バンコクで日本人はどう見られているか ある一つの見方
ちょっと関係ない話から書きます。
ジュネーブ空港を出る時に、
「ジュネーブに戻ってくるのか。日本には行かないのか。」
と聞かれました。
そんなこと聞かれた事ありませんでしたが。
その後飛行機に乗ったら
乗客が30パーセントぐらいしかいない空いている便だったのに、
私の座席は一番後ろのトイレの前でした。
隔離されている感じで
「もしかして日本からの放射線を発していると思われているの?」
って勘ぐってしまいました。
飛行機に乗るだけで、誰だって少しは放射線を浴びるというのに。
こういう類いの「なんかおかしいな」という体験をするかもしれないな、と思っていましたが。
深読みし過ぎかもしれませんが、ちょっとだけ気になりました。
差別は「言葉」ではなくて「行動」で示されると思います。
政治的に正しい事を言う事は簡単ですが、思っている事は行動に出るでしょうから。
もしかしたら、これからこういう「もしかしたら差別的?」って思わされる体験をする場面が増えるかもしれません。
でも、日本で原発を冷やそうとがんばっている方や、ボランティアの方、電力を節約している方の努力に比べたら、そんな扱いにナルシスティックに怒っている場合ではありません。
さて、
バンコクでは、200人に一人が日本人です。
ジュネーブはおよそ140人に一人の割合で日本人がいるので
ジュネーブの方が日本人は多い?
と思われがちですが、なんといってもバンコクの人口は800万人。
人口800万(公式なので、本当は1000万ぐらい?)のうち、4万人は日本人です。
ジュネーブでは日本人は1500人ぐらいですし、まとまって暮らす事が出来ないのです(賃貸物件の空き部屋が少ないため)。
バンコクの4万人の日本人の多くは、スクンビットとかサトーンといった地域を好んで暮らすようです。
つまりほとんどまとまって暮らしているので
この場所の複合ショッピングセンターにいくと、
日本度数85パーセントぐらいに感じます。
私の中ではハワイのワイキキよりも、日本度数が高いです。
なんといっても
清潔なデパート
瀟洒な商品やブランド品
資生堂エステルーム
そして、
日本食レストラン多数
そう、
バンコクでは日本の駐在員は富裕層なのであります。
4人家族なら200~300平米の豪華コンドミニアムを借り(予算30万から50万ぐらい)
リビングで子供とバトミントンしたりできる広さがあります。
コンドミニアム内にはカフェ、フィットネスクラブ、プール、と揃っているので、雨期でも外に出ずに安心して遊べます。
ガードマンが常駐し、お手伝いさんを雇い、飲料水は配達してもらう
そんな生活をしている方も多いと思います。
病院は富裕層向けの病院に行くと、
なかなか良い治療が受けられるようです。
大手進学塾もバンコクに進出し
バンコクで入学試験を行う私立の中学や高校まであります。
バンコクのインターナショナルスクールといえば、
「日本語で授業をします」
と看板に掲げられていて、その次に
「韓国語とか、中国語とか、英語とか、他の言語でもやります」
と書いてあるところも多いです。
4万人の外国人(日本人)の医・食・住・教育・全てを満たしてくれるバンコク
底力でしょうか。
さて、バンコクでの私のボスであるアメリカ人が
私にこう尋ねてきました。
ジュネーブ空港を出る時に、
「ジュネーブに戻ってくるのか。日本には行かないのか。」
と聞かれました。
そんなこと聞かれた事ありませんでしたが。
その後飛行機に乗ったら
乗客が30パーセントぐらいしかいない空いている便だったのに、
私の座席は一番後ろのトイレの前でした。
隔離されている感じで
「もしかして日本からの放射線を発していると思われているの?」
って勘ぐってしまいました。
飛行機に乗るだけで、誰だって少しは放射線を浴びるというのに。
こういう類いの「なんかおかしいな」という体験をするかもしれないな、と思っていましたが。
深読みし過ぎかもしれませんが、ちょっとだけ気になりました。
差別は「言葉」ではなくて「行動」で示されると思います。
政治的に正しい事を言う事は簡単ですが、思っている事は行動に出るでしょうから。
もしかしたら、これからこういう「もしかしたら差別的?」って思わされる体験をする場面が増えるかもしれません。
でも、日本で原発を冷やそうとがんばっている方や、ボランティアの方、電力を節約している方の努力に比べたら、そんな扱いにナルシスティックに怒っている場合ではありません。
さて、
バンコクでは、200人に一人が日本人です。
ジュネーブはおよそ140人に一人の割合で日本人がいるので
ジュネーブの方が日本人は多い?
