2023年12月多摩川で、スーツケースの中から男性の遺体が発見されました。被害者は動画配信をしていた「唯我」こと、原唯之さん(46)。警察は死体遺棄の疑いで、原さんの元交際相手とその家族と知人5人を5月25日に逮捕しました。

 

今回、YouTubeチャンネル「健司が斬る!【深掘り事件考察】」ではこの事件について取り上げ解説しました。

 

 

 

ニコニコ動画では「アウトロー系配信者」として知られていた「唯我」さんだけに、恨みを買う行動が多かったためか犯人が逮捕されるまで「いったい誰が犯人なのか」「○○が犯人では?」といろんな憶測が飛んでいたようです。

 

「唯我」さんの生い立ちを見ると、10代のころからバイクや車の窃盗を繰り返して逮捕されています。キレやすい性格で傷害や性犯罪歴もあり、10代から20代にかけてほとんど刑務所暮らしが続いていました。30代半ばから動画配信を始めましたが、数年前には薬物所持で懲役刑に服しています。

 

今回の動画では、被害者原唯之さんの犯罪歴や言動を分析し「反社会性パーソナリティ障害」(サイコパス)と推察しました。他者を軽視し、良心の呵責がない行動や虚言癖等からサイコパスであった可能性が高いとみました。

 

加害者一家についても家庭環境や近所での評判を分析。「唯我」さんの元交際相手の舞容疑者は幼少から癇癪持ちで、父親に暴力を振るわれていたことがわかっています。先天的な発達障害にDVが加わったことで「承認欲求が高い、依存体質で異常に人に尽くしてしまうが、裏切られると容赦なく攻撃してしまう白黒思考」が形成されました。舞容疑者の兄も暴力団と関係がありトラブルが多かったことがわかっています。

 

サイコパス「唯我」さんが衝動性の高い加害者一家に出会ったことで、今回の殺人事件に発展してしまったという見解です。

 

まとめますと、発達障害が悪いということではありません。虐待やネグレクト(育児放棄)、過保護といった機能不全家族、社会性について教育指導していない家庭環境、こういったものが発達障害を加速・暴走させて依存症や犯罪傾向に導いてしまいます。発達障害をお持ちの方は、衝動性に弱い特性から依存症に陥りやすいです。依存症は理性を司る脳を委縮させ、ブレーキ機能を衰退させます。

 

そして薬物などに手を出してしまうと、それまで付き合ってきた人達と違う「危険な」人達を引き寄せてしまいます。衝動性に弱い危険な人達に囲まれてしまうと、事件に発展しやすくなってしまうのです。

 

次回は、「すすきの頭部切断事件」について動画を公開する予定です。

 

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