
08.ロックお礼参り~3コードでおまえフルボッコ~
サブタイトル通りに、3コードのストレートなハードコアパンク。
歌詞的にも、今回のアルバムのコンセプトにバシッとハマってて、完璧!これはLIVEで盛り上がりそう~。
テクニック云々なんて関係ない、たった3コードでも人の心を揺さぶることが出来る、という亮君の強い鬱憤が詰まってます。
テクニック至上主義な奴らを3コードで殴り込み!まさに亮君ならでは。
「俺は『必死』より『必殺』を選ぶ」
09.アンビリーバボー~スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ~
これはタイトルだけ見るとイミフなんですけど、一昔前、「コナミワイワイワールド」というファミコンのゲームがあって、それで打ち込むといきなり全キャラを使えるという夢のようなパスワードが、この「スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ」ってわけ。昔はセーブ機能なんてなかったから、ゲーマー達は必至でパスワードメモってたわけです。
そう、この曲はそのゲーム及びパスワードのことを歌った曲ですwいわゆるお遊び曲ですな。「アンビリーバ!ビリバ!ビリバ!ビリバ!ボー!」の部分は楽しいなー(小並感)
曲的には、前曲のシンプルさとはうって変わって、ちょいとシャレオツなファンクテイストのあるミクスチャーチューン。冒頭の亮君のファンキーな裏声とかが新しい。最初ナヲちゃんかと思ったw
こんなにシャレオツなのに、歌ってるのはひたすら「スヲミンツ~」のことw そのギャップがまさにホルモン。
10.え・い・り・あ・ん
この曲は6月にニコ生で24時間さんざん引っ張って、そして色々と振り回されてやっとPVを見ることが出来た!ってことで、覚えてる人も多いでしょうw
この曲はもう色々と衝撃でした。いや、笑撃かw
前半はこれまでのホルモンの曲の中でもトップクラスの、ハードコアメタルなアレンジで疾走。歌詞は現代政府や選挙に行かない若者、AKB選挙(これは考え過ぎかな?)への怒りのように見える。亮君のキレキレのギターもさることながら、特にダイスケはんのデスボイスとシャウトはとんでもないことになってる。遂に今回は吸いガテラルまで披露というパワーアップぶりだ。
「チョッパー行け!太!」からの上ちゃんのチョッパー連打も聴き逃せない。
そして後半は一転してどポップになる。ナヲちゃんのアイドル顔負けの歌唱から、最後は全員で「STOP!STOP!STOP!STOP!WINNY!」と大合唱する(WINNY…パソコン上でネットを通して動画や音楽などを共有できるソフト)…って、展開変わりすぎてズコーっだよ!前半のメッセージ飛んじゃったよ!w
正直、PVと相まって聴いた時は爆笑モノでしたwしかしこんなめちゃくちゃが許されるのがホルモン。前半の超ハードがあって、後半超ポップでも全く問題ないね!w
しかし亮君は、「PVを最初に公開したのは、この曲の中の政治的な怒りのメッセージに気付いて欲しいから」と言っていた。それは選挙に行かない人達の批判やAKB選挙への批判でもなく、WINNYや違法ダウンロードへの批判でもなく、PVの最後にナヲちゃんが言ってた、「もっと他にSTOPさせなきゃいけないもの」に対しての曲なわけ。
そのSTOPさせなきゃいけない何かに気付いた時、この曲の印象は更に変わることだろう。
11.my girl
2011年リリース「グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011-2011」に収録されたナンバー。亮君も我ながら傑作と自負する自信作w
曲はトップクラスにポップ!しかし歌詞はトップクラスにアウト…いや、アウトなことはねェ、これは純粋なラブソングなんだからな(真顔
だって「プリーズ膣!ギブミー膣!」ですよ、「VAGINA!」ですよ、純粋じゃないとk(本気でドン引かれそうなんで、この辺で自粛)
