- 足音 ~Be Strong/Mr.Children
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(楽曲レビュー)
1.足音~Be Strong 今期の月9ドラマ『信長協奏曲』の主題歌として、そしてミスチルにとって2年7ヶ月ぶりのCDシングルとして既にお馴染みのナンバー。一歩一歩前を踏み出していこうというメッセージ性にあふれた歌詞が特徴ですが、それが非常に自然な言葉として表されています。勿論裏では相当な作り込みがあったと思いますが、そう考えさせないのが桜井和寿の凄さなのではないかとあらためて。個人的には2番サビ、”今という時代は言うほど悪くはない”の歌詞に彼の思いが一番詰まっているのではないかとも感じました。またこの曲はセルフプロデュースということもあってか、ストリングスが必要以上に目立たないバンドサウンド中心の編曲ですがこちらも今まで以上に素晴らしいですね。文句なしに
2010年代のミスチルを代表する名曲だと思います。
2.放たれる 5月に配信でリリースされた楽曲。こちらは従来通り小林武史のプロデュース。先日DVDがレンタル開始になった映画『青天の霹靂』主題歌。暗がりから明るい所にまさに”放たれる”というのをそのままイメージしたようなピアノ中心のバラード。こちらはここ最近のミスチルらしい手堅い作品という印象でしょうか。
3.Melody ありふれた暮らしから微かな光を求めるような歌詞が耳に残るミディアムテンポのナンバー。淡々としながらもメリハリのあるメロディーと曲の進め方も絶品で、この曲もまた素晴らしい内容に仕上がっていると感じました。
(総評)
久々にあらためて聴くとやっぱりMr.Childrenは日本のJ-POP史上最も偉大なアーティストの一つであることを再認識させられる、そんな内容でした。他のアーティストがどうだとかヒットチャートがどうだとか、そんなことよりもあらためて発表されたミスチルの楽曲の素晴らしさ。そこをネット界隈の方々にもっと語られて欲しいと切に願います。