先日に引き続きまして、私の技術士第二次試験の解答例を掲載します。
今日は平成26年度の課題解決問題です。
評価Cを受けた解答例です。
【年度】平成26年度
【部門】電気電子部門-電気設備
【問題番号】Ⅲ-1
★問題
我が国においては、エネルギー需要に占める電力の割合の増大や、東日本大震災以降の深刻な電力不足に対し、エネルギー使用の合理化によるエネルギー消費量の大幅な削減が強く求められている。これらを踏まえ、将来のビルや工場におけるエネルギー使用の削減計画を立案することを想定し、以下の問いに答えよ。
(1) 基本的な考え方を述べよ。
(2) 基本的な考え方を実現する技術を2つ提案せよ。
(3) 提案がもたらす効果および提案を実現する課題を述べよ。
★私の回答(評価C)
(1) エネルギー使用の削減計画のための基本的な考え方
・ビルや工場における企業活動に支障が出ない範囲で節電及び省エネを実施する。
・電気機器の使用制限を行って省エネを実施するのではなく、電気機器を省エネ型にリニューアルすることでエネルギー使用の削減を実現する。
(2) (1)の基本的な考え方を実現する技術
①省エネ型照明器具へのリニューアル
・白熱灯をLED電球または電球型蛍光灯に更新
・蛍光灯をHf型蛍光灯または直管LEDに更新
②空調設備のリニューアル
・一括空調方式から個別空調方式に更新する。
・熱源をボイラーから電気式ヒートポンプに更新する。
(3) (2)の提案がもたらす効果及び提案を実現する課題
①省エネ型照明器具へのリニューアル
[効果]
・白熱灯→LED電球更新で電力90%削減、白熱灯→電球型蛍光灯更新で電力80%減が可能。
・蛍光灯→Hf型蛍光灯更新で電力20%削減、蛍光灯→直管LED更新で電力50%減が可能。
[課題]
・イニシャルコスト償却が難しい。
・LEDは演色性が蛍光灯に比較してやや悪いため、作業内容を十分考慮して更新を行う必要がある。
②空調設備のリニューアル
[効果]
・ヒートポンプはCOPが4~6と高く、効率が良い。
・個別空調により空調対象面積を小さくすることで、そのまま省エネが実現できる。
[課題]
・変圧器容量、遮断器容量、保護協調などを見直す必要があり、電気設備全般の見直しが必要となる。
・イニシャルコストの償却が難しい。
・施設を使用しながらの工事となり、工程管理を十分検討する必要がある。
★所感
・評価Cの理由を考えてみましたが、ありきたりの手法しか書けなかったのが最大の理由だと思います。再生可能エネルギーの活用、コージェネレーションの導入など新技術について書くべきでした。私の解答は題意を満たすものとは思いますが、技術士試験では『自分の優れた技術』を積極的にアピールしていかないといけないということをこのとき思い知らされたのでした。
・後で振り返ると、視野が狭いように感じました。引き出しが少なすぎるように思いました。