、デノン「AH-C840NCW」「AH-C500W」を聴く

2025/07/30 

 

 

 

海上 忍

 

 

 

 

お得、しかも高評価! VGP「企画賞&金賞」W受賞の“音質特化”イヤホン、デノン「AH-C840NCW」「AH-C500W」を聴く - PHILE WEB

 

 

デノンのHiFiサウンドの入門機となる一切妥協のない音質特化イヤホンが誕生。この音が1万円台で買えるならお得です!

まるで有線のような端正な楽器の描写

イヤホンの用途といえば音楽鑑賞ですが、それだけではありません。スマートフォンとの組み合わせが前提となった現在では、周囲を気にせずゲームやネット動画を楽しみたい、ノイズを遮断して読書に耽りたい、といったプライベートタイムを充実させるための必須アイテムとなっています。見方を変えれば、いいイヤホンと巡り会えれば自由時間の可能性がより広がるのです。

今春デノンから発売された2つのイヤホン、「AH-C840NCW」と「AH-C500W」。同時期の発売なだけにいくつかの共通項があり、兄弟機とでもいえるような関係ですが、どちらも負けず劣らず個性的。どれほど自由時間の可能性を広げてくれるのか、まずは両機の共通項点と相違点について紹介してみましょう。

AH-C840NCW

両機の共通項にして最大の特長は、「12mmバイオセルロース・ドライバー」です。デノンが誇るフラグシップヘッドホン「AH-D9200」の振動板で初採用したバイオセルロース素材を、完全ワイヤレスイヤホン用に最適化しました。さらに、動きを妨げずスムーズに振幅できるよう振動板の外周を柔らかい素材で支える「フリーエッジ」も採用と、いわばAH-D9200のエッセンスを惜しげもなく投入した形です。

AH-C500W

この振動板素材とエッジの技術は、イヤホンの音にとって非常に重要な役割を果たします。一般的に、振動板には硬さと軽さが求められますが、ナノファイバーとパルプを混合したというAH-D9200で実績のあるバイオセルロース素材はその点申し分ありません。同じく実績あるフリーエッジもあわせて採用とあれば、安心感とともに期待が高まります。

両機とも搭載ドライバーは共通で、12mm口径の「バイオセルロース・フリーエッジ・ドライバー」を搭載。フリーエッジは2007年に発売したヘッドホンで初採用された構造で、その後フラグシップモデル「AH-D9200」でバイオセルロースを採用するなど、デノンが長年研鑽を積む技術です

AH-C840NCWとAH-C500Wの相違点の1つは、その形状です。AH-C840NCWはカナル型、AH-C500Wはインナーイヤー型と、同じドライバーを搭載していても構造は別、もちろん音のキャラクターも違ってきます。

耳の形状は千差万別。そのため、装着性が選べるようにカナル型とインナーイヤー型を用意。特にインナーイヤー型は低音が不足しがちですが、チューニングでブーストするのではなく、装着性を向上させることでデノンは改善。そのため形状の吟味は何度も試作を重ねたそうです

もう1つの違いは、アクティブノイズキャンセリング(ANC)にAH-C840NCWは対応するけれどAH-C500Wは非対応という点です。耳孔に密着するカナル型のほうが外音の影響が少ないぶんノイズキャンセリング向きで、耳孔を塞がないインナーイヤー型は聴き疲れにくく長時間リスニング向き、とイヤホンとしての用途が変わってきます。

音質レビュー:両モデルの共通点は?違いは?

「AH-C840NCW」と「AH-C500W」は、ANC対応などの機能差はあるものの、同じ設計のドライバーを搭載するだけに、音にも共通項があります。しかし、カナル型/インナーイヤー型と構造が大きく異なるだけに、印象が異なる部分があることもまた事実です。

両機で同じ楽曲を聴き最初に気付いたのは、音の輪郭の精緻さです。菊地雅章「黒いオルフェ~東京ソロ2012」は、東京文化会館小ホールで録音されたライブ音源でありながら、これぞECMレーベルの音という仕上がりで、彼の繊細なピアノタッチとサスティーンの微妙な加減が味わいどころの作品ですが、両機が描き出す音の輪郭と残響感は酷似しています。

