最初の命日
今日は、夫が亡くなってからちょうど1ヶ月。
もう1ヶ月経ったのか…
あっという間だったな…
命日って大好物だった料理とか作ってお供えするのかな。そんな元気ないや。ごめんね…
とりあえず夫が大好きだった色の青と白が入った花を買ってきて飾った。
娘と私、1ヶ月頑張ったよ。
すごいでしょ?
毎日何もしないで1ヶ月過ぎた様だけど、なんだかんだ手続きで毎日の様に出かけてたな。
娘も4月から3年生になって休まず学校に行ってるよ。
思えば、夫が亡くなってから両親は毎日娘と私の顔を見に来てくれてるな…
本当ありがたい…
感謝だね。
1ヶ月…
命日って何?
本当にいなくなっちゃったの?
もう会えない?
毎日一緒にいたのに?
お別れも言われてないのに?
戒名って何?
夫にはちゃんと名前があるのに…
夫が入院してから亡くなって、今日まで2ヶ月。
毎日が悲しくて必死で、記憶があるようでなくて、
ないようである。
不思議な2ヶ月。
現実と夢の狭間のような2ヶ月。
今、どこにいて何を思ってるのかな。
前は何でも2人で言い合ってたのにね。
今は全然分からないや。
あの日の続き3
心臓が止まるかもしれないって、さっきまで普通に喋ってたのに…?
救急車呼ぶ前は、普通の町医者にかかろうとしてたくらいなのに…(・・?)
俺、病院行かなくても大丈夫かもとか、さっきまで本人も言ってたのに…
ひとまずの救命処置が終わり、正式に入院となるとの事でICUに移動になった。
特別にICUへの入室許可をもらい、夫と面会できた。
夫は落ち着いていて、普通に会話できた。
夫「俺、明日仕事のアポがあるんだよなぁ。それまでに戻らないと!」
看護師「それは無理ですね〜。最低でも2週間は入院になります。」
夫「え?2週間!?」
やはり、夫もすぐに帰れると思っていた様子。
看護師「そうですね。最低2週間は…」
夫「明日のアポが朝10時だから、9時半までに会社の人に電話したい。悪いけど携帯、家から持ってきてくれない?」
看護師「携帯の持ち込みは原則禁止されています。こちらでお電話をお貸ししますので、こちらからおかけ下さい。」
夫「え?でも通話料とか払うんですよね?」
看護師「いえ、大丈夫ですよ。」
っていう、ちゃんとした日常会話もできていた。
こんな大事になるとは思わず、携帯は自宅に置いてきたし、同僚の電話番号も電話帳を見ないと分からない事を看護師に伝えると、携帯を持ち込む事を許可してくれた。
夫「あと、貴重品だけは置いていって。水とか買いたいから。」
家を出る時に、救急隊の人達から、保険証を持つ様に言われたので夫の財布は持ってきていた。
看護師「飲み物は自分の判断で買ったりできません。ここは一般病棟じゃないので、こちらで許可したものしか口にできません。」
夫「え?一般病棟じゃなくて、ここはどこですか?」
看護師「ICUです。」
夫「あ…そうなんですか。」
夫は少しびっくりした様だった。
夫「喉が乾いて今、水が飲みたいんですが…」
看護師「今はもどしちゃうかもしれないので、もう少し我慢して下さい。」
と言って看護師が夫に背を向けてモニターをいじり始めた隙に、ベッドの机の上に置いてあったジョウロのミニチュアみたいなのに入った水を夫がゴクゴクと飲んでいた。
この時点で朝方4時ころ。
娘は待合室のソファで寝てしまっていた。
私「じゃあ朝9時半までに携帯持ってくるね!」
夫「わりぃな。娘のことしばらく頼むわ。」
私「大丈夫だよ!早く治して戻ってきてよ!」
夫「あったりめーだろ!」
じゃ、また後で!と言って握手した。
私はタクシーで自宅に戻り、2時間くらい寝て、娘は寝かせたまま、私だけ8時半頃に家を出て、夫との約束通り携帯を持って病院に向かった。
病院の受付で面会手続きを済ませ、ICUに向かった。インターホンを鳴らし、看護師が出てきた。
さっきとは違う看護師さんだった。
私「先程、携帯を持ってくる事を許可していただき、持ってきました。」
看護師「聞いております。しかし、奥様が来られる30分程前に人工呼吸器が取り付けられ、携帯電話が使える状態じゃなくなりました。申し訳ありませんが、携帯電話はこのままお持ち帰り下さい。」
私「人工呼吸器!?さっきまで普通に話してたのに!?」
看護師「呼吸が苦しくなってしまいました。この後、医師の方から説明があります。」
もうここまで来ると、さすがに鈍感な私でもこの状況はさすがにヤバいのでは!?と心臓がバクバクし始める…
救急車呼ぶ前は、普通の町医者にかかろうとしてたくらいなのに…(・・?)