と思われがちですが、なんといってもバンコクの人口は800万人。
人口800万(公式なので、本当は1000万ぐらい?)のうち、4万人は日本人です。
ジュネーブでは日本人は1500人ぐらいですし、まとまって暮らす事が出来ないのです(賃貸物件の空き部屋が少ないため)。
バンコクの4万人の日本人の多くは、スクンビットとかサトーンといった地域を好んで暮らすようです。
つまりほとんどまとまって暮らしているので
この場所の複合ショッピングセンターにいくと、
日本度数85パーセントぐらいに感じます。
私の中ではハワイのワイキキよりも、日本度数が高いです。
なんといっても
清潔なデパート
瀟洒な商品やブランド品
資生堂エステルーム
そして、
日本食レストラン多数
そう、
バンコクでは日本の駐在員は富裕層なのであります。
4人家族なら200~300平米の豪華コンドミニアムを借り(予算30万から50万ぐらい)
リビングで子供とバトミントンしたりできる広さがあります。
コンドミニアム内にはカフェ、フィットネスクラブ、プール、と揃っているので、雨期でも外に出ずに安心して遊べます。
ガードマンが常駐し、お手伝いさんを雇い、飲料水は配達してもらう
そんな生活をしている方も多いと思います。
病院は富裕層向けの病院に行くと、
なかなか良い治療が受けられるようです。
大手進学塾もバンコクに進出し
バンコクで入学試験を行う私立の中学や高校まであります。
バンコクのインターナショナルスクールといえば、
「日本語で授業をします」
と看板に掲げられていて、その次に
「韓国語とか、中国語とか、英語とか、他の言語でもやります」
と書いてあるところも多いです。
4万人の外国人(日本人)の医・食・住・教育・全てを満たしてくれるバンコク
底力でしょうか。
さて、バンコクでの私のボスであるアメリカ人が
私にこう尋ねてきました。
アメリカ人 「Yoko、日本人はどうして道を譲らないんだろうか。」
私 「道で出会い頭に出会った時に、右に進むか左によけるか迷ってしまうのではないでしょうか。」
アメリカ人 「いや、そうじゃなくて、横にも動かないで、ただまっすぐ歩いてくるんだよ。それで、周りの人が避けるのを待っているんだよ。なんでだと思う?」
私 「分かりません。それは、まるで日本人が「「傲慢」」に見えるって事ですか。」
アメリカ人 「そう、その言葉を自分からは使いたくなかったけれど、まさにそういう風に見えるんだよ。」
私 「バンコクに駐在している日本人は日本でしていたよりもずっと良い暮らしが出来るから、感覚が変わっちゃうんでしょうかね。全員がそうなるとも思いませんけど。」
最近、各ニュースで「絶賛されていた」日本人ですが、こういう話を聞くと、どういう態度をとったら良いのか分からなくなりますね。「結局はその人次第」って事なんでしょうか。
とりあえず、その後すぐに話題を変えてくれたアメリカ人ボスなのでした。
ジュネーブでの私は、「差別されているかな?この人アジア人嫌いなんだな。」って勘ぐる事はあっても、まさか自分が「上から目線」の立場ではないので、そんなこと考えた事もありませんでしたが、お国が変わって立場が変わると人の態度も変わるのでしょうか。
このエピソードを忘れないようにしようと思います。
私 「道で出会い頭に出会った時に、右に進むか左によけるか迷ってしまうのではないでしょうか。」
アメリカ人 「いや、そうじゃなくて、横にも動かないで、ただまっすぐ歩いてくるんだよ。それで、周りの人が避けるのを待っているんだよ。なんでだと思う?」
私 「分かりません。それは、まるで日本人が「「傲慢」」に見えるって事ですか。」
アメリカ人 「そう、その言葉を自分からは使いたくなかったけれど、まさにそういう風に見えるんだよ。」
私 「バンコクに駐在している日本人は日本でしていたよりもずっと良い暮らしが出来るから、感覚が変わっちゃうんでしょうかね。全員がそうなるとも思いませんけど。」
最近、各ニュースで「絶賛されていた」日本人ですが、こういう話を聞くと、どういう態度をとったら良いのか分からなくなりますね。「結局はその人次第」って事なんでしょうか。
とりあえず、その後すぐに話題を変えてくれたアメリカ人ボスなのでした。
ジュネーブでの私は、「差別されているかな?この人アジア人嫌いなんだな。」って勘ぐる事はあっても、まさか自分が「上から目線」の立場ではないので、そんなこと考えた事もありませんでしたが、お国が変わって立場が変わると人の態度も変わるのでしょうか。
このエピソードを忘れないようにしようと思います。
カオスなバンコクで震度3を体験しました。
先週仕事でバンコクに行ってきました。
バンコクの印象は一言で言うと「カオス」
混沌としています。
狭い横道(「ソイ」と呼ばれています)を入ると、
両脇には露店が所狭しと並び
果物、昆虫の唐揚げ、その他の美味しそうな料理が売られていて、
サンダルを履いた人が行き交い
三輪バイクが安いエンジン音を響かせて走り抜けたかと思うと
その同じ道路を、富裕層が運転するベンツが走り
ベンツの砂埃が、道の脇を歩く、オレンジの袈裟を来た托鉢僧の足を汚し、
タイの人々は露店で買った食物を僧侶に捧げ
露店の間を、タイの野犬「ソイ・ドッグ」がうろうろしています。
見上げると、外国資本で建てられた超近代的なホテルやコンドミニアムがそびえていて
そこに暮らす人たちは、備え付けのマシンジム、フィットネス、サウナ、プール、カフェで
快適至極な生活をしているというのに、
その足下の世界では、
乞食が物乞いをしている。
ものすごい格差です。
さて、
そんなバンコクで、震度3を体験してしまいました。
私は当時地上20階ぐらいの部屋にいたのですが、
カーテンが60センチぐらいの幅で揺れていて、本当に驚きました。
しかし、揺れが収まると同時に、煙のにおいがしてきたのです。
「近くで火事が起こっている」
急いで外を見ると、煙の匂いが立ちこめていて、
消防車のサイレンが四方八方から聞こえてきます。
「下に降りないと」
と思った時に
「きゃーーーーー!」という悲鳴とともに、同じ階の人たちが
大パニックで、まだ建物が揺れているのにエレベーターで下に下りて行きました。
エレベーターには自動停止装置がついていないのかもしれない?
