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YouTube 健司が斬る!【深掘り事件考察】
のサブチャンネル
のご紹介です。
このチャンネルでは
生きづらさを抱えた方々のインタビューと
相談事例を紹介しています。
中学入学は、子供にとって人生最大級の環境変化です。
教科ごとに先生が変わり、
部活動が始まり、
人間関係の規模も一気に拡大します。
この変化の波に飲み込まれ、
適応できなくなる現象が
いわゆる「中1ギャップ」です。
わずか4日での挫折。ベランダに立った中学1年生
今回ご紹介するしんや君は、
中学入学からたった4日で学校に行けなくなりました。
周囲が新しい生活に胸を躍らせている中、
彼は「新しい環境」という巨大なストレスに
押しつぶされてしまったのです。
不登校が2ヶ月続いたゴールデンウィーク明け、
事態は深刻化します。
彼は「もう生きるのに疲れた」と漏らし、
ベランダから飛び降りようとするほどの
強い不安状態に陥りました。
中学生という多感な時期は、
小学生の頃とは異なり、
自分への攻撃性(自傷行為)や
強い絶望感が表に出やすくなるのが特徴です。
父母のすれ違い:良かれと思った「愛情」の空回り
子供が危機に瀕したとき、親もまたパニックに陥ります。
お母さんの葛藤:
「自分が一番この子を分かっている」という自負と、
理想通りに育てたいという一心が、
かえって深夜君を追い詰めていました。
お父さんの孤立:
仕事中心だったお父さんは、客観的な視点から
「外部のカウンセラーに相談しよう」
と提案しますが、お母さんはそれを
「自分の子育ての否定」と受け取ってしまい、
夫婦間に深い溝が生まれます。
「あんたは黙っといて!」
という言葉が飛び交う家庭内。
しんや君は、自分のせいで両親が
喧嘩をしていることに強い罪悪感を抱き、
さらに心を閉ざしていくという
悪循環に陥っていました。
なぜ中1で「パニック」が起きるのか?
「1番」でいられなくなった喪失感
小学校では1クラスという狭い世界で
「人気者」だった子が、
12クラスもあるマンモス中学校に行くと、
自分より勉強ができる子、
スポーツが万能な子、
異性にモテる子など、
多様な「有能な存在」を目の当たりにします。
ここで「他人と比較して自分の価値を決める
(優劣の思考)」を持っている子は、
自分の立ち位置を見失い、
「俺はもうダメだ」とパニックを起こしてしまいます。
「電池切れ」という言葉の罠
よく専門家は
「今は心の電池切れだから、溜まるのを待ちましょう」
と言います。
しかし、家庭内が不穏で、
本人が自分を責め続けている状態(放電状態)では、
いくら待っても電池は溜まりません。
まずは「放電を食い止める」ための環境整備が必要なのです。
解決への糸口:モチベーションと「選択肢」の提示
しんや君の事例では、解決までに約1年の歳月を要しました。
私たちがアプローチしたポイントは以下の3点です。
① 「比較」ではないモチベーションを見つける
しんや君が再び前を向くきっかけとなったのは、
「2年生の修学旅行に行きたい」という純粋な願いでした。
勉強やサッカーのレギュラー争いには
「勝ち負け」が付きまといますが、
修学旅行を楽しむことに優劣はありません。
この「純粋にやりたいこと」を目標に据え、
少しずつ登校のペースを作っていきました。
② 進路の選択肢を広げる
「普通高校に行って、大学に行って…」という
固定観念が本人を苦しめている場合があります。
通信制、定時制、専門学校。
今の時代、学びの形は多様です。
「どれを選んでもいいんだよ」と
選択肢を提示したことで、
彼の心の強張りが少しずつ解けていきました。
③ お父さんの変化が最大の特効薬
この事例の最大のターニングポイントは、
「お父さんの接し方が変わったこと」でした。
それまでしんや君は
「お父さんが何と言うか」を基準に、
自分の感情を押し殺していました。
お父さんが自分の非を認め、
子供を「一人の人間」として尊重し始めたとき、
しんや君の表情に劇的な変化が現れたのです。
犯人探しではなく「コミュニケーションの調整」を
不登校の原因を
「母親のせい」「父親の無関心のせい」
と犯人探しをしても解決しません。
大切なのは、
「どの接し方が、今の子供に合っていないのか」
を客観的に見極めることです。
食べ物に例えるなら、
親が「これが栄養があるから食べなさい」
と無理やり食べさせるのではなく、
今の子供の胃腸の状態を見て、
何なら受け付けられるのかを考える。
その歩み寄りこそが、再登校への第一歩となります。
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