その精緻さはギター中心のアルバムでも存分に発揮されます。ドミニク・ミラーの「アブサン」は、ナイロン弦ギターによる柔和でありつつも端正なアルペジオは耳に心地よく、音の表情が伝わります。音の立ち上がり/立ち下がりもスピーディーで、バンドネオンやドラムといった楽器との位置関係もわかりやすく、完全ワイヤレスイヤホンで聴いていることを一瞬忘れてしまうほどです。

違いを感じたのは、ドラムやベースなど低音成分多めの楽器です。スネアアタックでいうと、AH-C840NCWはドンッ、ドムッ、と促音で表現したくなる低域の量感をたたえていますが、それに比べるとAH-C500Wはあっさり。一方、ステージの広がりやハーモニクスの伸びやかさという点では、AH-C500Wのほうがより自然な印象です。カナル型かインナーイヤー型かという構造の違いに起因する部分ですが、ここは音楽の好みとイヤホンの用途が決める事項といえるでしょう。

両機のキャラクターの違いは、ANC対応の有無によるところもあります。AH-C840NCWに用意されるANCは、フィードフォワード+フィードバックのハイブリッド方式、しかも周囲のノイズレベルに応じて効きが変化する適応型です。

室内で試したところ、静かな寝室ではさほど効果を感じなかったものの、換気扇付近に歩み寄るとノイズ低減レベルが上昇したのか、ふだんの「ゴォー」が「シュオー」に変化しました。外出時に地下鉄でも試しましたが、走行時の「ガタンゴトン」が「コトッコトッ」に変化、過度にボリュームを上げなくても音楽を楽しめるようになり、ストレスレベルも大幅に低下しました。再生する音の印象はANCのオン/オフでほぼ変わらず、そのようなチューニングの点でも老舗オーディオメーカーらしさを感じさせてくれます。

なお、AH-C840NCWにはS/M/Lの3サイズに傘がやや長い「Long S」をくわえた計4サイズのイヤーピースが付属しています。素材は医療用グレードのシリコンで着け心地はソフト、2時間ほど着けたままでも装着疲れを感じることはありませんでした。

軸がぶれない「デノンの音作り」

この2つのイヤホンを交互に使い続けるとわかりますが、構造は変われどデノンの音作りの姿勢は一貫しています。ANC機能を搭載するためのカナル型、よりリラックスして音楽を楽しむためのインナーイヤー型とキャラクターを分けてはいるものの、同じドライバーを搭載するなど、根本的な音作りの方向性に違いはありません。

その方向性とは、「Vivid & Spacious」。音の表情を色彩豊かに生き生きと、音の位置関係や空間をありのままに表現するというデノンが掲げるフィロソフィーです。自由時間の可能性を広げてくれる伴走者には、このようなぶれない軸が求められるのかもしれません。

(提供:ディーアンドエムホールディングス

 

 

 

94~95%エアコンのない欧州を襲った猛暑

 

ECO議論が、主流を占めていた西ヨーロッパ。

 

赤ちゃん、

 

幼児、

 

小学生低学年、

 

年齢に関係なく、エアコンが99%ない学校校舎と教室

 

老人ホーム、

 

多くの病院などの施設など、

 

数日ならともかくも、

 

2か月のうち、

 

相当の碑が、猛暑、真夏日ですと、

 

勉強も、

 

仕事も、

 

外での遊びも、

 

などなど、

 

結果として、熱中症など、関連症状で、

 

病院に運ばれる人、

 

救急車を呼ぶ人

 

医療施設に、かかわらないで、そのまま、なくなってしまう人々、

 

ありとあらゆる、大問題―ーーーニュー・大災害、大天災、大エネルギー問題、

 

が、各国政府の議論の的です。

 

物価が安く、食べ物なども、おいしく、

 

以前は、

 

ドイツ人などの引退場所としても人気だった、、

 

のんびりした国・ポルトガル、

 

何と、46度を記録いたしました。

 

 

 

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マンハッタン居住の裕福な、ユ***

 

老夫婦の間で、

 

ずうっと前から、未だに、(世界8大不思議の、--‐-~~~???!!!)

