ジュネーブ半径500Mな毎日 -39ページ目

「胎児はあなどれないね!」 HUGのMRIはオープンタイプ



「MRIを撮るので、朝の7時45分に来てください」

とジュネーブ大学の先生に言われた時に思ったのは

「そもそもこれは何から始まったんだっけ?」という思いでした。



1、冬の初め、長女の冬のブーツのかかとを補強しようと靴屋さんにブーツの修理を依頼

2、靴屋さんが、「これは誰の靴?」と真顔で質問

3、長女のだと答える私に、「小児科に行った方が良いよ、左右のかかとの減り方がちがうでしょ?骨盤が歪んでいるんじゃないかな?インソールを作ってもらって骨盤矯正した方がよくない?」という靴屋

4、2週間後に、小児科に行くと、「ふむ、大学病院でレントゲンを撮りましょう」

5、レントゲンを撮り終わって、先生が、「これは骨盤のゆがみではありませんからインソールは必要ありません。でも少し背骨が曲がっています。早く成長しすぎているので、背骨の関節にも無理が来ていますね。「MRIを撮るので、朝の7時45分に来てください」」とおっしゃる。となったのであるけれど、いずれも「緊急」でないために、この5ステップだけで半年以上もかかった。


噂に聞くジュネーブの「超遅い医療」とはこのこと??


それにいちいちつきあう私の身にもなってもらいたいわ。もちろん誰も同情しないかもしれないけど、

でも、今、私はこのMRIの機械の前にいる。しかもこの機械、オープンタイプで開放感があるタイプだ!

技師の人が長女に「お母さんにも部屋にいて欲しい?そうなの、いて欲しいんだね?」

「さあ、少しうるさいから音楽を聴かせてあげよう。何が良いかな?クラシックね。オーケー。」

と優しい言葉をかけている。優しい技師なんだけど、私にくるっと振り返って

「そういうことで、お母さんはこの部屋に娘さんと一緒にいてください。扉は開けないでくださいね。時間は40分ぐらいですね。たまに足をさすってあげたりしてください。でも画像が乱れると困るのでさすりすぎないで」ときりっと言い残して、部屋を後にした。


私は、耳栓もなしに、MRIの部屋に取り残され、音楽もなく、この工事現場みたいな爆音を聴き続けている。

長女の様子をこっそり見てみると、呼吸も安定しているし、体に力も入っていない。

目を閉じたりつぶってみたり、リラックスしているようだ。

私の方が先に気分が悪くなりそうじゃないの!そう思いながら、足をさすってあげたりするけど、もしかしたらそれも必要なかったかな?

閉所恐怖症気味の私にはMRIは恐怖中の恐怖。みんなも当然ものすごい怖いと思い込んでいたけど、実はみなさんあんまり怖くないの?って事に気付いたのは最近の事なんだけど。

私の最初のMRI体験は、長女を妊娠9ヶ月の時、特殊な帝王切開になる可能性があったので、もう胎児が大きくなって仰向けで寝られないというのに、仰向けで50分のMRI。

技師のお言葉に甘えて、渡されたコールボタンを押して「早く終わりたいです」と言ったけど、「もうすぐですからねー」と軽くめんどくさそうに流されて、やっとこさ終わったMRIだった・・・・・・。

そうか!

長女にしてみたら2回目のMRIで、実はもう慣れているんじゃない?

長女のお腹がゆっくりと上下していて、落ち着いているようだ。

目をゆっくり閉じたりして、眠りに落ちそうな雰囲気じゃないの!そうやってもう何分経ったか分からなくなったころに、検査終了。

けろっとして台から降りて来た長女に

「よく考えてみたら、2回目のMRIだったから、平気だったんじゃない?」

というと、長女は

「胎児はあなどれないねー」

と自分の事なのに、感心していました。



本当に胎児は侮れないのかもしれないよ。



母が一番ドキドキして、朝から変に疲れ果てました。

この日は午後に日本語補習校に行きましたが、ふつうに

「つかれているねー」

と別のお母さんに言われました・・・。



そんな訳で、お伝えしたかった事はジュネーブ大学付属病院の小児科のMRIはオープンタイプで、私が最も恐れていた、壁に空いた棺桶みたいに細長い穴に頭から突っ込んで行く、原住民のお墓みたいな従来タイプではありませんでした。







