ジュネーブ半径500Mな毎日 -213ページ目

綱渡りホリディ

今週末はイースターでどこもお休みムード一杯です。



金曜日はイースターで休み



土曜日は普通の土曜日



日曜日は日曜日



月曜日もイースターで休み



ということで、この四日間で買い物に行けるのはなんと土曜日だけです。







実は私達、着替えを三着しか持ってこなかった上にすべて冬服なので、半袖の洋服や子供達の学用品を買うべく、ジュネーブのコルナバン駅近くのショッピングセンターへ行きました。



店内はものすごい人、人、人、



みなさんイースターにちなんだ兎型のチョコレートや、イースターエッグを持ってレジに長い行列を作っています。



食料品のコーナーでも皆さん殺気だった様子です。そういえば、近所のCOOPのいつもは飲料水が売っているコーナーは今日はすべてワインに置き換わっていましたなぁ。



私達は子供が飽きないうちにといそいで子供服、子供用品を買いました。それでも買い終わった頃にはRが



「お腹空いた~」



とメソメソ



来る途中に見たマクドナルドで何か食べたい様子です





















ジュネーブに来る前は



「ジュネーブのマックは高いから、もうマクドナルドはごちそうだわ」



と友人に話していた私ですが、あっけなくマクドナルドへGO



6つ入りのチキンナゲットが500円

フィレオフィッシュが500円



と驚くべき値段設定ですが、ジュネーブでは1000円以内でテーブルについて食事が取れることはまずないそうなので、これはこれでこれなのだと思うことにしました。





















4人でマクドナルドで35スイスフラン(1フランは90円ぐらい?)



家の固定電話に費やしたお金が50スイスフランなのに、マクドナルドで35フランです。



それでも混んでいるマクドナルド、すごいなぁと思います。日本のマクドナルドの値段を見せたらみんな驚くだろうなぁ。



マックの伝票には、お手洗いに行くための暗証番号が印字されています。お手洗いの入り口にはテンキーの鍵がついていて、伝票に記された4桁の暗証番号を押さないと利用できません。

ヨーロッパにありがちだけど、お手洗いが少ないです。お金を払わないとお手洗いが利用できないことになっています。こういうところはちょっと嫌だな。



その後、スタバも発見



















でもなんだか店構えが違う感じ。幌が赤いからかな?



あとは、有名なモンブラン山を遠くに見て





















レマン湖の噴水を見て





















すっかり疲れたので、速攻帰りました。



私の洋服は何一つ買えませんでした。



通販で物が買えた日本が恋しい。





しかし、大きな過ちを犯していました。



今日はスーパーはすべて6時に閉まってしまうのでしたが、私が昼寝をしてしまったので買い物に行きそびれました。。

気付いたのは6時24分(いつまで寝ていたんだか)



結局、夫に空港内のスーパー(9時まで営業している)に行って来てもらいました。



ふー、これであと二日、飢えないで過ごせそうです。



慣れないイースターホリデーのごたごたでした。



ゆったりまったり、休日はお店が開かないジュネーブペースに慣れるのはもう少し先のことのようです。













国連本部前







私達は毎日のように家とその前の庭とCOOPを往復しているだけなので、まだジュネーブのジュの字も見ていないのだそうです。



なので、今日は歩いて国連本部前に行きました。写真では分かりにくいのですが、各国の旗がたくさん立っています。しかし、それよりも目を引くのは、一本だけ脚の折れた巨大な椅子です。



これは地雷反対の象徴としておかれています。



Mはこれを見て初めて地雷というものを知りました。



一晩何を思っていたのか、今日になって地雷について、戦争について、詳しく聞いてくるようになりました。



私が地雷の怖さや、地雷は命を奪うためではなく、脚などの体の一部を使えなくさせて、その国の経済力を弱くさせるために、火薬の量をわざと調節していることを話しました



また地雷は一つ100円程度で作れて、設置するのにも50円しかかからないこと、しかし、撤去するのには1万円かかることなども話しました。



Mはなぜ大人が戦争を始めてしまうのか全く理解できないようです。



子供達がそういう感覚のまま大人になれたらいいなぁと思いました。





ジュネーブで必要な物



成田からジュネーブに来る途中の経由地フランクフルトですでにうすうす気付いていたことですが、



ジュネーブでは何でも重いです。



お手洗いのドアが重い



水を流すボタンが重い



手を洗うための水栓が重い



鍵が重い



玄関の扉が重い



洗濯機の扉が重い



食器洗い機の洗剤を入れる所のフタが重い



食器洗い機のスイッチが重い



お皿が重い



カトラリーも重い



ブラインドを上げ下げする棒が重い



窓が重い











数え上げたらきりがありません。本当に何でも重いです。



最初は家の中でも筋トレ状態でしたが、そんな状態にもやや慣れた今日



初めてバスに乗ってみました







やはりジュネーブ



チケットを買うボタンが重い



コインが重い



バスの扉を開けるボタンが重い



そしてバスに乗ったところ



「ストップボタン」が重い







みなさん体が頑丈なのでしょうか?



バスの中の老若男女、きっとみなさん力持ちなのだと思います。



細くてか弱そうな女性もバシッとストップボタンを押して降りていきます



杖なしでは歩けない高齢の男性も、その時にはしゃんとされてバシッとストップボタンを押して降りて行かれます。



目の前のブロンドのかわいい女の子もやがて、バシッとストップボタンを押したり、重いブラインドを上げたりすることが出来るようになっていくんだなぁと思いました。



ジュネーブの暮らしに必要な物、まず一つはパワーです



それに比べると、日本はゆるく優しい国だなぁと思います。



なんとなく日本で出会った親切な方々を思い出す午後となりました。