 

引退先で人気の、マイアミ。

 

日本以上に、湿度が、高く、猛暑のマイアミ。

 

トウキョウの方が、よっぽど、過ごしやすいですが、

 

まあ、長い人生で、

 

どんより暗く、

 

どこの馬の骨かもしれない人々の人種のサラダボウルで、

 

暮らしてくると、

 

マンハッタンや、NYが、

 

飽きてきたのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

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エアコンのない生活に限界を感じる人も

 
 

猛暑の欧州で議論が白熱 

 

エアコンは

 

「必需品か、

 

悪い解決策か

 
 
 

フランスでは6月、今年初の熱波に見舞われ、特に西部では記録的な気温更新が相次いだ Photo by Alain Pitton / NurPhoto / Getty Images

 

 

ウォール・ストリート・ジャーナル(米国)

 

Text by Matthew Dalton

 

猛暑の欧州、エアコン巡る政治論争熱く


欧州では夏の気温上昇を受けてエアコンに対する抵抗感が和らいでおり、米国のようにどこにでもエアコンを設置することの是非を巡って新たな政治論争が巻き起こっている。

西欧では6月から7月にかけて熱波が到来し、家電店はエアコンを買い求める人であふれた。厳しい暑さが訪れるのは例年よりも早く、欧州で人々が一斉に夏のバカンスを取る前の時期となった。

猛暑は、人口が集中する都市部の脆弱(ぜいじゃく)性も浮き彫りにしている。フランスでは冷房設備がないために1000校を超える学校が部分的あるいは全面的に休校となった。
 

欧州全体で冷房設備が大幅に不足しているのは政府のせいだとして、右派の政治家からは非難の声が上がる。フランスの極右政党、国民連合(RN)を率いるマリーヌ・ルペン氏は、学校や病院などの施設にエアコンを設置する大規模な取り組みを提案した

 

猛暑の欧州で議論が白熱 エアコンは「必需品か、悪い解決策か」 | クーリエ・ジャポン

大谷翔平 また快挙!105試合で100得点到達は球団では95年ぶり快挙 7月に大台到達は31年ぶり

スポーツニッポン

 

大谷翔平 また快挙!105試合で100得点到達は球団では95年ぶり快挙 7月に大台到達は31年ぶり

 

 

7回、今季100得点を達成し、ベンチでナインから迎えられるドジャース・大谷(AP)© (C) スポーツニッポン新聞社

 

 

 

 ◇ナ・リーグ ドジャース5ー2レッズ(2025年7月28日 シンシナティ)

 

 

 

 

 ドジャースの大谷翔平投手(31)が28日(日本時間29日)、敵地でのレッズ戦に「2番・DH」で先発出場。2打席凡退して迎えた第3打席は今季最長タイ9戦連続安打とする決勝2点適時二塁打を放った。四球で出塁した7回は両リーグトップを更新する今季100得点目のホームを踏んだ。8月までに100得点を達成するのは1994年のフランク・トーマス(ホワイトソックス)以来31年ぶりの快挙となった。大谷の決勝打で7回4安打1失点と好投した山本由伸投手(26)が今季9勝目を挙げ、チームは連敗を2で止めた

 

 

 

 

試合後、ラジオ局の取材に応じた大谷は、今季100得点に到達したことにも言及。得点が多いのはチームワークだと思うが、どう感じているかと問われると「1番を打っていたおかげで得点が増えているのかなと思う。今回は2番に入って逆に打点のチャンスが増えると思う。それにプラスして最後の2打席みたいにしっかり四球を取れるところは取って出塁できればチーム的には大きいのかなと思います」と話した。

 

 

 山本由伸が4回まで1失点と好投して迎えた1―1の5回1死一、三塁の第3打席。1ストライクから右腕バーンズの99.4マイル(約160.0キロ)速球を完璧に捉えると、打球速度110.7マイル(約178.2キロ)の打球はあっという間に右中間で弾み、一塁走者のベッツも生還して山本に2点をプレゼントした。二塁塁上ではレッズの遊撃デラクルスとおなじみの談笑を行う場面もあった。

 

 

 3―1の7回の第4打席は四球。無死一、二塁と好機を広げると、3番T・ヘルナンデスの適時打を演出。さらにフリーマンの適時打で大谷も生還し、今季100得点目のホームを踏んだ。8月までに100得点を達成するのは1994年のフランク・トーマス(ホワイトソックス)以来31年ぶりの快挙となった。

 

 

 また、大谷にとっては105試合目(チームは107試合目)の出場で100得点に到達。ドジャースの選手として105試合で100得点に到達したのは、1930年のベーブ・ハーマン(103得点)以来95年ぶりの快挙となった

 

 

大谷翔平 また快挙!105試合で100得点到達は球団では95年ぶり快挙 7月に大台到達は31年ぶり

 

坂倉準三の名建築「旧上野市庁舎」が再生、ホテルや観光案内所が先行オープン

中東 壮史

 