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美容整形こぼれ話2



先日、銀座で銀座CUVOを開院されている久保隆之先生についてちょっと書いたのですが、もっと書いてくださいというメッセージを頂いたので、美容整形には、まだちょっと懐疑的な人代表みたいな私が、出来るだけフラットな視点で書いて行きます。

日本では美容整形というと

「韓国の美容整形ってすごいんでしょ?」
「韓国の人たちってみんなやっているんでしょ?」

と言われますが、美容整形にかけているお金の総額は、まだまだ日本の方が上です。

現在の流行は「美肌」

芸能人もブログでお肌のお手入れにクリニックに行くのは当たり前のように書いていますね。

久保隆之先生曰く

「十分きれいになった人が、最後に手入れするのは毛穴ぐらいしかない」

のだそうです。アジア人は西洋人に比べて毛穴が開きやすいので、大変ですね。



さて、以前、韓国の美容外科学会で、勉強のためにレクチャーを聴きましたが、

韓国のドクター達は、まず英語で発表出来ない方も多いです。韓国の英語教育はすごいと聴いていたのですが、レジュメも韓国語のみで、英語がついていないものがほとんどでした。

通訳に入っていた人も、それほど英語が上手という訳ではないような感じで、ちょっと不思議に思いました。

比較的小さな学会だったのかな?とも疑ったりしました。

それはそれとして、

発表の中では、素人の私でも、「この施術は良くないんじゃない?」と疑問に思うものもありました。

その一つは、レーザーによる脂肪吸引です。

発表されていた先生は、韓国人の美容整形外科医で、症例写真もとてもきれいでしたが、

「あんなに回復が早いはずはないよね」
「第三者が検証している訳じゃないから、多少日付を書き換えたりも出来るよね」

と、周りの反応は結構厳しいです。
私でさえもちょっと回復が早すぎて、内出血がなさすぎと思ったので。
学会で発表したという実績を作りたいお医者さんもいらっしゃると思います。
良い技術を持った医師を見つけるって本当に大変だと思いました。


アメリカでは今はほとんど行われていない「糸によるお顔のリフト術」もライブで手術が行われていましたが

安価ですが、効果から言ったら日本でもお薦めする人はあまりいないような気がする施術ではないでしょうか。



韓国の学会でしたが、中国人の参加が多く、しかも女医さんが多く、彼女達は、中国を出て、別の国で活躍したいような勢いを感じさせます。日本語で言えば、肉食系?ここでも中国のパワーを見せつけられました。



韓国のある美容整形外科医は、youtubeにもいくつも動画をアップされているのですが、眉リフトをされた直後なのか、眉の上のラインにそって手術跡がくっきり見えて、少し驚きました。



美容外科の世界も、積極的に取ったり、足したりすることで、技術が進んで行くのかもしれないですが、

銀座キューボの久保隆之先生 の理念は「できるだけいじらない」というもので、それによって確立した技術があり、

その臨床でも群を抜いています。



久保隆之先生の技術の一つは、二重まぶた手術 はもちろんのこと、その他に目の下の隈を取ったり、しわを減らしたりする施術 で、これを外から切開跡が残らないように行い、回復も早い手術です。



久保隆之先生は、見た目はとてもフランクですが、考え方はとても真摯なので、実ははっきり言うと驚きでした。

日本の若者の将来とか(ご自分も若いのですが)、原発事故後の日本のこれからとか、とても真剣に考えていらっしゃるのです。

先日、久保隆之先生がおっしゃった話では

「今年の桜がとてもきれいだったんだけど、あれは植物がセシウムをカリウムと勘違いしてきれいに咲いたんだと説明している人がいたよ。原発事故からまだ1年がたっただけと思って、これからも生きて行かなくちゃ行けない。毎日毎日、地震や竜巻と不景気のニュースでは若い人達が力を出す前に萎縮してしまう。自然災害に遭う確率をあんなに報道することには意味があるのだろうか。誰しもが、同じような危険の確率の中で行きているのに。」

