※※※本編の内容・ネタバレを含んでいます。ご注意ください。※※※

みなさまこんばんは✮
満です♪





















































ラクリモサ-七つの罪-
ニコ(CV/鳥海浩輔)
テーマは憤怒とのことなのでめちゃキレ芸があるんかなって思ったら、かなり気のいい兄ちゃんでしたニコ。
というか"憤怒"がモチーフで名前は"ニコ"なの可愛い。


とある王国で千年戦争で大活躍したにも関わらず塔に幽閉されてしまった7人の騎士たち。
そこへ王女であるヒロインちゃんが迷い込み塔の封印が解かれ、ニコとバッティングしたところから物語が始まった。

斧振り回しながらヒロインちゃんを脅して仲間になれ!ってスカウトしたり(斧のSEリアルだった)、王国への恨みを語りながらも、王宮育ちで掃除ができないヒロインちゃんの面倒を何かと見てくれるところにニコの本質が見えた気がします。
あーこの人ほんとはとっても良い人なんだなぁって思った。
戦争で残った傷跡から目を背けず、また幽閉の件についても王族の代表としてニコに償いたいと言うヒロインちゃんの真っ直ぐさにニコが惹かれていくのが分かった。
彼は曲がっことが嫌いと後に語っていたので、逆に言うと真っ直ぐなのが好きっことだもんね。

それからですね、ぶっちゃけ最初にニコの憤怒を感じたのは、ケーキを仲間に食べられたシーンです。笑
ヒロインちゃんとふたりでるんるんでケーキ買いに行くニコが可愛かったです。
にしてもお駄賃をくれたノルドさん、ケーキ3個分しかお金くれなかったなんてまじリアルお駄賃。

そんな平和なお買い物の帰り道…のはずが、兵士に因縁つけられて殴り合いの喧嘩に発展。
たまたまぶつかっただけなのに兵士がキレてきて彼女のこと連れて行こうとまでして、
ニコは怒りのあまりそのまま兵士を殴り殺してしまった。
って、えぇ!?
ただの喧嘩だと思ってたのに、なんてことだ…。

己の怒りをコントロールできないことを自分でも悔やみ苦悩していたニコ。
ニコは本来は正義感が強くて、不当に民衆、特に女子供を搾取する兵士や、そういったことが横行する国の在り方に憤りを感じていたんだって
そんなニコの思いに対しヒロインちゃんは、その思いは間違っていないと。
彼はきっとこれまで、ヒロインちゃんのように気持ちに寄り添ってくれるひとが居てほしかったんだろうな、そしてそんな人がついに現れたんだなぁと思った。

ヒロインちゃんが手作りケーキを作って、それをニコがなんとも美味しそうに食べてくれたり随分と距離が縮まってきたところで、ニコはヒロインちゃんを城へ返すと決めた。
いやもうこのまま塔で幸せに暮らしていってほしいと視聴者側としては思った。
でも、王宮の内側から国を変えていくことを彼女に託し離れることを決めたニコの気持ちも切ないのと同時にそこまで彼女を信じるようになったことに心があったかくなったし、ニコのそばから離れたくないヒロインちゃんの様子には切なくなった。
ふたりの想いが通じ合い、城へ帰るヒロインちゃん。悪い予感しかしないよ…。

ヒロインちゃんはニコとの約束通り、王族や貴族たちに変革を訴えかけたみたいだけど、気持ちが伝わらなかったばかりか拷問をされて命からがらニコの元へ帰ってきた。
拷問までされるなんて思ってなかった…。
好きな人と楽しく暮らして両思いになってからの拷問はキツさ倍増だったろうに、かわいそうに。
王族たちによって取り囲まれ、塔は再び封印されることになり、逃げ場をなくしたふたりはそのまま心中を選びました。
メリバだって最初からわかっててもしんどい…。
ニコさんの彼女へ向けた独り言も愛と物悲しさを感じて、悲しいけど愛を最期まで感じられた。

ラストがしんどみありましたけども、全体的には明るめだったと思う。
ラクリモサ気になる方、メリバ初心者さんにぜひ聴いてもらえたらめちゃ嬉しいです!