※※※本編の内容・ネタバレを含んでいます。ご注意ください。※※※
⚠蛟編や姫空木編のストーリーの内容にも触れている場合があるので、未プレイの方はご注意ください
みなさまおはようございます
満です
あっという間に6月ですね
2021年上半期ももう終わるの早すぎませんか…(;・∀・)
この時期特有の朝と夜の涼しさに癒やされながら、夏物のお洋服はどんなものを買うか楽しく検討しています
それでは、『華アワセ 唐紅/うつつ編』四人目の攻略キャラは、蛟です❁
蛟(CV/福山潤)
鴻鵠組を率いる五光で華詠。
華園から開闢高校への交換留学生として登場。
唐紅/うつつ編も大詰めとなって参りました。
唐紅の魂を取り戻すために、期間限定のパートナーを探すみことちゃんに一度は断ったものの、今度は蛟さんから申し出てきてOKすると蛟さんルートに。
蛟さんの場合は、蛟さん以外の人たちの思惑があることが最初から見て取れて、またミズチ一族のことが出てくるんだろうと思っていたら今回の方が蛟さんの背負うものがさらに大きかった。
蛟さんはやっぱり初心だったり、百歳からまさかの房中術を習わされてげっそり、タネカスにA○を長時間見せられて輸血が必要なほど鼻血を出すなんてこともありつつ(笑)、みことちゃんと蛟さんは性格的に似通ったところがあるので、お互い誠実に関わっていくうちに信頼関係が出来上がっていく。
蛟さんはみことちゃんに対する恋愛感情を強めていって、みことちゃんはパートナーとしてなのが彼にとっては切ないかなと思うけど蛟さんに相応しい水妹になろうという想いは本物で、あと一歩で両想いになれそうな感じだった。
実際は、泉流先生も言っていたけれど、両想いよりもさらに大きくて深いものになったのかなと思う。
華アワセは、タイトルに記されていないキャラのルートはバッドエンド。
でも今回の蛟さんルートは、恋愛的なハッピーエンドではないけど、決してバッドエンドではなかったのが新鮮で印象的でした。
さて、蛟さんは凶暴なミズチの血を引いていて、それを抑える月の瞳も全く持たないことからいつミズチが現れてもおかしくなく、精神安定剤が必要な状態でした。
さらに、今回は数年前に疫病によって従兄妹の葵さん(登場しないと思ったら既に亡くなっていた…)、九頭龍お祖父様や一族の大半の方が亡くなられていて、随分と減ってしまったミズチ一族を存続させなければならないプレッシャーも伸し掛かっていて可哀想でした。
ミズチ一族はミズチの血の存在があるために爆弾を抱えているような感覚なのか、一族全体が張り詰めています。
月を持たない男性と結婚し蛟さんを産んだお母様をお祖父様は許さず、愛する夫と引き離されたお母様は蔵で隠れて泣いて、それをまだ幼い蛟さんが慰める、立派な名家だけど哀しみを持ちつつの日々。
蛟編で登場しなかったお母様が登場したことで、蛟さんの背景がより深まった気がします。
ただ、蛟さんの幼少時代は哀しいことだけではなく、お母様から思うままに生きなさいと愛情を受けており、もちろん大切なみことちゃんにも出会っていて、それが救いだった。
母を助けたい想いから、お祖父様の意のままに、洋食から和食へと食べ物の好みまで変えて、そして、ミズチの血を抑えるために自分を押し殺して生きてきた。
みことちゃんと再会するまでは、ずっとずっと全部ひとりで抱え込んで、みことちゃんに体調を心配されてやっと思いの丈を発露することができた。
みことちゃんはお母様と同じように、"心のままに、思うままに、生きてほしい"と声をかけてくれて、涙を流している蛟さんにプレーヤー側の自分もじんと沁み入ったのですが、みことちゃんからはあくまでパートナーとして見られている蛟さんを不憫に思いました。
でも、蛟さんには蛟編がある!と自分と蛟さんを励ましながらストーリーを進めていくと、みことちゃんが唐紅に襲われたあたりから雲行きが怪しくなってきた。
当然、みことちゃんを想う蛟さんは激怒の中の大激怒で、元から唐紅をよく思っていなかったこともあってほとんど殺意のような憎しみを持っていくと同時に、みことちゃんを守り抜きたい気持ちが強まっていく。
唐紅が再びみことちゃんを襲ったところで、蛟さんが毒付きの矢を放って華アワセで倒し、一安心かと思いきや、そのままみことちゃんを自宅のお屋敷に軟禁。
あぁ、ついに蛟さんの暴走が始まったな(ヤンデレ展開来てちょっと嬉しい)と覚悟を決めていたら、姫さんや百歳さんたちが救出してくれて、蛟さん対策会議が開かれて、ここで衝撃の事実が発覚。
眠っていたはずの唐紅が動いているけど、きっとまた違う魂か何かが入り込んでるんだろう、でも誰?と思っていたら、なんと正体が蛟さんだったのには本当に驚いた。
自分が受け入れられない否定しているミズチの血の存在と唐紅を重ね合わせ、みことちゃんが唐紅を好きでいることに嫉妬した結果、蛟さんの中にいるミズチの部分だけが唐紅に入り込んだらしい。
しかもそれは無意識で、蛟さん本人はそのことに全く気づいていない。
とにかくミズチを認めたくないのでしょう。
エンド1では、みことちゃんがミズチが乗り移った状態の唐紅の元へ行き、そこへ蛟さん本人もやって来て、みことちゃんは蛟さんのことをまるごと受け入れる。
以前、"ずっとそばにいてほしい"と懇願したときに断られてショックを受けていた蛟さんでしたが、パートナーとしてとは言うものの、みことちゃんは蛟さんの悲しみが癒えるまで傍にいると約束してくれた。
ようやく安心できた蛟さんは、これまでの自分をすべて忘れて、お屋敷の中でみことちゃんと二人で穏やかな時間を過ごす…、そんな終わり方でした。
みことちゃんは蛟さんをひとりにしておけないって、母性のような愛情を抱いてそばにいることを決めた。
彼の悲しみが完全に癒えるときがいつ来るのかは分からない、もしかしたら一生かかるかもしれない。
同情くらいではそうそう簡単に出来ることじゃない。
だから、期間限定のような言い方だったけど、実質ほとんど無期限のつもりでみことちゃんは言ったんだろうなと決意が垣間見えた。
蛟さんが本来好きだった洋食(ハンバーグ)を作って、温かい出来立ての食事を囲む、そんなしあわせな日常を感じさせる幕引きが素敵でした。
エンド2では、蛟さんのヤンデレ大爆発。
蛟さん対策会議をしていたところへ突如現れて、その場にいた者を一気に殺し、自分を"夫"と自称し、みことちゃんに対して"おいで、我が妻"と呼び掛ける。
困惑するみことちゃんに当たり前だとばかりに"結婚しただろう。"と語る蛟さんはクレイジーで最高だった。
そういえば確かに(?)、エンド分岐前に蛟さんがうつろひに取り憑かれていることが露わになりながらも、"結婚しよう"と今ここでプロポーズ来た!?と思うシーンがあった…と思い出した。
シナリオライターの方はよくぞここまで、同一キャラの短くもなく適当でもないハッピー以外のエンドを、丁寧に複数書かれたと改めて思いました。
私の手元にあるのは唐紅/うつつ編までなので、次回のいろはルートがひとまず最後の華アワセになりますが、大切に進めていきます。