ジュネーブ半径500Mな毎日 -10ページ目

大統領とそれ以外ではこんなにも違う?

近所のホテルでは、現在、厳重な警備が続いている。



このホテルは、空港と街の中心の間にあり、周りに高い建物がそれほどないので、警備しやすいのかもしれない。

大統領のような人が来る時には、空港からヘリコプターで移動出来、

ホテルの周りにはコンクリートで作られたバリケードが置かれ、

ホテルの周りは駐停車禁止になる。

左折禁止になったりして、交通規制も行われている。

ホテルの周りを防弾チョッキを来た人達が取り囲み、

ライフルを構えて行き交う人を見ている。

目の前で、車同士の接触事故が起こっても

自分の仕事ではないので、微動だにしない。

運転手同士が降りて来て、

保険がどうだとか、示談にしようとか、警察呼べとか、いやまってくれとか、
住所教えてとか、どうせ嘘言う気だろうとか言い合いをしていて

その後ろに後続の車が渋滞を起こしていても

彼らは微動だにせず、ライフルを構えて、周りを伺っている。

時には、近くのアパートの屋上に、ライフルを持った人が配備されている事もある。




最近分かったのは、やはり大統領が来ている時の警備が1番厳しい。

今回は、

あちこちの報道機関がパラボラアンテナ付きの中継車を停めて、報道デスクまで設けて、報道する気満々なのですが、警備はそれほど厳しくない。国際紛争ではなくて、代表者は大臣レベルか?と思っていたら、


現在はロシアのラブロフ外相ととアメリカのケリー国務長官がシリアの化学兵器についての話し合いをしている。今の所、話し合いは建設的、とのこと。

早くニュースがやってこないかな。





りすと呼ばれる9月がやってきた

今朝のジュネーブの気温は8度。

スマホで、ジュネーブの気温をチェックしてから子供と自分の洋服を考えないと起きられない、そんな季節がやって来た。
今年の冬は、マイナス何度まで行くんだろう。去年はマイナス18度という日が何日かあって驚いたけど。



お店には冬用のコートがすでに並んでいて、冬用ブーツ、マフラー、帽子、手袋、革、毛皮製品も並んでいる。

先週は、汗ばむ陽気の中、子供のセーターを買いに行ったけど、

今週はもう8度まで下がったので、「ほら、今買っておいて良かった!」と、買い物に忙しい私を家族に肯定させるべく、呪文のように毎日唱えています。

最近覚えた事は

・来年の冬に必要な物を、冬の終わりに宣言しておく、そうすると、「えーまた買ったの?」とあきれられない。

たとえば、冬はずーっとブーツを履くので、ブーツ1足では足りないのです。
雪用、
黒色
茶色
それから軽くて足腰が疲れないブーツ
など
欲しい物をあげたら切りがありません。


コートだって、
薄手だけど長め
短く目だけど雨もはじく
ものすごーく暖かくて、そして軽いコート
いろいろ欲しくなるし

それからマフラーや帽子や手袋、体の先端を暖めるのは必須です。
スマホ用の手袋も欲しい。
9月といえどももまだ9月。

それなのに私がこんなにばたばたしているのは、

暖房が入る前の九月が1年で一番室内が寒く感じるからです。



日本から船便を持ってくる時に、持ってくれば良かったと思うもの。
それは、ダイニングこたつ。食卓なんだけど、こたつ、椅子なのに暖かい空気が逃げて行かない構造の、そんな素晴らしいダイニングこたつ。

今年の夏、日本に戻った時に、買って来ようかと思いましたが、運ぶのが大変そうなのでやめました。

なので、今朝は、小さなオイルヒーターをダイニングテーブルの下に置いてみたら、足元がほのかに暖かく、なんか良い感じ。これにカバーをかけたらこたつにならない?なるよね?
いや、大抵の人は、たぶんこたつ必要ないと思いますが、うちのアパートはまだ窓が1重で寒いので、足が暖かいとうれしい。

とにかくそんな風に、冬支度を焦りながらしている私をみて、子供が
「りすみたい」
と言っていました。

秋のリスは、冬支度のため、ものすごいまでに形相を変えて、木の実を集めたり埋めまくったりしていて、本当に必死なので、どうやらそれを彷彿させるらしいです。

そんな風に、朝は8度だったのに、午後は20度ぐらいまで上がるので、
またまた忘れちゃうのですが、また翌朝になり、気温が10度を下回ると、忘れていはいけなかった事を思い出し、忙しいです。
もう冬はすぐそこまで~!








