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夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)

私はこの自然界に存在する小さな物が好きです。

私の小さな庭に咲く花々や、そこにやってくる日頃見過ごしてしまうような虫たちにもスポットを当てながら、私も小さき者の仲間として、この自然界で共存していければと願っています。

  

   夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-庭にて 薔薇バレリーナ 2009,6,18
    1937年英国J.A.Bentall作出

    モダン・ハイブリッド・ムスク・ローズ


  A whole group of

  dancers often perform

  the same steps at the

  same time. The group

  is called the corps de

  ballet(cor-de-BAL-ay)

  Their movements make

  beautiful patterns.(by Lisa Regan)



薔薇バレリーナは

小さな花が枝先に集って

房状に咲きます。

バレエで言えば

群舞(コール・ド・バレエ)で

しょうか。

群舞は動きが微妙に違っただけで

目だってしまう・・・

音楽に乗って動きをあわせ

呼吸を合わせ心を一つにして

一糸乱れぬ群舞で

美しい背景をつくりだすことは

なかなか難しい・・・。

我が家のバレリーナたちは

マイペース。

今はバラバラだけど

本番までには

なんとかなるんじゃないの、、、と

厳しいレッスンにもめげないで

楽しそうに踊っています。






   夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-庭にて 2009,6,3



声はすれども姿は見えず。

「トム君はどこ?」

ずーとさがしていたアマガエルのトム君?が、やっと

姿をあらわしました。

トム君の大好きなビオラを昨年の秋鉢植えしなかった

からでしょうか?トム君は少しご機嫌斜め?

芽キャベツのようなラ・フランスの(薔薇の蕾)の上で

同じようにもっこりと身体を丸めて、こわごわと鎮座まし

ましていました。

いつものように「トム君こんにちは。久しぶり、元気だった?」

と、話しかけても、どうしたことか目をギョロリともしてくれない

のです。

私の大好きなトム君はどこへ行ってしまったのでしょうか?

淋しいけど・・・・

今年のまん丸アマガエル、もしかしてトム君二世かも???。

やっぱり「トム君」と呼んで、、、またお友達になってね。

あたらしいトム君、よろしくね!。






     夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-京都にて 2009,4,28


初めてこの花に出合った時、花びらがアリッサムに似ていると

思いました。白い小花が可憐なこの花の名は「白山旗竿」。

どこかの花壇に咲いていても不思議ではないと思えるような、、

遠くからこの花を見て、「かすみ草ですか?」、と聞く人があるく

らいだから山道に咲くには、少し不釣合い?と思える花です。


五月の終わりだというのに、一日のうちに四季のある山の中、

と夜は冬、そして春、初夏、とめまぐるしく変化する。そのためで
しょうか、、、花期の長い花です。小さな空間射す陽の光が

りなす光と影。その中で緑の風にゆれながら気持ちよさそう

咲いていました。



    夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-京都にて 2009,5,25



京都の北山も年々生態系が変化して、貴重な植物が鹿の被害

に遭、熊笹や羊歯などで山の斜面を保護していた植物が消え

ていき、殺風景な地肌がむき出しとなっているところが目つい

た。この山に咲く山野草もことごとく食べられているので、この小

花に、来年もそこに咲いててね、と心の中でそう願いました


それにしても「白山旗竿」とは、、、。誰が名づけたのでしょうか、

変わった名前ですね。名前の由来は(山旗竿から)花茎が真っ

立っていることからだそうです。白山旗竿の花茎は弱々し

く、すぐ倒れてしまいますが、よく見ると、なるほどこの花の特徴

を、よく捉えたネーミングだと、思わ納得!。












昨日NHK-FMで聴いた、ショスタコービッチのワルツ第2番

時々行く京都の音楽喫茶で、なぜかいつもこの音楽が流れ

ている・・大好きな曲です。(ジャズ組曲第2番第2ワルツ)


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    夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-京都にて 2009,5,24



