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夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)

私はこの自然界に存在する小さな物が好きです。

私の小さな庭に咲く花々や、そこにやってくる日頃見過ごしてしまうような虫たちにもスポットを当てながら、私も小さき者の仲間として、この自然界で共存していければと願っています。


    夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-リラ 2009,5,5

リラは和名を紫丁香花(むらさきはしどい)、または花丁香花

といいます。端に集う、から名ずけられたとのこと、素敵な

日本語(漢字)だと思います。



昔、日本にも「リラの花咲くころ」という歌がありました。

 リラの花が 胸に咲く今宵

 ほのかな 夢の香に

 ああ 思い出の あのささやき

 遠く遥かに 聞えてくるよ (寺尾智沙作詞 田村しげる作曲)


若紫の細長い蕾がぱっと開くと、薄紫の十字の花びらが集団

なって美しく咲くリラの花。胸のもやもやがつのれば、こんな

にも甘くせなく、やるせなく香るのでしょうか。リラの香りは、

むせぶような、とも少し違う、この歌に歌われているように、遠く

遥かに聞えてくる、すっきりとした甘い香りです。


私は毎年リラ(ライラック)の花が咲き匂うのを楽しみにしている

のですが、丁度このころ、京都に行く用事ができるので、「帰る

で散らないでね」と、そっと囁きながら、思いを残したまま出か

す。その思いが届いたのかどうか、いっせいに花開いリラの

甘い香りが待ってくれていました。


リラの花が咲くと毎年探すラッキー・ライラック(5弁の花びら)、

今年はもっとラッキーなことに6弁の花びらを見つけました。

黙ってのみ込むと「愛する人が永遠に心変わりしない」という

言い伝えがあるそうです。まだ一度も試したことがないので、

秘かに、、、と思うものの、花言葉は「初恋の思い出」「青春の

よろこび」、ああ、時すでに遅し・・・。











きょうは大好きな曲、フォーレの「夢のあとに」を

トランペットの演奏で・・・。

天うらら~バラード・ベスト!/ナカリャコフ(セルゲイ)


     夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-庭にて ツルニチニチソウ 2009,4,24

  


  

  すれ違っただけで

  記憶に残る人がいる
  

  雑踏のなかの

  小さな空間

  巧まずして

  人を惹きつけるような

  然りげない存在感

  

  晴ても曇っても

  淡々と咲く

  ツルニチニチ草の紫に

  同じ思いを重ねていた









きょうはブラームスを聴きました。

朝から雨だったので・・・

ヴァイオリンソナタ 第1番ト長調「雨の歌」です。

ブラームス:VNソナタ全集/パールマン(イツァーク)




     夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-薔薇花束 2009,3,8
     


先日、と言っても、もう一ヶ月以上も前のことになりますが・・・。

「あなたの好きなピンクの薔薇がなかったので真っ赤な薔薇よ」

と、薔薇の花束を無造作に抱えて、軽快な足取りで彼女がやっ

てくると、我が家に爽やかな春風が吹き抜けていきます。

久しぶり・・・の挨拶もそこそこに、「家の中ばかりいないで外に出

ないと駄目よ」と、彼女が言えば、私も「いつも仕事で外に出てい

るのだからたまの休みは、家でのんびりしたらいいのに」、と・・。

二人の性格は全く反対ですが、なぜか気を遣わないおしゃべり

が心地いいのです。


    夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-ルーラルカプリ(ヤギ農場)2009,3,8
   


その日は、動物好きの彼女のお供で、我が家の近くにあるヤギ

農場(ルーラルカプリ農場) へと・・・。

いつもの散歩道のすぐ近くにヤギ農場があるなて、その日ま

で知らなかった、、、、、、。

ヤギ農場では、おしゃれしたヤギさんを連れたヤギ仲間の交流

会が開かれていました。さすがヤギ好き!私の知らないヤギ言

葉が飛び交って、話がきない様子。

私の知らない所で、こんな世界が・・・・。びっくり!。



    夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-ルーラルカプリ(ヤギ農場)2009,3,8
 

ヤギ舎?は開放的で、誰でも自由に入れ、放し飼の子ヤギ達が

私の周りをうろうろ・・・。絵本の「三びきのやぎのがらがらどん」

にでてくるような、大きな角のヤギや、やさしそうに目を細めて、

子ヤギを見つめる母親ヤギ、おとなしいヤギもいれば、他の

ヤギを蹴飛ばしてでも餌を横取りするヤギ、ヤギの性格もいろ

いろです。きっと、ヤギにはヤギだけにしかわからない世界

あるのでしょうね。


ヤギさんに、「ブログに載せるから写真とらせてね」、とお願いし

たら、すてきなポーズをしてくれたのに、「こんなに遅くなってしま

ってごめんね」と、謝りながら、、、やっと陽の目を見たヤギさん

です♪。



    夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-ルーラルカプリ(ヤギ農場)2009,3,8



友達が遠方からふいに来てくれると、うれしいものですね。
お互いに、聞いているのか聞いていないのか、自分の興味

ことばかり勝手におしゃべりして、最後まで平行線のまま

「ここにくると居心地がいいので、帰れなくなるから・・・」と、

立ち上がって、さっと、帰っていく彼女。

ながながとお別れの挨拶をするより、かえって気持ちがいい。

風のように来て風のように去っていく彼女。

その風は、、、、、やっぱり、、、、いつも春風








子供より私が楽しんだ大好きな絵本です。
三びきのやぎのがらがらどん (CDと絵本)/マーシャ ブラウン







もう初夏の陽ざし、庭の片隅では、シンプルな装いカモミール

が、楽しそうにおしゃべり?しています。清らかという言葉が、

の花にはピッタリですね。咲きはじめの、真っすぐに立った花び

らは、恥らう少女のようにも見えます。成熟するつれて、花芯

が盛り上がり、りが潜んでいす。

甘く爽やかなこの香りを、古代ギリシャの人は「大のリンゴ」

(カマイ、khamai<大地>、メロン、melon<りんご>)と、素敵な

言葉で表現しました


カモミール、カモマイル、カモミーユ、カミツレ、カミルレ、と言葉

にしただけで、リンゴの甘酸っぱさがひろがって、たちまちに心

静める癒やしの天使、、、、。華奢なその姿からは想像できない

ほど、内に秘める生命力は強く、「植物のお医者さん」異名が

あるほどです。ドイツでは「母なるハーブ」(ムッターイタ-

Mutterkraut=母の薬草)、「女性にやさしいハーブ」と

るそうです。



     夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-庭にて、カモミール 2009,4,21
カモミールは、学名をマトリカリア・レクティタ(matricaria recutita)、

という。(ラテン語のマテール(母)レクティタrecutita、下に打ち付

る)花が開くにつれ、花びらが下にさがるから・・・


ハーブの香りには、人の心をリラックスさせる力があると言われ

ています。我が家の庭に、ハーブの香りがひろがりはじめると、

が思春期にさしかかったころのことを思い出します。

乙女心は繊細で傷つきすく、難しい年頃です。鈍感な母親に

とっては、その繊細さにとまどうことも・・・。


母親の心無い一言で乙女心を深く傷つけてしまうことがあると知

りました。娘の傷つきやすさを理解しなかった不出来な母親は、

庭に咲くハーブを摘み取っては心安らぐようにと、ポプリにして娘

のもとに送りました。

「無神経な母親」のレッテルはまだついたままですが、娘の好き

な花は、なぜか、カモミールの学名にもなっている「マトリカリア」

長い間会っていないけど、、、、、、。

「マトリカリア」、いまもテーブルに飾っていますか・・・?