俺、病院行かなくても大丈夫かもとか、さっきまで本人も言ってたのに…
ひとまずの救命処置が終わり、正式に入院となるとの事でICUに移動になった。
特別にICUへの入室許可をもらい、夫と面会できた。
夫は落ち着いていて、普通に会話できた。
夫「俺、明日仕事のアポがあるんだよなぁ。それまでに戻らないと!」
看護師「それは無理ですね〜。最低でも2週間は入院になります。」
夫「え?2週間!?」
やはり、夫もすぐに帰れると思っていた様子。
看護師「そうですね。最低2週間は…」
夫「明日のアポが朝10時だから、9時半までに会社の人に電話したい。悪いけど携帯、家から持ってきてくれない?」
看護師「携帯の持ち込みは原則禁止されています。こちらでお電話をお貸ししますので、こちらからおかけ下さい。」
夫「え?でも通話料とか払うんですよね?」
看護師「いえ、大丈夫ですよ。」
っていう、ちゃんとした日常会話もできていた。
こんな大事になるとは思わず、携帯は自宅に置いてきたし、同僚の電話番号も電話帳を見ないと分からない事を看護師に伝えると、携帯を持ち込む事を許可してくれた。
夫「あと、貴重品だけは置いていって。水とか買いたいから。」
家を出る時に、救急隊の人達から、保険証を持つ様に言われたので夫の財布は持ってきていた。
看護師「飲み物は自分の判断で買ったりできません。ここは一般病棟じゃないので、こちらで許可したものしか口にできません。」
夫「え?一般病棟じゃなくて、ここはどこですか?」
看護師「ICUです。」
夫「あ…そうなんですか。」
夫は少しびっくりした様だった。
夫「喉が乾いて今、水が飲みたいんですが…」
看護師「今はもどしちゃうかもしれないので、もう少し我慢して下さい。」
と言って看護師が夫に背を向けてモニターをいじり始めた隙に、ベッドの机の上に置いてあったジョウロのミニチュアみたいなのに入った水を夫がゴクゴクと飲んでいた。
この時点で朝方4時ころ。
娘は待合室のソファで寝てしまっていた。
私「じゃあ朝9時半までに携帯持ってくるね!」
夫「わりぃな。娘のことしばらく頼むわ。」
私「大丈夫だよ!早く治して戻ってきてよ!」
夫「あったりめーだろ!」
じゃ、また後で!と言って握手した。
私はタクシーで自宅に戻り、2時間くらい寝て、娘は寝かせたまま、私だけ8時半頃に家を出て、夫との約束通り携帯を持って病院に向かった。
病院の受付で面会手続きを済ませ、ICUに向かった。インターホンを鳴らし、看護師が出てきた。
さっきとは違う看護師さんだった。
私「先程、携帯を持ってくる事を許可していただき、持ってきました。」
看護師「聞いております。しかし、奥様が来られる30分程前に人工呼吸器が取り付けられ、携帯電話が使える状態じゃなくなりました。申し訳ありませんが、携帯電話はこのままお持ち帰り下さい。」
私「人工呼吸器!?さっきまで普通に話してたのに!?」
看護師「呼吸が苦しくなってしまいました。この後、医師の方から説明があります。」
もうここまで来ると、さすがに鈍感な私でもこの状況はさすがにヤバいのでは!?と心臓がバクバクし始める…
あの日の続き2
病院に救急搬送されてから5時間以上が経ち、もうそろそろ帰れるかなぁと思いながら待っていた私。
娘も慣れない病院で夕飯も食べておらず、病院の匂いが気持ち悪いと言って病院のトイレで3、4回もどしてしまった!
あー、とりあえず早く娘に何か食べさせなければ!と思いながら早く点滴終わらないかなぁと思ってた。
間も無くして先生から呼ばれ、検査結果の報告があった。
医者「奥さん、旦那さんはもしかしたら重篤な病気かもしれません。」
私「え?(・Д・)重篤?何の病気ですか?」
医者「肝臓の数値が異常です。ASTとALTが両方3万を超えています。」
医者「肝臓の数値が異常です。ASTとALTが両方3万を超えています。」
私「はぁ…えっと…それって重篤なんですか?」
医者「普通は1桁から2桁です。見たこともない様な数値ですので再度検査しましたが、やはり3万を超えていました。」
検査結果の紙を見せられて、確かにASTとALTってところが3万3千なんたらって数字になっていた。
それでもピンと来ない。
私「それで、どうしたら治るんでしょうか。今、本人と話をした感じだと、先ほどよりだいぶ落ち着いていましたが…」
医者「うちの様な病院では対応しきれないかもしれません。A病院に搬送できるか今から連絡をとってみます。」
ちなみにA病院は、救命救急センターがあり、24時間体制で救命処置を行っているこの辺りでは一番大きな病院。
この時点では私はまだ事態の重大さに気付いていなかった。
本人もだいぶ落ち着いて来ているし大丈夫そうだけど…
その肝臓の数値のASTとALTってのが下がれば帰れるのか…くらいに思っていた。
その後、A病院が受け入れを許可してくれたとのことで、今いる病院にお礼を言った後、夫と一緒に私と娘を乗せた救急車はA病院へ向かった。
A病院に到着すると、大型病院の設備のもと、さらに綿密な検査が行われた。
とりあえず娘に何か食べさせなきゃと思い、コンビニに行ってきていいか医者に聞きにいく。
夫に何があるか分からないから待合室で待機してほしいとのことでコンビニを断念する。
そのうち医者が、首から入れるカテーテルの同意書を書いて欲しいと言いに来た。
医者「いつ心臓が止まってもおかしくない状態です。処置のために首からカテーテルを入れますので同意書をお願いします。」
私「し、心臓が止まる!?(・・?)え?なぜ!?そんなに悪いんですか?肝臓じゃなくて!?心臓!?」
みたいな感じで、この時に事態の重大さにやっと気づき始める。