朝もやの

木々の間から射す

光のスッポトライトを

浴びて

蛇苺の蕾に宿る

小さな露

きらきら輝いていた



   夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-京都にて 2009,5,24



ゆるやかに

結ばれた蕾は

無限の喜びを

よびさます

一滴の露を

胸に吸い込み

ゆっくりと

花開いていった


蛇苺は

黄色の結晶

内からあふれくる

命の喜びは

光と化して

存在の限りを

表現しているように

見えた




   
     夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-京都にて 2009,5,24


鬱蒼と木々の生い茂る山道を歩いていると椿の古木が根元の

ほうから裂けた状態で横たわり、苔むして朽木となっていた。

よく見ると朽木の先には若木が延びて、花をつけている。

朽木は養木となり、静かにあたらしい生命誕生していたの

です。(そして、いつしか朽木は土壌にかえっていく・・・。)


それにしても、京に残された稀有の、人を畏怖させるような自然

のなかにいると、静けさが違っている。みっしりとをなす静け

さ。しーんしーんと、全身にかぶさってくる静寂が、宇宙の呼吸

うに感じられ自分が周りのすべ一体になっていく、、、

、、そうれるほどの重い静寂。


非日常的空間(私にとっては)から、いつもとは違う自然が私の

前に現れる・・・・。

小さな子供のように、疑問符からはじまる不思議の世界。

自然のあるべきほんとうのすがた、ほんとうの自然ってなん

だろ・・・・・

ここでの自然は、いつもなにかを教えてくれている。

過去と未来をつなぐ命の神秘を・・・

目に見えない根源的な命の営みを・・・

この世界がすべて神秘に満ちていることを・・・

自分が存在する(生きている)ことの不思議を。











きょうの一曲はバッハの無伴奏パルティータ第2番より

「シャコンヌ」BWV1004です。

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    夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-竹林、2009,5.3
  


今、山は緑の濃淡が美しく若葉輝く季節、そのなかに渋く黄褐色

に色づく竹の葉が目を引く。竹は、いまが秋。

そのことを「竹の秋」と呼ぶのだそうです。静かで落ちついた響

きがしますね。


竹は、あの青さから常緑と思ってしまいますが、そうではないの

ですね。竹は神業的な葉変わりをするのだそうです。落葉期と

新緑期がうまく重なるので、端境期が目立たない、異能の植物

だと、沖浦和光は『竹の民俗誌』で述べています。ちなみに、

竹の新葉が茂る時期(陰暦8月)を「竹の春」と、呼ぶのだそう

です。


竹は奥が深いですね。一般的な常識では考えられない自分だ

の世界を生きている。

古来から竹は、「木でもなければ草でもない」境界を持たない、

マージナルな存在、カオス的植物とされている、竹の神秘

、竹の霊力、竹の生命力、竹の成長力、竹の呪術性、、、、。

竹の魅力、やはり一言では語れない。





   夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-とある場所 2009,5,14



海を渡って吹いてくる風に、ニセアカシアの

白い花が揺れ、丘一面を甘い香りで包んでいく。

そのなかに

可愛い小さな赤い花がひっそりと咲いていた。

その花が私を呼んでいるような気がして

「あなたはだーれ?あまり見かけない花ね」と

声をかけた。

「私に名前があるなんて、知らなかった。

名前なんかなくても花は花よ、ここに咲いてる

けで幸せなの。」

私はこの花の名前を知らなかったことが

なんだかうれしかった。





   夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-日本海 2009,5,14


日本海を見るのは何年ぶりでしょうか・・・。

聞えてくるのは、ザー、ザー、と寄せては返す波の音だけ。

青い空と青い海、そして、白い波。

五月の太陽がキラキラと波間にきらめいて、私は思わず

その美しさに見とれてしまった。

家から30分ぐらいで行ける潮の香りがする、瀬戸内の海

の色とは少し違う、群青色の海。


   夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-日本海 2009,5,14
 

♪Ebb Tide

   First the tide rushes in
   Plants a kiss on the shore
   Then rolls out to sea
   And the sea is very still once more

   So I rush to your side
   Like the on coming tide
   With one burning thought
   Will your arms open wide