  

  世の中に、絶えて桜のなかりせば、

     春の心はのどけからまし (在原業平)


いまも昔も変わらず、桜の咲く間はお天気もきまぐれで、何かと

心落ち着かない日々を過ごすことがありますね。


先日バスの中から眺める、桜雲がたなびくような光景に思わ

引き寄せられ途中下車。道を白く覆うように散った花びら

、踏んでもいいのかしら?と躊躇しながら、満開の桜並木のな

って行きました。



    夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-旭川土手沿いのさくら 2009,3,8

   
さくらの花は、遠くから見ると煙りのようにぼやけて、華やかとい

よりは、どちらかというと真っ青な空を背景にすると、なんとなく

春の沈んだ愁いをも感じさせます。満開の桜は、そよとふく風

おびただしく落花して、薄紅の花びらが重なり合って川面

ていきます。一気に花を咲かせ、一気に散ってゆく潔さ、

儚さの中に力強さを潜める桜。咲くも、散らすも、命なりけり、、


風が運ぶ、甘酸っぱいかすかな花の匂いを、思いっきり吸って、

と気づきました。それは紛れもない、桜餅のあの匂いなので

す。麗しの花の下で、桜餅とは、、、、。感性のなさをきながら

ごみを避け、柳の木の下でひとやすみ。


昔、柳の木は、日々の暮らしのなかにありました。

家の前を流れる高梁川のたもとにゆれる、一本の柳の下は、

子供の頃の遊び場でした。春には河原に広がるレンゲの花や

白つめ草を摘んで花の冠を作ったり、ゴザをひろげてままごと

遊び、夏は日のくれるまで水遊びを楽しみ、夜は夜で肝試し、、

柳に親しみながらも、垂れ下がった枝が、ゆらゆら風に揺れると

お化けを連想して、気味悪く、夜は近づきたくない枝垂れ柳・・・。


    夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-旭川のたもとにて 2009.3,8

 
♪ 柳青める日 つばめが銀座に飛ぶ日

   誰を待つ心 淡き夢の町 東京 ♪


柳を見るとついつい歌いたくなる「夢淡き東京」、歌詞は、ここし

か知らなくても、幼い日、ラジオから流れてきたこの歌で、はじ

めて東京という言葉を知った大好きな歌です。

子供の頃は、ラジオから流れてくる歌や、日々の遊びのなかか

ら、未知の世界に思いを馳せ、胸弾むような憧れにも似た気持

ちを抱いたものです。


私の好きだった花札の、場六の手七遊び、、、、梅に鶯、柳に蛙

(雨)、この二枚の札が自分の手元に来ると、秘かに喜んで、胸

がドキドキしたことが懐かしいです。柳に蛙の札は特に好きで、

そこに描かれた人物が、小野東風(道風)だと知り、東風を豆腐

言っりたりして、、、、。


気持ちよさそうに風にそよぐ柳の木の下で、そぞろ歩く人も目に

入らず、桜とは別の世界にいた私、時間のたつのも忘れ、幼い

のことが、次々と頭のなかをかけめぐり、、、。早緑に燃える柳

木を仰ぎ見つつ、、、、、。立ち去りがたい思いがしました。








きょうの一曲は

モーツァルトのピアノ協奏曲 第23番 イ長調です。

モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番&第23番/ハスキル(クララ)




  
     夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-姫リラ 2009,4,7
  



  なんと初々しく

  おずおずとした

  愛の芽ばえなのでしょう

  はじめての恋の喜びに

  うっすらと

  紫色を帯びたリラの精

  その魂は

  きらめく春の光の中で

  つつましやかに

  息づいていた



久しぶりに庭に出て驚きました。

一週間前まではその気配すらなかった

姫リラの小枝に、まだ丸まったままの

ハート型の葉が芽吹いていました。

リラの精が静かに踊り始めるのはもうすぐです。





ラフマニノフ:自作自演集/ラフマニノフ(セルゲイ)


    夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-とある場所 2009,3,28



うれしいことに

私の大切な桜木が一枝だけ咲いていました。

切れ込みのあるやさしい色合いの花びらは、まるで

懐かしい人のように、こころやすらぐ思いがします

思い起こせば

この桜木との出会いは、いまから三年前のことに

ります。


あのころの私は、今よりもっとひどい鬱状態でした。

心の泉は渇き、あふれ出るのは涙ばかりでした。

そのような精神状態の時、いろいろ寄り道をしながら

少し遠くまで散歩に出かけたとき偶然出逢ったのです。

人の心をなだめるやさしい雰囲気のさくらの木の下に

おろし、ボーとしていると、風に散った一片の花び

が、私の上に舞い降りて、からからにかわききった

ていき、やがて一滴の水となって私のなかをな

めたのです。


もし、あの日、あの時、あの場所に足を止めることなく、

足早に通り過ぎていたら、いまの私があったでしょうか。

私の背中を、ポンと押してくれた「恩人」の桜といっても

い過ぎではないのです。

恩返しも出来ないまま懐かしい桜の下にしばし佇み、

胸にあふれる思いを語りかけると、悲しいかな、もの言

わぬ花ゆえ、対話ではなく、、、、ただの独りごと、、、、。

思いはとどかなくても、感謝の眼差しで見上げました。










あのころのことを懐かしみながら聴いた曲は、バッハの小フーガ 

ト短調です。(聴いたのは、ストコフスキー指揮、ロンドン交響楽団)

バッハ:トッカータとフーガ/ストコフスキー(レオポルド)





    夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-庭にて、薔薇ムタビリス 2009,3,26
  毎年春一番に咲くムタビリス。うすいピンクから濃い

 ピンクへと色を変えてゆくせんさいな花びらが魅力的。



小さな蕾が

一日一日と

ゆたかに

膨らんで

きょう見事に

花開いた

薔薇ムタビリス


やさしく匂いたつ

五弁の花びらが

淋しかった

小さな庭を

ゆっくりと

春の喜びで

包んでいった







ほんとうに春らしくなってきましたね。(今日は春の嵐でしたが)

まだかな、まだかな、と待ってるうちは、待ち人(春)来たらず

のに、、、、、。、少しよそ見をしているあいだに、スリムになって

いた我が家の庭が、ふくよかな装いになっているのが、なんだ

かうれしい~。


まだ柔らかい薔薇の葉っぱの上では、アブラムシが蠢きはじめ

本格的に「春」が来たことを知らせてくれます。この小さな春の

使者を、我が家では「翡翠色の春」(愛称、ヒスイちゃん)と呼

います。(我が家でしか通用しない言葉かも・・)



    夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-庭にて、2009,3,17    



温度が上がると、ヒスイちゃんがどのようにして発生するのか

議なの一匹、二匹、三匹、、、、十匹ぐらいまでは

、「まぁ~綺麗な色」といいながらていますが、ある日突然、

薔薇の葉っぱの主になっています。


何とかしなければ、薔薇が大変!、、消毒?、それとも指先で潰

てしまおうか、、、、、といろいろ頭を悩まします。でも、そのまま

放っておくと、う虫がやってきたり、蟻がウロウロしたりと、

一時は薔薇のまわりはにぎやかになりますが、やがて、めぐる

季節とともにどこへやら・・・。いつの間にか姿を消しているので、

薔薇には我慢してもらって、何もしないまま、ま、いっか、で

ませてしいます。


   






    夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-オオイヌノフグリ 畦道にて 2009,3,8




幼い日の記憶を甦らせてくれる空色は懐かしい母の色。


道ばたに咲きちている空色の花の群れは、小さいながら

力いっぱい花をひろげ、気持ちよさそうに、お日さまに向

かって咲いている。


  太陽はあたゝかにあたゝかに

    母らしき愛を送れり空色の花に (木下利玄)



やさしい朝の光に目覚める小さな花は、あたたかな真昼

浴びながら、日暮れとともに、たった一日の生を終えゆく。

母なる太陽、母なる大地、母の愛あればこそ、輝くいのちです

雑草と呼ばれている、どんな小さな花にも、この自然息づく

べてのいのちと同じ尊厳があるはず・・・。











ヘイリーの歌を聴きながら・・・

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