と、科学者らしい視点です。

久保隆之先生自身、昨年の地震の時は手術中で、同じビルの人達が避難する中、ビルが倒壊しても患者さんを守り通すという覚悟がわき上がって来たのだそうです。

アメリカ人の友人によると、美容整形外科医を選ぶのは、技術力のみが基準、性格はどうでも良い、良い仕事をしてくれればそれで十分、と言う事ですが、日本人が医師を選ぶ基準ってどうでしょうか。

もし私が患者になるなら、技術はあるけどお金儲けに夢中っていうお医者さんではなく、プラス人格!って希望しちゃうのですが。それも贅沢なのでしょうか。

ちなみに、この人にはお世話になりたくない!っていう美容整形外科医さんも何人もいます(あくまでも私の好き嫌いですけど)。患者さんにはそういう顔は見せないんだろうなー。学会って業界の裏の面が見られるのでなかなか興味深いのです。


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美容整形のこぼれ話

思い出しモードで書きます。

今まで、当時の仕事の関係で、日本やその他の国の美容外科学会に行く機会がありました。

美容整形未経験の私でも顔をみて分かるような有名な先生や、その先生の教え子先生達が集結する場所なので、まったく場違いの世界に迷い込んだ感がありますが、面白いです。



美容整形外科医であると同時に、クリニックを開業されている方は実業家でもあるので、景気の変動や、患者さんの動向にはアンテナを張っています。

そして学会は、それぞれの技術や臨床について発表したり、学習したりする場でもありますが、他クリニックに真似されたくない技術は、たいていは公にしたくないものなので、なんとなく静かに牽制し合う空気を感じたり、同業者でも競合しない人同士は仲が良さそうだったりといったドラマもちらほら垣間見られます。

景気が低迷していると言われている日本では、東京のど真ん中であっても、やはり景気の影響は受けるようです。

そのような美容関係者数百名が集まる学会で、何人かのドクターとお話をする機会がありましたが、その中でも、

銀座CUVO(キューボ) の久保先生はとても気さくな先生でした。

お若い先生だと思うのですが、キャリアは長く、海外の学会でも多数発表されていますし、独自の技術もあります。

久保先生が最初にいらしたクリニックは十仁美容整形で、院長である梅沢先生と久保先生は、本当に親しそうで信頼関係のある師弟関係という風に見えました。

久保先生の素晴らしいと思うところは、先生が最近になって、ご自分独自の技術を進んで他の医師達に公開するようになったことです。

久保先生自身、ある日、自然とそういう心境になったのだそうです。

ー今までは、自分のために技術を広めようとしてこなかったけれど、これからの人達のために、技術を広めようー

技術を広めると、患者さんも別のクリニックに去ってしまうかもしれないので、ビジネスマンとしてのリスクはあるはずなのですが、それよりも美容整形外科という分野の発展を願っての事だと思います。

やはり久保先生 は、ビジネスマンの前に、お医者様なのだと思うと、なんとなく嬉しくなるのは私だけでしょうか。

久保先生 が美容整形外科医としてのキャリアをもたれる以前の、厳しい研修医としての生活、昼夜を問わない病院での生活、患者さん達とのふれあい、それらを通して培われた久保先生独特の鋭い感受性が、やはり医師としての態度を形成してきたのでしょうか。

利益追求に走らない理念に、私のようなナイーブな患者予備軍はかえって安心するのではないでしょうか。

ちなみに久保先生に質問をしてみました。

「二重まぶたや目頭切開手術で、先生の患者さんがみな同じ顔になってしまうという事にはならないのですか?」

それに対するお答えは

「自分が美しいと思う基準がある以上、患者さん達のお顔が最終的に似てしまうリスクはあるから、絶対そうならないように最新の注意を払う」

ということでした。




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