日経クロステック/日経アーキテクチュア

 

 

 

坂倉準三の名建築「旧上野市庁舎」が再生、ホテルや観光案内所が先行オープン | 日経クロステック(xTECH)

 

 

三重県伊賀市の中心市街地内に立つ「旧上野市庁舎」(坂倉準三設計、1964年竣工)が、公共図書館とホテルを主軸とする観光拠点施設「旧上野市庁舎 SAKAKURA BASE」へ生まれ変わった。2025年7月19日に観光案内所や物販、カフェが開業し、同月21日にはホテル「泊船(はくせん)」が開業した。残る伊賀市中央図書館は26年4月の開業を予定している。

 

 

 

「旧上野市庁舎SAKAKURA BASE」を東側から望む(写真:日経クロステック)

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 SAKAKURA BASEは、伊賀市がPFI(民間資金を活用した社会資本整備)事業の一環で整備したものだ。事業名称は「伊賀市にぎわい忍者回廊整備」。旧庁舎の改修と、25年8月27日に同市内で開業予定の「伊賀流忍者体験施設」の整備を核に、街の活性化を目指す事業である。

 

 市が22年に公募型プロポーザルを実施して特定した事業者は、人材派遣会社のヒト・コミュニケーションズを代表企業とする「伊賀マネジメントグループ」だ。設計事務所のMARU。architecture(マル・アーキテクチャ、東京・台東)が構成員に名を連ねる。

 

 

 

 

外観ではコンクリート打ち放しの列柱が目を引く(写真:日経クロステック)

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 SAKAKURA BASEは地下1階・地上2階建てで、延べ面積は約6070m2

 

 

断面形状には緩い斜面地を生かしたスキップフロアを採用しており、1階には一段高い中2階がある。先行してオープンした観光案内所やカフェ、物販、ホテルの受付はこの中2階にある。ホテルの客室は2階だ。1階と中2階の大半を占める図書館には、26年2月ごろから本棚に本が入り始め、同年4月の開業に備える。

 

 

 

2025年7月19日に先行オープンした物販施設「伊賀百貨 Souvenir Shop」。伊賀の伝統工芸や特産品などを販売している(写真:日経クロステック)

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25年7月19日に先行オープンしたカフェ「CROSS CAFE」。地元の会社が運営する(写真:日経クロステック)

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 2階に入るホテルは全19室の客室から成る小規模高級ホテルだ。中庭状の屋上庭園を共用廊下がぐるりと囲み、廊下の外側に客室が並ぶ。運営は船谷ホールディングスグループ(三重県伊勢市)が手掛ける。同グループの構成企業である船谷建設(同)はPFI事業者の構成員で、施工も手掛けた。

 

 

 

 

 

25年7月21日に開業したホテル「泊船」の受付。中2階のエントランスを入るとすぐ目の前にある(写真:日経クロステック)

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ホテルへは中2階北側に新設した階段でアプローチする(写真:日経クロステック

 

 

 

 

 

 

日本人が知らない 外国人労働者のひみつ

 
 

日本は「永住権」が取りやすい国? 円安でも外国人が働きに来る理由

 
 

Image photo by Getty Images

 

クーリエ・ジャポン

Text by Daisuke Nakamura

 

 

 

人口減少と国内市場の縮小から、外国人材との共生が避けて通れない時代になった。だが、言葉も文化も異なる人と生きるのは「きれいごと」ばかりじゃない。人材マッチングを手掛ける中村大介の著作

 

 

「日本人が知らない外国人労働者のひみつ」
 

 

 

では、混乱する現場のリアルな姿や、外国人労働者との共生のコツを「忖度ナシ」で紹介している。

抜粋連載第4回は、外国人労働者から見た、日本における永住権について。

 

 

円安でも外国人材が増え続ける理由


ここまでの話で、「正直なところ、外国人材にネガティブな印象を持ってしまった」という人もいるだろう。「面倒なことになりそうだから、なるべく関わりたくないな」と思ったかもしれない。

だが、外国人材に頼らずには日本経済は成り立たない。これは断言していい。そして、政府はそれをわかっているから、ますます「外国人材ウェルカム」な姿勢になっている。

とはいえ、円安が加速するなかで、日本の地位はこれまで以上に低下している。

海外で働こうとするアジア人の間でも、韓国やオーストラリアのほうがはるかに人気がある。日本人がワーキングホリデーでオーストラリアに行くと、それなりの貯金ができるという時代だ。お金を稼ぐだけなら、日本に来るのはいい選択ではない。
 
