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Oral Beautyのための情報Blog

〜My life with My teeth〜

皆さん、こんばんは。


前回は、お口の中が酸性の時間と中性の時間についてお伝えしました。
酸性時間が長いほど、むし歯になりやすいのでしたね。
《むし歯になりやすい時間》


食事時間もだらだらと長く食べていると良くないわけですが、
1日に3~4回の食事を、それぞれ30分~1時間以内くらいに済ませていれば、それほど問題はありません。


しかし、

お仕事帰りなど、お酒を飲みながらゆっくり会話を楽しんでいると、
食事の時間はあっという間に3時間4時間となりますね。
週に1~2回程度であれば大丈夫ですが、毎晩続くのはあまりよくないですね。

更に、酔っぱらって夜遅くに帰宅すると、つい歯磨きしないで寝てしまうという...なんて経験もあるのではないでしょうか???


さらに、

アルコール飲料は酸性が強い物が多いです。

ジン ph8.3
ウイスキー ph5.0
日本酒 ph4.4~4.9
ビール ph4.0~4.3
赤/白ワイン ph3.3~3.4
リキュール ph2.9
チューハイ ph2.5~2.9
※phは酸性/アルカリ性の程度を表す指数で、中性はph7です。

なぜかジンだけはアルカリ性のようですが、アルコール全般は酸性のものが多いですね。中でもチューハイなど炭酸割りのものは酸性度が高いですね。


歯はph5.5以下になると溶け始めます。


だらだらと長時間お酒やおつまみを食べ続けていると、お口の中は酸性状態が長く続きますので、むし歯になりやすくなってしまいます。


アルコールは歯のためにも体のためにもほどほどが良いみたいですねハート







皆さん、こんばんは。


前回は、唾液がむし歯を治してくれているというお話をしました。

しかし、
歯は溶ける方が簡単で、修復するのには倍以上の時間が掛かります。

ですから、唾液がむし歯を治してくれている時間を長く保つことが大切になります。


そこで、歯が溶けている時間と歯が修復されている時間を比べてみましょう。


お口の中が『酸性』(歯のミネラルが溶け出している時間)
食事の間とお口の中が中性に戻るまでの時間※1・・・むし歯が進んでいる時間

※1 食事によって酸性になった状態は、唾液によって食後20分~1時間ほどかけて、また元の中性の状態に戻ります。


お口の中が『中性』(再石灰化の時間)
食事の間、食後1時間、睡眠時間※2 以外の時間・・・むし歯が修復されている時間

※2 1日のうち、寝ている間は唾液の働きが低下しているので、寝る直前に何かを食べて歯をすぐ寝てしまった場合、寝ている間はほぼずっと酸性状態になっています。


①と②の時間のバランスが大切で、②の時間が①の時間より長ければ長いほど、むし歯になりにくくなるということになります。


少し難しいお話になってしまいましたが、皆さんのバランスはどうですか?


実は普段、気をつけていないと①のむし歯になりやすい時間の方が長くなっていることがあります。それはどのような時間でしょうか。そちらは次回詳しくお伝えしていきますねハート










皆さん、こんばんは。


お口の中が乾燥すると、細菌が繁殖して口臭の原因となったり、歯ぐきが腫れてきたりするということはこれまでお伝えしてきました。

唾液には歯やお口の健康には欠かせない存在なので、唾液がどのような働きをしているのかについては、これから都度お伝えしていきますね。


そこで今日はこんなお話です。


皆さん食事をするたびに、“実はむし歯を経験している”ということはご存知ですか?

でも、食事のたびに歯に穴が開いたりはしていないですよね?

それは、歯に穴が開く前に唾液がむし歯を治してくれているからなのです。


※ここでの“むし歯”は、目には見えないミクロの世界でのお話ですが、
食事をするたびに、目には見えないレベルで“むし歯”を繰り返しています。



お口の中は、普段は唾液によって中性に保たれていますが、
食事をすると酸性状態になります。


お口の中が酸性になると、歯からカルシウムなどのミネラル成分が溶け出していきます。

歯からミネラル分がずっと溶け出し続けていくと、やがて歯に穴が開きます。


ところが、唾液の中にもカルシウムなどのミネラル成分が含まれているので、
食事のたびに歯から溶け出してきたミネラル分を唾液が元に戻してくれるのですハート


ですから、普段からお口が乾燥しがちで唾液が出にくいという方は、
この『むし歯を治す働き』が弱いですので、歯に穴が開きやすいということになります。


もちろんこのような状態では、むし歯の再発もしやすいですから、
何度も繰り返しになりますが、まずは、お口が乾燥しないように気をつけましょうね。


唾液が少ないかどうかは歯医者さんへ行くと簡単な検査をしてくれますハート

















皆さん、こんばんは。

今週末はお花見日和だそうですね。桜
だんだん過ごしやすい陽気になってきましたが、この時期気になるのが花粉ですね。

今年は昨年より飛散量も多いということで、私のまわりにも花粉症で苦労されている方もいらっしゃいますが、皆さんは大丈夫ですか?


そこで今日は、花粉症とむし歯の関係についてお話します。


花粉症の薬の中には、
口渇(こうかつ)といって『お口の中を乾燥させてしまう』副作用があります。

花粉症のお薬だけでなく、鼻炎などのアレルギー薬や精神安定系のお薬、血圧を下げるお薬などなど、ここでは書ききれない400種類以上とも言われる薬に『口渇』の副作用があります。


むし歯予防や歯周病予防、口臭予防にはお口の中のうるおい(唾液)が大切でしたね。

唾液が出にくくなり、お口が乾燥してしまうということは
お口の中が『むし歯になりやすい環境になっている』ということになり、
歯ぐきが腫れやすくなったり、口臭の原因ともなります。


口が渇くなっと感じたら、こまめな水分補給や、ガムを噛むなどして唾液を出すようにしてください。

お口の乾燥については、以前こちらのブログ→《においの原因!お口の乾燥》でも書きましたので、忘れてしまった方は読んでくださいね。


花粉症薬や鼻炎薬などは身近に飲む機会のあるお薬かと思います。

こういったシーズンは、いつもより念入りに歯磨きをしっかりするなど、
お口の中を清潔に保つように心がけたり、
お口が乾燥しないように気をつけるだけでも、むし歯予防に効果があります。


いつもより“口が渇いている”という状態を知っておくことが、むし歯や歯周病、口臭の予防に大切な知識のひとつですので、ぜひ覚えておいてくださいねハート








皆さん、こんばんは。


前回はPMTC(歯のクリーニング)を定期的にすることで、脳梗塞や心筋梗塞などの全身的な病気のリスクを下げる効果があるということをお伝えしました。


定期的にPMTCを受けることは、もちろん歯にとっても良いことです。


たとえば、
PMTCを定期的に受けている人と受けていない人とでは、むし歯や歯周病になる可能性も大きく違ってきます。


中でもむし歯は、PMTCを受けている人は、受けていない人に比べて、70倍もむし歯になりにくいという研究データもあります。


これは歯科予防先進国のスウェーデンで長期に渡る研究から得られた有名な研究結果で、日本でもこういった研究が行われていて、むし歯や歯周病の予防にとって、PMTCがとても重要であるということが証明されています。


もちろん日々の正しい歯のケア方法をマスターすることが一番大切です。
その上で、日々の歯磨きだけでは落ちない汚れを定期的に落としてもらうことで、むし歯の予防ができるのですね。《歯磨きだけではむし歯の再発は防げない?》


定期的に歯のクリーニング(PMTC)を受けて、いつまでも美しく健康な歯を維持していきましょうねハート