ジュネーブ半径500Mな毎日 -99ページ目

「ミサでも日本のために祈りました」神父様より




私の通うフランス語クラスのクラスメート


といって良いのか分かりませんが。


カトリックの神父様がいらっしゃいます。




ジュネーブには英語でミサをあげる教会がいくつもあり、その英語の教会所属の神父様です。




家にいると、地震のニュースをずっと見ていて、

ショックと心配と不安で

多分少し自分がパニックになっていると思いました。

なので、宿題も終わっていませんでしたが

フランス語の学校にも行って、みんなに話を聞いてもらおうと出かけました。

学校ではみんなが心配してくれて

皆がテレビを見て泣いたと。そして、祈ってくれたそうです。

私も自分の言葉で、日本のことを説明できて良かったと思います。

やはり「なぜ日本人はあれだけ冷静なのか」というのが話題になっていました。



ノルウエー人のアンナは、彼女の作文の宿題で、私をピクニックに誘うという設定で文章を書いてくれました。

アンナと私で、森の散歩霧に行くのだそうで、彼女がサンドイッチハンバーガーと暖かい飲み物コーヒーを、私がデザートお団子を持って行くという設定になっていました。楽しそうです。

知らないところで、不自由な思いさえしていない私にまで思いやりを沢山いただいています。





授業の後にも、神父様が私のところにきてくださり

少しお話をしました。

そして、

「日曜日のミサで日本のために祈っている」

とおっしゃってくださいました。





嬉しい事です。

祈りによって、おなかがすく人がお腹いっぱいになる事はありませんし、病気の人に薬が行き渡る訳ではないですが、


祈りが無ければ行動は起きないと私は思っています。



祈りは、自分の限界を知り、相手へ共感をして、同じ気持ちを共有し、そして、行動へとつながる最初のステップだと思います。



祈る時間を割いてくれる方の何人かは、日本に気持ちを送ってくださり、何人かの方が実際に行動を起こしてくださることでしょう。



ここから出来る主な事は、祈りと募金です。

両方とも日本の皆様に届いたらいいなと思います。





















スイスで語られる日本 私の周りで。



昨日は

散歩の途中で、スイス人の女性にお会いしました。

彼女が遠くから私を見つけた時に、私たちはそれほど話をしないのに、私の方へ来てくださり

「日本は大変ですね。

ご家族はみなさん大丈夫ですか?

友人も大丈夫ですか?

被災された方は大丈夫ですか?」

と心配してくださいました。

そのあとで

「日本は、昔から地震がたくさんあったり

台風も来るし、

戦争もあって、

原爆もあって

でもすぐに立ち直って経済でもスポーツでもナンバーワンになったじゃないの。

だからがんばって。

本当にがんばって。」

と言ってくださいました。



私は日本にいなくて、この災害を共有できなかった事が、引け目に感じてしまうのですが、
でも、ここから出来る事や、ここでしか出来ない事をしなければと改めて思いました。



その後で、学校の放課後の校庭で、子供の友達のママと話しました。

東京都知事が、地震は思い上がった日本人全体への天罰だという趣旨の発言をした。確かに、日本はエネルギーを使いすぎているかもしれない。でもこれから日本人はもっとエネルギーの使い方を謙虚に考えるようになると思う。

と言ったら、

その人は

「天罰なんて、そんなことあるはずは無いでしょう。あるとしたら、日本人じゃなくて、世界全体に対してはあるかもしれないけれど。日本人だけが傲慢だったなんてことはあるはずが無い。日本がエネルギーを使うようになったのは本当に最近の事。それまでは、戦後の復興でとても大変な時代だったんだから、良い時代を楽しむ時期があったって良いじゃない。
それで、日本の災害で、スイスやドイツも、原子力発電について、考え直すようになった。これは世界的に良い傾向だと思う。各国が原子力発電を辞める事が出来れば、世界はより安全になるんだから。」

と言っていました。






また、今回の災害で、被災した方、不便を強いられている方が、「暴動」を起こさない事が、世界ではとても不思議な事のようです。

他の国で巨大地震があったときには、
・お店から品物を強奪
・子供の持っている食料を大人が強奪
・銃で撃ち合って、人々が争う
ということがあったのに、

日本ではそのようなことが起こらないので、フランスのテレビ番組でも心理分析家が登場して

「なぜ日本人は極限状態でも助け合えるのか・なぜこんなに我慢強いのか」

というタイトルで議論が行われたようです。

結論としては

「日本人は諦めるのが早い」

だったそうです。

でも、それは違いますよね?