 

大谷翔平決勝打「素晴らしかった」 7回1失点で9勝目の好投・山本由伸に感謝

報知新聞社

 

 

大谷翔平決勝打「素晴らしかった」 7回1失点で9勝目の好投・山本由伸に感謝

 

 

5回に勝ち越し打を放ったドジャース・大谷翔平(AP)© スポーツ報知/報知新聞社

 

 

 

 

 

◆米大リーグ

 

 レッズ2―5ドジャース(28日、米オハイオ州シンシナティ=グレートアメリカンボールパーク)

 

 

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が28日(日本時間29日)、敵地・レッズ戦に「2番・指名打者」でフル出場し、5回の3打席目に決勝打となる勝ち越しの2点適時二塁打を放つなど3打数1安打2打点、2四球だった。先発した山本由伸投手(26)は、7回101球を投げ、4安打1失点、9奪三振の好投を見せて後半戦初勝利となる9勝目(7敗)をつかんだ。

 

 

 

 大谷は山本の快投に「素晴らしかったですね。長い回を投げてくれたのがチーム的に大きかったと思いますし、最少失点でずっと投げ続けて頑張ってくれたのは、すごく大きかったと思います」と感謝。両リーグ最速で100得点に達したことについては「1番を打っていたので、そのおかげで得点は増えていると思う。今回2番に入って、逆に今度は打点のチャンスが増えると思うので、それにプラスして、最後の2打席みたいにしっかりフォアボールをとってしっかり出塁できれば、チーム的には大きいのかなと思います」と振り返った

 

 

 

大谷の一打で山本の9勝目をたぐり寄せた。1―1の5回1死一、三塁の3打席目。先発右腕・バーンズの甘く入った99・4マイル(約160・0キロ)の直球を中堅右にはじき返し、打球速度110・7マイル(約178・2キロ)という強烈な当たりで勝ち越しの2点適時二塁打となった。

 山本は初回こそ1点を失ったが2回以降は無失点投球。4回以降は安打すら浴びず、空振り21は、メジャー移籍後自己最多だった。最速96・2マイル(約153・8キロ)の直球を軸に、スプリット、カーブ、ツーシームなど多彩な変化球を効果的に使ってレッズ打線を手玉に取った

 

 

豊橋の230億円アリーナ建設で住民投票「賛成多数」、市長公約の中止から事業継続へ

小山 航

 

日経クロステック/日経アーキテクチュア

 

 

豊橋の230億円アリーナ建設で住民投票「賛成多数」、市長公約の中止から事業継続へ | 日経クロステック(xTECH)

 

 

 新しいアリーナを含む多目的屋内施設の建設や運営に関する事業を巡り、愛知県豊橋市で「中止」か「継続」かを問う住民投票が2025年7月20日に投開票された。事業継続に対して賛成が10万6157票と、反対の8万1654票を2万票以上も上回る結果となり、一時中止としていた新アリーナ建設が再び動き出す見通しとなった。

 豊橋市の長坂尚登市長は、市のウェブサイトを通じてコメントを発表。「市民による選択として重く受け止め、尊重する。今後の対応はできるだけ早く報告させていただく」とした。25年7月22日には市文化・スポーツ部に対し、速やかに事業再開に向けて準備を進めるよう指示をしたという。

 

 

 

 

多目的屋内施設の外観イメージ。事業者が提案した施設の規模は地上3階建てで、延べ面積は2万1000m2ほど(出所:スターツコーポレーション)

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 市は24年9月にPFI法(民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律)に基づく特定事業契約を、事業者である豊橋ネクストパーク(愛知県豊橋市)と締結。事業者は現場事務所や仮囲いの設置を始めていた。ところが同年11月の市長選挙で事業の中止を公約に掲げた長坂氏が初当選。事業者との契約解除に向けた手続きに入るよう、指示していた経緯がある。これに市議会が反発していた。

 新アリーナの建設計画は、市の中心部にある「豊橋公園」の東側でアリーナを含む多目的屋内施設を整備するものだ。老朽化した広場や園路など、公園基盤の再整備も含む。プロスポーツや音楽ライブ興行といった多目的な利用を想定する施設を目指していた。総事業費は約230億円だ。