私も下に降りて外に出てみました。
外は、さらに煙がひどく、
消防車のサイレンの音も聞こえていています。
こんなに人と車ばかりのバンコクで、どこに逃げれば良いんだろう
と思いながら街を放浪してみました。
そこで私が目にした物は
特に何も変わっていない日常でした。
露店の人たちは、ポータブルテレビで地震速報を見ながら
営業を続けています。
煙の匂いがすごいですが、
お客さんたちも、外のテーブルに座って、会食をやめません。
道路は渋滞なので、消防車が入ってこられません。
見かねた人が、交通整理を始めました。
前のバスを止めて、後ろのバスも止めて、
わずかな隙間から消防車を入れて前に進ませようとしています。
な
の
に
この後ろのバス(写真右側)、突然前進して左方向に進んだので
また消防車が入れませんでした。
バスの乗客も、平然とした顔つきに見えます。
露店の中華鍋も、ガスの火がつけっぱなしで、営業する気満々です。
灰が落ちてきそうなんですけれども・・・・・・。
そんなふうに、サイレンの音だけは激しい割に、
いっこうに進まない消火活動。
私はタイ人に提案しました。
「この道路。3車線もあるんだから、1車線はバスとタクシーと緊急車両専用にしたらいいんじゃないでしょうか?」
タイ人 「無理だろうね~」
私 「緊急の時はどうするんですか?」
タイ人 「なんとかします」
私 「何とかならない時はどうするんですか?」
タイ人 「なんとかします。」
小乗仏教徒らしい達観とは思えない
なんていうか
ある意味、素晴らしいまでの人々の無関心な態度。
数名の方が亡くなったらしい火事でしたが・・・・・・。
マクドナルドには、人が溢れていて、
待ち行く人は、笑顔で笑っていて
ここはどこ?私は誰?
っていう気持ちでした!
みなさん、余震っていう言葉、ご存知ですか?
余震が先に来て、本震が後に来る事もありますよ?
ビルの真下にいたら、上から物が落ちてきて怪我しますよ?
「運河沿いに津波が来る」って冗談言っている場合じゃないですよ?
バンコクで地震災害が起こったら、
とても大変な事になると思います。
上記の光景と比べたら、日本人の地震に対する心がけと準備は素晴らしいとしみじみ実感しました。
なるほど、世界各国が日本の地震に対する対応に感心するのは、こういう世界を見ているからだったのですね。
ブラボーなコレクション。「所有する」のは何のため?