…真面目な事を書くと、「デブりだしてお前が~オバンになったってMY GIRL」「空になって迷子~灰になったってMY GIRL」とか、とても深いと思います。だから先ほどのど下な歌詞も、そんなMY GIRLの隅から隅まで愛してるってことで、不思議と響くんですよね(無理やり綺麗に結びつけましたw)
曲的には、普通にLIVEで盛り上がると思うので、さぞ気持ち良いと思います。「VA・GI・NA!」とか連呼して怒られないバンドはきっとホルモンだけだと思うのでw
12.メス豚のケツにビンタ(キックも)
この曲はLIVEを想定して作られた感じがするね。まぁ亮君自信もそう言ってたしw ラストの合唱パートなんかそうだよね。間奏のギターソロはちょっと9mmっぽく感じたw
もうタイトルが凄いよね、出オチw (キックも)ってカッコで書いてるところがまた憎いというかw
この曲は「女の子苦手男子」のテーマソングであり、世の中のバカ女達へのヘイトソング。世の中には素敵な女性も多いが、ビッチなメス豚も多くいる。女性に憧れる分、嫌悪感もある。
そんなメス豚共のケツに一発ビンタ(キックも)かましてやるくらいに立ちあがれ男子共!と言ったところか。
13.ビューティー殺シアム
これまでホルモンには男への応援歌が多かったが、今回は遂に女性を対象にした、所謂「ブス応援ソング」w
ビューティコロシアムというTV番組に触発されたという曲。整形して綺麗になったって人にツッコミたい人は多くいると思います。実際僕もそうです。でも、整形とはいえ、頑張って金はたいて、形はどうあれ努力して綺麗になったんだから、努力もせずに陰口だけ言うブスよりはカッコいいんじゃね?という、まぁちょっとした整形肯定ソングw
要するに、「どんな形でも良いから、綺麗になりたかったら努力しろ!」ってことですな。
曲的には、メタルコア要素強めの、今作の中でもかなりハードなナンバー。ハードコア、メタルコア好きには刺さるようなギミックも多いのでは?ダイスケはんのパートは圧巻です。
個人的には今回のアルバムの中でもかなりの名曲。
14.maximum the hormone
これも2011年の「グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011-2011」に収録された曲。そうです、セルフタイトルです。”小さな君の手”(爆笑)のPVに騙された人も多いかと思いますw
ちなみに亮君の解説本によれば、身内で本気であのPVに騙された人は結構多かったらしく、locofrankのメンバーも、「ホルモンジャンル変わったらしいけど、対バン呼ぶのどうしよう…」みたいなことを本気で考えたらしいです(爆)
えー、曲はですね、ストレートなヘヴィロックから始まって、TOOLっぽいフレーズにお教的なアプローチが入り、途中リフが変わって~、ってな具合に、展開の入れ変わり具合が激しいナンバー。LIVEでは相当盛り上がりますよ、これ(サマソニ経験者は語る)
ちなみに何故これがセルフタイトルなの?って思った方は、歌詞カードを全部読みながら聴くと分かるかもしれませんよ(かつ過去のホルモンの作品も洗いざらい聴いとくとなおよし)。
15.恋のスペルマ
はい、アルバムラストを飾るのは、出たー!ホルモンちゃん必殺の「恋の~」シリーズ!
亮君が「恋の~」をつける時は、ポップなメロディに絶対の自信がある時だけらしいですw
しかしタイトルは”恋のスペルマ”…スペルマの意味は分かりますよね、皆さんwざっくりというと、せいs(ry
”my girl”しかり、”チューチューラブリー~”しかり、ポップな曲に限ってヤバい歌詞を持ってくるのがホルモンの良いところなんだけども、その期待を1ミリも裏切らなかった名曲(迷曲)。もうAメロからね、ヤバすぎw
でもラストには「このままいつもくだらなくていい だからママ僕をしからないでね」…下ネタ連呼しつつも、実はちゃんとこのアルバムのテーマとリンクしてるのが素晴らしい。どうかホルモンにはずっと下らない事やってて欲しいです。
ちなみに先日、この曲の「FES等におけるLIVEのノリ方講座」なる動画がUPされました。爆笑必須なので、是非とも見て欲しいですwこの夏多くのフェスでも実践しようとする人が多数いた模様(爆)
以上です。全体的な感想はいつものレビュー方式で後日書きます。