 新アリーナは、プロバスケットボール男子B1リーグの「三遠ネオフェニックス」がホームとして利用する予定になっている。同チームの運営会社で、豊橋市に本社を構えるフェニックスは25年7月21日、ウェブサイトで「(事業について)住民投票の結果を受け、改めて議論が重ねられていくものと考える。丁寧に見守る」とコメントを発表した。

 市は今後、開業時期のスケジュール見直しや、一時中止期間中に事業者が負担した仮設資材のリース代金の精算など、事業の再開に向けた準備を急ぐ。市文化・スポーツ部スポーツ施設再編室は、「住民投票では反対票も少なくなかった。事業について市民の理解度を高める取り組みも考える必要がある」と話す。

 

 

 

 

 

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豊橋市の新アリーナ建設計画が暗礁に、事業者に契約解除を申し入れ

 

 愛知県豊橋市が前市長の下で推進してきたアリーナの建設計画が、暗礁に乗り上げている。同市は2024年11月22日、PFI法に基づく特定事業契約の解除を、事業者である豊橋ネクストパーク(愛知県豊橋市)に...

2024/12/04

 

TAD、革新の追求。

クラスD搭載の最新パワーアンプ

「TAD-M2500TX」、

強靭な駆動力の真価を聴く

2025/07/25   

 

山之内 正

 

 

 

最高の音質を目指したハイエンドオーディオ「Reference」と、革新的な技術を取り入れた「Evolution」の2つのシリーズを展開するTAD。4月に発売された「TAD-M2500TX」は、Evolutionシリーズ「TAD-M2500MK2」の後継機となる新パワーアンプである。そのサウンドを山之内 正氏が解説する。

TAD パワーアンプ「TAD-M2500TX-S」(価格:3,520,000円/税込)
 

高効率なクラスDアンプを採用、著しく進化した中核機

現代のスピーカーは大出力アンプで駆動することを前提に設計する例が多く、アンプへの要求は高くなる一方だ。

もちろんそれが悪いというわけではない。能率が多少下がったとしても、トランジェントや歪み、指向性などの諸特性を改善する方がスピーカーの本質的な音質改善につながる。これまでスピーカーとアンプは刺激し合いながら性能の絶対値を上げてきたわけだし、おそらく今後もそれが続くだろう。スピーカーの潜在能力を引き出したいなら、できるだけ駆動力の高い優秀なアンプを選ぶのが正解なのだ。

TADのラインナップにはリファレンスとエボリューション、どちらのシリーズにも強靭なパワーアンプが存在する。前者のモノラルアンプ「M700」は700W(4Ω)、後者の「M1000TX」は500W(4Ω)もの大出力を実現しているが、相対的に小ぶりな後者が500Wに達しているのは高効率なクラスDアンプを採用しているためだ。無駄に熱を出さなければ消費電力も少ないわけで、革新性を重視するエボリューションシリーズに相応しいアプローチだ。

入力端子はRCAとXLR各1系統で、右上のスイッチで切り替える。スピーカー出力端子は1系統。端子のレイアウトからも左右対称性を重視していることがうかがえる

そのM1000TXの上位モデル、M2500TXが4月に登場した。前作M2500 MK2の発売からちょうど10年という節目の年ということもあるのか、今回のモデルチェンジは進化が著しい。フラグシップとM1000TXの間を埋めるというラインナップ戦略的にも重要な位置付けとなる。

回路の正負と左右chの対称性をさらに突き詰めた

電源トランスのトロイダルコア断面の形状をスクエア型からリング型に変えたり、新デザインのアルミ削り出しシャーシの採用で放熱性能を高めるなどの手法により、出力は500Wから550Wに向上。ヒートシンクを使わずシャーシで放熱する構造はクラスDアンプの効率の高さがなければ実現できないものだけに、構造の吟味には需要な意味があるのだ。

本機は「正負左右」の対称性を追求した回路構成やレイアウトが採用されている

上下2分割構造のシャーシそれぞれを90kgのアルミブロックから精密に削り出すことで接合部をなくし、共振を極限まで低減するとともに、グランド電位のさらなる安定化も実現したという。

昨年発売のM1000TXにも採用した電源トランスのリング型コアは、巻き線とコア間の隙間がなく、漏洩磁束と振動も大幅に抑えることができる。アンプ回路初段は完全な新設計で、バランス増幅回路の正負と左右チャンネルの対称性をさらに突き詰めたことが改善の要だ。