(この記事は予約投稿です。メッセージやコメントのお返しは、都合により3月29日まで出来ません。失礼をお許しください。)
お散歩の途中で出会う優しいマダムは
大の日本びいき。
毎年紅葉を見に日本に出かけられるマダム
家には彼女の大切なコレクションが沢山あるそうです。
彼女のコレクションは
・日本の羽織
・日本のこけし
・日本の掛け軸
・日本の版画
と、私はそのどれも持っていないのですが、マダムのコレクション数は相当なようです。
日本の羽織はカーディガンのようにさらっと羽織って、ゆったりと散歩されています。
そんなマダムとお話ししていると
「日本の苔はきれいよね~」
お散歩の途中で出会う優しいマダムは
大の日本びいき。
毎年紅葉を見に日本に出かけられるマダム
家には彼女の大切なコレクションが沢山あるそうです。
彼女のコレクションは
・日本の羽織
・日本のこけし
・日本の掛け軸
・日本の版画
と、私はそのどれも持っていないのですが、マダムのコレクション数は相当なようです。
日本の羽織はカーディガンのようにさらっと羽織って、ゆったりと散歩されています。
そんなマダムとお話ししていると
「日本の苔はきれいよね~」
「宮崎駿アニメの歌がとっても素敵。ロシア人が日本語で歌っているのがあるからYoutubeで見てみて」
など、日本の良さをマダムから再認識する、相変わらずまだまだな私です。
さて、そのマダムですが、ご自分のコレクションについてお話しになった後に、こうおっしゃったのです。
「私が死んだら、私のコレクションは、全て日本に返すの」
話し相手が死後について話した時には、「まだそんなこと考えるのは早いですよ」って言わなくちゃいけないと分かっていますが、あまりにも衝撃的だったために、ついその話に乗ってしまいました。
彼女は続けます。
「生きている間に、自分の集めた物に十分楽しませてもらったから、死んだら返すのよ。当然でしょう?」
「所有」に対する意識。素晴らしいです。
マダムにとってはコレクションとは、人生を楽しむためのもので、彼女は物を本当に所有することを必要としていない訳です。というか、物を本当の意味で所有する事は出来ない事をご存知なのです。
達観した視点から見れば、人生も命も全て借り物のようなものですよね。私たちは、お金という共同幻想を利用して、家や車などを購入し「所有」したつもりになったり、逆に「所有したもの」に縛られたりしていますが、地球の長い歴史と、私たちの短い貨幣経済を考えると、私たちのしている事は、少し滑稽な気さえしてきます。しかし、私はそこで、おかしいと言って笑っていはいられないので、なんだかあくせくしているのですが。でも、長い目で見れば何でも「借りる」という事ですね。
日本人は所有した物は子孫に残したいという気持ちがあるようですが、
スイスでは死後に、寄付をされる方が多いようです。
先日亡くなった女性は、ご自分の住んでいたアパートを遺言により、死後に、動物愛護団体に寄付されました。
彼女の恋人は、彼女を10年も介護し、彼女の最後も看取ったのですが、彼女は自分のアパートは彼には残さずに動物愛護団体へ寄付されたのです。彼女の恋人には、別にすむところもあったから、という理由もあったと思いますが。「生きている間に所有した物は死後に返す」 。「所有したもの」を「命」に変えると、聖書に出てくる言葉と同じです。
など、日本の良さをマダムから再認識する、相変わらずまだまだな私です。
さて、そのマダムですが、ご自分のコレクションについてお話しになった後に、こうおっしゃったのです。
「私が死んだら、私のコレクションは、全て日本に返すの」
話し相手が死後について話した時には、「まだそんなこと考えるのは早いですよ」って言わなくちゃいけないと分かっていますが、あまりにも衝撃的だったために、ついその話に乗ってしまいました。
彼女は続けます。
「生きている間に、自分の集めた物に十分楽しませてもらったから、死んだら返すのよ。当然でしょう?」
「所有」に対する意識。素晴らしいです。
マダムにとってはコレクションとは、人生を楽しむためのもので、彼女は物を本当に所有することを必要としていない訳です。というか、物を本当の意味で所有する事は出来ない事をご存知なのです。
達観した視点から見れば、人生も命も全て借り物のようなものですよね。私たちは、お金という共同幻想を利用して、家や車などを購入し「所有」したつもりになったり、逆に「所有したもの」に縛られたりしていますが、地球の長い歴史と、私たちの短い貨幣経済を考えると、私たちのしている事は、少し滑稽な気さえしてきます。しかし、私はそこで、おかしいと言って笑っていはいられないので、なんだかあくせくしているのですが。でも、長い目で見れば何でも「借りる」という事ですね。
日本人は所有した物は子孫に残したいという気持ちがあるようですが、
スイスでは死後に、寄付をされる方が多いようです。
先日亡くなった女性は、ご自分の住んでいたアパートを遺言により、死後に、動物愛護団体に寄付されました。
彼女の恋人は、彼女を10年も介護し、彼女の最後も看取ったのですが、彼女は自分のアパートは彼には残さずに動物愛護団体へ寄付されたのです。彼女の恋人には、別にすむところもあったから、という理由もあったと思いますが。「生きている間に所有した物は死後に返す」 。「所有したもの」を「命」に変えると、聖書に出てくる言葉と同じです。
日本の浮世絵も全てマダムのような方に渡っていたら、今では日本に戻ってきているかもしれないですね。
ヨーロッパの列強が各美術館に所有する、外国の美術品も「十分に楽しんだら」、もとの国に返してあげたりすればいいな、と思ったりしました。
ヨーロッパの列強が各美術館に所有する、外国の美術品も「十分に楽しんだら」、もとの国に返してあげたりすればいいな、と思ったりしました。