   At last we're face to face
   And as we kiss through an embrace
   I can tell, I can feel
   are love, you are real
   Really mine


   In the rain, in the dark, in the sun
   Like the tide at its ebb
   I'm at peace in the web
   Of your arms


波は寄せて 砂を愛し

おき遠く 知らぬ顔でかえる

胸に深く きみを愛す

このわたし 強く抱いて

きみやさしく くちづけをかわそう

愛のまこと 永遠の誓い

昼も夜も 波は打てど

寄せかえし

きょうも 海は静か


   夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-浜辺 2009,5,14

ちょうど引き潮だったのか砂浜は広く、しばらく佇んで

いるとまたひろく、、、波は静かに静かに引いていく・・・。

目には見えない時間の経過。

ああ、地球は回っている、、、。

風にのって耳にとどくはあのメロディー、♪Ebb Tide。

波よ、わたしを連れてって、、、青の彼方に、、、、。

ロマンチックは私に似合わない、すぐ現実にかえり

連れて行かないで、、、私はカナヅチ、泳げないのです。




   





若い頃はよく聴いていたプラターズ、久々に聴く「引き潮」です。
オンリー・ユー~ベスト・オブ・プラターズ/ザ・プラターズ


    夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-京都にて もみじの花 2009,4,29
 高い木の枝なのでいい写真がとれなくて少しピンボケです

 が、もみじの赤い花は地味ながら意外と可愛い。


 

 卯月ばかりの若楓、すべて、万の花、紅葉よりも

 まさりてめでたきものなり (吉田兼好)


徒然草で名を知られる兼好法師は、さみどりに萌え出た

若楓を愛でながら、このように褒め称えている。

青もみじ、青楓、若楓、楓若葉、、、、芽吹いたばかり

柔らか楓の葉は、いにしえから、爽やかさをかもし出す

すがしき言葉で表現されてきた。


小暗い杉木立のなかに樹齢何百年という楓の木。

さみどりの葉に風が渡ると、スローモーションのよう

若葉が舞って、青のしたり落ちてくる。

あたりいちめん青の空気が流れていく。

光を透かせて重なり合った葉の微妙な濃淡。

そのなかに小さな赤い楓の花。


古事記や万葉集の時代は、白と黒以外の色を示す言葉は

「赤」と「青」しかなかったと知って(毎日新聞)、すぐに思い

べた楓の青(緑)と赤い花。40年以上も、春には必ず同

じ楓を見続けてきたとうのに、、、、。こんなにびっしりと

花が咲いた楓に出会ったのは初めてだた。一度にたくさ

ん花を咲かせると、葉数も少なく、秋の紅葉も美しくない、、

、、と姉の独り言に少し驚く。


樹齢何百年の古木が花を咲かせるということは、渾身の力

ふりしぼってのこと。しばし石段に腰を下ろして、悠然と風

にゆれる楓の木を、せつなさと尊敬の念がいり混じった複雑

気持ちで見つめていた。









    夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)-京都にてシャガ 2009,4,28



京の山深く、人知れず咲くシャガの花は清らかです。

それにしても、この花をつくりたもうた神の色彩感覚は、素晴ら

しい!。昨年、シャガの花に描かれた摩不思議な模様を、

造化の妙とは言いがたく、きっと誰かのいずらがき」と、シャ

ガに対して失礼な言葉をくちにした私。


あるかなきかの淡い淡い青の下地に、濃い青と黄色の組

せ、センスがいいですね。さりげなく描かれているように見え

模様も、実は巧妙。「人は自然界から、知らず知らずのうちに色

彩感覚を学んでいくのだよ」と、シャガの花が語っているように

思いました。


きらきらと陽のもれる早緑の楓の下、胡蝶花とも呼ばれるシャガ

の立ち姿は、インド舞踊か、タイ舞踊か、。「シャガ」を「釈迦」、

仏の花と勝手に思い込んでいる私にとって、清澄の気にひたさ

咲くシャガは、そこにあるべくしてある花。

どこからともなく聞えてくる般若心経に、一層その思を強くした。