接合部がない新デザインのアルミ削り出しシャーシを採用し、対称性の基準となるアースポイントのさらなる低インピーダンス化を実現している

そのほかにもシールド構造の変更で電気信号の反射を抑えてノイズをさらに低減したり、リファレンスシリーズと同じ大型出力ターミナルを導入するなど、音を左右する部分に重要な見直しを実施。制御系トランスもEI型からRコアに変更された。

クラスDの出力段は電力損失の極めて小さいパワーMOS FETを採用したシンプルなシングル構成。アルミ削り出しシャーシの放熱構造により、余裕をもってハイパワーをドライブする高い出力性能を備えている

そうした一見地味に見える改善を着実に積み重ね、音をていねいに追い込むことでさらに表現力を高める手法に、スピーカーにも共通するTADならではのこだわりを見出すことができる。機能面ではバイアンプ接続に対応したことが新しい。

1kVAクラスの大容量トロイダル型電源トランスを新たに採用。引き出し線との接点を極力削減し高純度化を追求するとともに、直出し線のターミナル、基板マウントターミナル、締結ビスに非磁性のメッキと無酸素銅(OFC)を採用し、磁性歪みの排除が図られている

音質レビュー:発音の速さとトゥッティの瞬発力を鮮烈に引き出す

試聴室のレファレンスシステムにM2500TXを組み込み、CD/SACDを用いて再生音を確認した。スピーカーはB&W「802 D4」である。

消え入るような最弱音から曲が始まるシベリウスのバイオリン協奏曲を聴くと、さざ波のような高弦のトレモロと独奏バイオリンいずれも音がかすれず、一音一音に芯があり、小さい音でも楽器の胴体が確実に響いていることが分かる。

そこから次第に楽器が増えて音量が上がると、強弱のダイナミックレンジが想像していたよりも一段と広いことに気付く。導入部のピアニシモがあまりに繊細だったので、フォルティッシモがここまで大きくなるとは予想できなかったのだ。ティンパニの瞬発力が強靭でトゥッティがマッシブなので、いっそう音圧の大きさを実感させる。

同じくSACDでさらに大編成のオーケストラも聴いてみよう。バルトークの『管弦楽のための協奏曲』の終曲、全員がクライマックスに向けてクレッシェンドを持続させる点はシベリウスと似ているが、こちらは各パートの複雑な動きが重なり、音数が圧倒的に多い。それを混濁なく再現できるかどうか、パワーアンプが重要な役割を担う。

M2500TXは特にティンパニとコントラバスの低音を骨太に再生し、しかも余分な音を残さず、一音一音が正確に減衰する。吠えるような荒々しいホルンをはじめ金管楽器に鋭さがあること、さらに和音の重心が低いことがこの演奏の特徴なのだが、その長所が正確に浮かび上がってきた。荒々しいクレッシェンドの後に訪れる静寂の底が深く、余韻が3次元に広がる様子が手に取るように分かることもM2500TXの重要なアドバンテージの一つだ。

ボーカルを聴くと、強弱だけでなく密度の濃淡や音色の幅の広さで声の表現力が一段と広がることに思いが至る。モンハイトとブーブレのデュオは歌詞にリンクして表情が変わる様子を聴き取れるし、リッキー・リーは声の重なりから生まれるハーモニーやうなりが変化に富んでいる。クラプトンのボーカルとギターのかけ合いはライブならではのテンションの高さを生々しく再現してみせた。

圧巻はドゥヴィエルが歌う「夜の女王のアリア」。発音に勢いがあり、ドイツ語ならではの鋭い子音の立ち上がりを忠実に再現するので、一段と力強く、恐ろしさまで感じさせる。ソプラノだけでなくオーケストラもアタックが一瞬たりとも緩まず、荒々しいまでの速さで音が飛んでくる。ピリオド楽器の発音の速さとトゥッティの瞬発力をここまで鮮烈に引き出すアンプは珍しい。

接合部がない新デザインのアルミ削り出しシャーシを採用し、対称性の基準となるアースポイントのさらなる低インピーダンス化を実現している

シリーズ名の「エボリューション」に相応しく、進化を続け革新性を追求する姿勢が音から浮かび上がってくる。

(提供:テクニカルオーディオデバイセズラボラトリーズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TAD、革新の追求。クラスD搭載の最新パワーアンプ「TAD-M2500TX」、強靭な駆動力の真価を聴く - PHILE WEB