幸福度世界第3位のスイス、とその犯罪報道

先日新聞で読んだ所によると、
コロンビア大学での調査で、

「人々の幸福度が高い国はどこか」

というアンケート結果が発表されていました。
上位5カ国は、デンマーク、ノルウェー、スイス、スウェーデン、オランダ、(記憶が違っていたらすみません)。

ということで、
「北ヨーロッパに行かなくても幸せになれる国、それがスイス」
ということらしいです。いや、スイスも十分寒いですけどね。



この調査の幸福度というのは、安心度、だと思うので、やはり高福祉などが評価されているのでしょうか。
そんなスイスですが、もちろん犯罪はやはりあります。
ところが日本程には報道されないという印象があります。



日本の報道、

たとえば、××県××市で起こった××事件
犯人の心の闇

とかすぐにワイドショーが特集を組んで、

犯人の生い立ち、環境、トラウマになるような出来事、普段の言動、級友の思い出に残る人物像などが放送されることが多いと思います。

それを見る視聴者は、こういう生い立ちだとこんなことしちゃうの?やっぱりそういう環境はいけないの?ふだんから怪しいと思われる行動は慎まなきゃ、などなど、犯人と自分や自分の家族に共通点がなくてほっとしたりしているのかもしれないけど。



しかしスイスでは

○日○時、於○、事件が発生。被害者は○才。犯人は捕まっていない。

という報道がされて、それをフォローしようと思うと、途中で報道が終わってしまうのです。

こういう事は一回や二回ではなくて、いつも不思議でした。

憶測の一つにあがるのは、プライバシーの重視でしょうか。

犯人により傷つけられた家族、報道と人々の好奇心によって二重に傷つけられる家族、

そんな残された家族を思いやって、途中で報道をやめるのかな?と。



でもスイス人に面と向かって尋ねる機会もないので、黙っていたのですが。

先日、子供が通う小学校の校庭に門を設置するか否かで、校長と議論を交わしていたマリアとその件について話していた。

マリアは「信じられる?私が校長先生に、子供が飛び出したら危険だから門を付けてくれっていったら、校長は、「「今までに前例がないから必要ない」」って言ったの。門の所には赤い線がひいてあって、そこを越えちゃ行けないって子供に言って聞かせているんだって。」

いやいや、子供達、何回もボールを追いかけて飛び出してひかれそうになっているでしょ?
子供の視界が狭い事や、ボールに集中したら周りも見えなくなる事くらい、教育者なら知ってるでしょ?

「そうなのよ。誰かが犠牲にならないと、動かないの。」

そういうのって、親同士で情報をもっと共有するべきじゃない?
スイスでは、最近起こった事件とか事故とかについて誰も話をしないから、共有する機会が少なくて、
まるで何も起こらない平和な国みたいに思っちゃうんだけど、実はものすごい事件が起こっている。
特に子供を持つ保護者は、詳しい情報を共有するべきなんじゃないの?
事故が起こった時の原因や、それを防止するための策とか。起こらないように務めて、もし起こってしまったら繰り返さないってするべきじゃない?

「わたしも、そう思うの。私はスイスに20年以上住んでいて思うんだけど、
スイスの人たちって、悲惨な事件や事故については語りたがらないの。
話題にするのはマナー違反という訳じゃないけど、はばかられるというか、
そういう空気があるのよねー。だから、確かに何も悪いことは起こっていない、と一件見えてしまうのかもしれない。だから、あっちこっちで親が同じ過ちを犯して子供が犯罪に巻き込まれたりするのよね。でもそれも個人の責任になってしまう。」




どうやらスイスで積極的に、事件や犯罪について報道されたり語られないのは、国民性、ということなのでしょうか。

新聞もテレビも特に凄惨なニュースは何もなく、のどかな1日が終わりつつあるような気がしますが
うちの近所では、毎日毎日歩行トレーニングをしていた高齢の男性が、物乞いの女性にしつこくつきまとわれてバランスを崩し、転倒し、頭部を切って救急車で運ばれるという事案が昨日発生しました。

転倒したのは、超高齢の男性で、いつも上品な格好で、女性の付き添いの方と散歩や買い物をしている方でした。その方にしつこくお金をせびってつめよったのは、ロマ族と呼ばれる女性で一日中物乞いをしている人です。

これは小学校の目の前で起きた出来事なので、子供の安全がますます心配になります。
そろそろ1人で登下校させようかなと思う頃にこういうニュースが入ってくるので、次女は小学校中学年ですが、まだまだ送り迎えをしようと思います。