最近、「引寄せの法則」が再び流行っているのでしょうか？
少し前からやたらその名前が目に付くようになりました。
最近まで全く知りませんでしたが、引寄せの法則を実際に生活の中で使ってみるという部分に焦点を当てたブログも沢山あって、イベントや本の出版も活発なようですね。
私の初めの反応…
「なぜ今頃また引き寄せ？」
ブームはかなり昔に過ぎていて、今はもっと深いレベルでの宇宙の法則が一般に理解され始めていると思っていたからです。
(注: 引寄せの法則は数ある宇宙の法則の一つ)
引寄せの法則は大切な宇宙の法則の一つだから、それ自体に流行も何もなんてないんですけどね
「でもなんで今そんなに注目されているんだろう」って不思議に思ったんです。
引寄せで夢が叶えばとっても嬉しいです
どんどん体験したいです
でも宇宙の法則は引寄せの法則だけではないし、引寄せだけでは幸せになれないのは確かです。
とはいえ、引寄せの法則を使ったエゴ満たしだって必要な段階があります。
「ありのままの自分を愛する」ブームと「引寄せ」ブームがあいまって、一体どこに向かってるのかな？
…と考えていたところ、「ところで私、どれだけ引寄せの法則を理解して、使いこなしている？」と疑問に思いました。
数年前の(人生何度目かの)しくじり前までの私は、「叶わない夢はない」「(人が絡むこと以外で)目標を立てて叶えられないってのは努力不足なだけだ」って結構本気で思っていたんです(やな奴…（笑）)
で、引寄せと言えるのかどうかわからないけど、本当に大抵のことが叶っていました。
「頑張れば夢は叶う」っていう設定で生きていたんですね。
その代わりと言ってはなんだけど、「頑張れば」がついていましたから、いつも全速力で努力していました
これってしんどそうなやり方だけど、私の中には純粋に目標を達成したいという思いしかなく、そこに不安などが介入していませんでしたから、一応引寄せを使っていたのだと思います。
(一般的な「引寄せ」とはもっとエネルギーを効率よく使ったものを指すのでしょうが)
そして、「しくじり前」の私と「しくじった後」の私との間には決定的な違いがありました。
しくじり前の私の何かを願う動機は「ワクワク」でした。
しくじった後の私の何かを願う動機は「不安」でした。
不安や怒りといった「欠乏」から何かを願うと願いにくいですし、例え叶っても苦しくなっていくだけです。
そう考えるとわかった気がしました。
ここ近年の地球の急速なエネルギー上昇で、ようやくエネルギーの底上げの時がやってきているんじゃないかな、と。
もう一部のライトワーカーだけとかでなく、様々なこれまでの下準備が整い、人間全体が一気にバイブレーションを上げていく時期にはいったんだ。
それが可能な時代に入ったんだ。
そのためには、今まで蔓延していた「欠乏からの動機づけでなく、「ワクワク」からの動機づけに切り替えていく必要がある。
そして今まで重い鎖で雁字搦めになっていたり、深いトラウマに閉じ込められていた人々が一気に軽くなっていくためには、引寄せの法則を使ったエゴ満たしの時期も重要なプロセスの一部なんだ、って。
(本当は『Scecret』が出た頃にこれをやっておきたかったのが、うまく行かなかったのかもしれませんね)
自分を大事にすることはいつでも大切ですが、深い傷を癒すには、一時的にどっぷり甘やかせてあげる必要がある時期があるんだと思います。
勝手な持論ですが、虐待された動物や、我慢を強いられ過ぎた子供を癒す過程と同じです。
徹底的な信頼感と安心感を構築してあげると、自然な形で過剰な甘やかしが必要なくなり、自然な自立が始まります。
ただ、根本的な不安や怒りが溶けていないと、そのエゴ満たしが必要なリハビリ期間が終わっても、物質的な豊かさだけが自分が安心できるものだと勘違いしたりして、そのままエゴ満たしが拡大してしまう気がします。
「引寄せで豊かさを拡大していく」時に見落としてはならない大事なことがあるように思います。
続きます…
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