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ラスト・ブレス

今日は 十五夜 です。
十五夜
「由来」
この風習はもともと中国から伝わったものであり、
日本では平安時代に風流なことを好む貴族の間において「月見の宴」が盛んに行われるようになりました。
次第に庶民の間で行われるようになると、
農耕的意味合いを含んだ行事へと変化していきます。
もともと日本には、
満月を豊穣の象徴として収穫物をお供えする信仰がありました。
この秋の収穫祭と、
中国の月見がうまく融合され現在の十五夜のかたちになったようです。
十五夜というと満月のイメージが強くありますが、
必ずしも満月になるとは限りません。
しかし、
この時期は1年の間で空気が澄んで月がもっとも美しく見える頃です。
たまには夜空を見上げてゆっくりときれいな月を眺めてみるのも良いかもしれません。
「食」
十五夜のお供え物にはさまざまなものがあります。
代表的なものでいうとススキと月見団子といったところでしょうか。
秋の七草を飾る場合もあります。
また、
この時期に採れた収穫物(ぶどう、柿、松茸、梨・・・等)も一緒にお供えすることがあります。
この行事がが秋の収穫祭と深い関係があったことがうかがえますね。
「里芋」
十五夜が別名「中秋の名月」と呼ばれているのは有名です。
では、
「芋名月(いもめいげつ)」という別名もあることはご存知でしょうか?
この「芋」は里芋のことを指しています。
里芋は稲よりも早く日本に伝来し、
栽培されていたと言われており、
さつま芋やじゃが芋が登場してくる江戸時代までは、
「芋」といえば「里芋」を指していました。
十五夜に里芋をお供えする地方も数多く存在します。
月見団子はまん丸のお月様に見立てているという説のほかに、
里芋をかたどっているという説もあるほどです。
ちなみに十三夜は、
栗や枝豆などの豆をお供えするので別名「栗名月」や「豆名月」ともよばれています。
月と食は古くから深い関係があるのですね。