阪神淡路大震災では、水が一本1000円で売られて、ひんしゅくを買った事がありました。
今回は、物の値段が上がっていません。被災地でも平常価格で売られているそうです。これも、世界の自由経済から見ると不思議な事だそうですが、これは、やはり日本に暮らす方々が過去の災害から学んだ事ですよね。
諦めるのが早いのではなく、相手に共感する事が出来て、自分を犠牲にする事が出来る。また、その行為に喜びを感じる事が出来る、からだと思います。
小さい赤ちゃんが救助されたり、新しい命が生まれたと聞けば希望が射したように嬉しい。
自分が出来る事を他人のためにする。
そういう気持ちを皆が持っているからだと思います。
諦めるのが早いのではなくて、いろいろとわきまえて行動できる人が多いのだと思います。



その他、私に、地震のことを聞いてこない、話さない方達は逆に
私がつらいだろうと思って、私から話しだすのを待っていた
という事でした。



日本のことを心配してくださる方々、この大震災から、一緒に学んで世界を安全にしていこうと思う方が
いらっしゃることは、日本の皆様の励みになるでしょうか。
まだまだ大変な時期が続くと思いますが、皆様がんばってください。
遠くからお祈り申し上げます。




















 

東北地方 太平洋沖地震

東北地方 太平洋沖地震

犠牲になった方々のご冥福をお祈り申し上げます。

また、被災されて厳しい生活を余儀なくされていらっしゃる方も、一日も早く日常の生活に戻れますようにお祈り申し上げます。





大地震の報は、日本の家族からの写真付き携帯メールで知りました。

テレビをつけるとBCCもCNNも日本の大地震のニュースでした。

目を疑うような光景の連続で、言葉を失いました。

それからは24時間ほど、家族や親戚の安否の確認に追われました。停電でライフラインも途切れ、携帯電池が切れたら連絡する手段もなくなるという状況もあったと思います。 仙台在住の親戚の安全も確認されて、とてもほっとして疲れました。日本で、被災された方の心理的・肉体的なお疲れは相当な物だと思います。
早く暖かいお部屋で安心して眠る日が来ますように。


ニュースで繰り返し放送された救助の様子。建物の屋上で救助を待つ方達、ヘリコプターが上空をホバリングする中、一本のロープで降下して、救助に向かう自衛隊員の救助の様子は、まるで「蜘蛛の糸」。地獄にお釈迦様が命綱を垂らしているように見えました。救助する方も命がけだと思います。自分はジュネーブで何も出来ませんが、そういう人たちが沢山いる日本の方達は素晴らしいと尊敬します。

一方で、海外メディアが亡くなった方の人数を発表するたびに、「亡くなった方を数えないで!」という嫌な気持になりました。円が安くなり、日本の石油消費量がしばらく落ち込む事からオイルの値段も下がったとか。いつもいつもお金の事ばかり考える人たちもいるのだと思うと、とても嫌な気持にもなりました。私のリビアの友人もきっとこんな気持だったのかもしれない。何人の人が犠牲になったとか、石油の値段の長期予想とか、そんな報道に、今の私以上に心を痛めていたのかもしれないと思いました。海外で母国の被災報道を聞くというのもつらいです。



ジュネーブのお友達からも今回の大地震のお見舞いのメールをたくさんいただきました。
今は国内紛争で大変なリビア人の友人も暖かいメッセージを送ってくれました。

・皆さんが無事でありますように
・一日も早く復興しますように
・いつも無事を祈っている事を忘れないで

日本の皆さんに届いたらいいなと思います。




ただ、今回ジュネーブから日本に連絡を取っていて気がついた事は、首都圏でも、トイレットペーパー、サランラップ、カップラーメンなどの非常用品が品薄なところもあれば、在庫が普通にあるところなど、地域によって商店の在庫に大きな差がある事が分かりました。非常用品を備蓄するのは場所もとるので大変だと思いますが、地域によっては、売り切れている所もあったようですので、まだ備蓄されていない方は備えた方がより安心かと思いました。