今日はお酒でも、食日記でもありません。m(__)m


世界的な舞踏家、Pina Bausch(2009年没) の映画が公開されることになりました。
2004年より、公演に関らせていただいているひとりとしては、大変嬉しいです。 

映画ではPina Baush Tanztheater wupppertal のダンサーたちが、
3D画像で踊りを繰り広げながら、展開してゆきます。
ドイツのWuppertalの景色も沢山出てきます。

友人が舞踏団の音楽監督とTon をやっているので、Wuppertalには何度も足を運びました。

Pinaさんはオープンで気さくな方でした。
とても、現代舞踏のマスターと称されている方とは普段はおもえませんでした。

劇場で会えば、抱擁を交わしキスをしていただける、チャーミングな女性でした。

この映画も彼女の作品同様に彼女の生き様や残したものの大きさ、
日ごろの生活や感情が残像のようにじわじわと残る物になっているでしょう。

お時間を作って是非ご覧になってみてください。


http://pina.gaga.ne.jp/


http://www.pina-bausch.de/en/index.php
ワイン会を挙行します。

日時は3月11日日曜日 夕刻5時ぐらいから。

トラットリア コルポ デラ ストレーガにて
お店の情報はこのグリーンのリンクをクリックしてください。

うわさの店をな、なんと貸切。
開店間もないぴっかぴかのお店です。

会費はワイン持ち込み代込みで、6000円ぐらい。

日曜の夕刻のひと時を
谷口シェフ自慢のおいしいお料理と共に、
ワインを大いに楽しんでみませんか?
Germanweinのブログ-丹波産イノシシのロースト

形式は、カジュアルに。
みなさん、思い思いのワインを持ち寄り、
グラスも一つ持参で、
わいわいと、楽しくワイン自慢、
を語る宴会にしたいと思っています。
又下戸の方向けに、ライトドリンクと
スイーツもご用意。

持ち寄るワインに縛りはありませんが、
ただの大宴会になるおそれがありますので、、、。(汗
その辺をご了承いただけるものにしていただきたく思います。

参加希望される方は
メッセージをください。
お問い合わせも問題ありません。
是非ご参加を頂ければとおもいます。


ワイン会に関する情報。

定員      10名前後 (お早めに)
形式      BYO
ドレスコード  カジュアルでお願いします。
その他。    サプライズ、仕掛け大歓迎です。
詳細は     只今ディテールをつめています。

ご参加をお待ちしています。


※ 尚私は秘蔵のドイツワインをお持ちしますよ。
  
フランス料理との出会い。昔の思い出と共にParisにて 後編

前編からお読みください。

フランクフルト中央駅からパリ東駅まで、ICE特急で4時間弱。
日本では信じられませんが、お隣の国フランスが、東京から大阪に行く感覚です。
私は飛行機に乗るよりも、電車での移動が大好きです。
Germanweinのブログ-時刻表

Germanweinのブログ-ICE列車

Germanweinのブログ-客席表示
電車のたびはゆっくりのんびり出来るから好きです。


ごめんなさい、ちょっと横道にそれましたね。
さて、では。

シャンデリゼをまっすぐ凱旋門の手前まで。

Germanweinのブログ-シャンデリゼ
Germanweinのブログ-凱旋門

右に曲がるとこんなお店もあって。
Germanweinのブログ-タユバン

まもなくステラマリスに到着です。
Germanweinのブログ-ステラマリス入り口

入り口に入ると、
マダムらしき、女性がお出迎え。
一人なので、入り口近くキャッシャー前の特等席でした。
伺う前、電話でお任せお試しコースをおねがいしてありました。

このときは初夏だったので、。
ガスパチョ
Germanweinのブログ-ガスパチョ
冷たい酸味のあるスープでおなかに刺激が、、。
温度が上がってくると甘みが出てきて、飽きずに全部。

マグロのミルフィーユ仕立て
Germanweinのブログ-マグロのミルフィーユ
これは、ヨシノさんの夏の定番メニューですね。

スズキのポワレです。
Germanweinのブログ-すずきのポアレ
肉厚のすばらしいスズキの火入れはジャストウエルダン。しっかりしたソースなんですが、
詳細は失念。エスプーマで泡になった冷たいソースとあわせてありました。

アニョーが出てきました。
Germanweinのブログ-子羊のロースト
火入れ完璧。黒胡椒風味が利いていて、ソースはきのこの香り、おいしく頂きました。
付け合せのフランス産ホワイトアスパラが立派。


チーズがでてきました。
Germanweinのブログ-チーズを選ぶ
Germanweinのブログ-チーズ盛り合わせ
おなかが一杯で、少しだけ頂きます。


アバンデセールはパッションフルーツのグラニテ。
ミントの飾りが綺麗ですね。
Germanweinのブログ-グラニテ

そして、デザートは
桃のコンポート。
Germanweinのブログ-桃のコンポート
バラの香りのような、いろんな香りと、香草のさわやかさが、印象的。

遅い時間に伺いまして、
一人だったので、お店の方と、
色々お話。2006年にミシュランの星を取るまでは、
本当に本人も大変な思いをしたということや、
奥様に先だだれたときのことをも、お店で働いていた、
最古参のマダム代わりの人に色々伺ったり、、、。

この女性英語、パーフェクトに話されます。
もしフランス語が出来なくても、
ステラマリスさんは、
英語さえ出来れば、大丈夫です。

最後までお店にいたので、
途中フランス人のビジネスマンの皆さんに、
なぜか「トレビアンと」握手を求められ、
面食らったり。(どうやら日本人はすばらしいといったらしいことが、
後になってわかりましたが、、、)

まあ、色々あり。

あいにく、私が訪問したときは、
ヨシノさん不在!!で、
和歌山のホテルにお店を出す時期と、
重なっていました。

その後吉野さんの名のつく、
レストランには伺っていますが、、、、。

あいにく本人には未だ会えていません。

吉野さんが引退するまでには、
ご本人にあって、あの若かりし、
セピア色のころの話を、
してみたいと思っています。

長々とお付き合いありがとうございました。

以上。


おーい、明日は小奇麗な格好をしてこいよ。せめてジャケットぐらいな。」っと、

社長。


わかりました。」わたし。「じゃけっとかぁ、どこにしまったっけ。」と心の中で、
つぶやきます。

 
 いつもは現場で、黒いカラスのような格好をして、暗い中をゴキブリのように、
 手元明かりをたよりに、這いずり回って、作業をしているわたしには、
 大学から遠ざかって以来の、おめかし。
 久しぶりの色つきの世界です。

 まだバブルの臭いが色濃く残るころ、
 新進気鋭の社長は広告代理店から大きな仕事をはじめてもらい、
 無事に済んだご褒美にと、事もあろうに、
 私をそのレストランにつれていったのです。


ステラマリス

小田原の早川漁港近くにあるそのレストランまで、
社長が買ったばかりの「ポルシェ944」でひとっ走り。
そのお店で食べたお料理がはじめての本格的なフランス料理でした。

お魚をフランス料理の手法で、仕上げたものがメインだったことは覚えていますが、、、。
詳しい内容まではもう、記憶の遠くに、、、。
ただし私にとってそのおいしさが、一皿一皿が、衝撃的だったということです。

それ以来フランス料理といえば、
そのレストランのシェフだった吉野さんのことを思い浮かべてしまいます。

やがて私も駆け出しから、抜け出して、
そこそこの給料ももらえるようになり、
あちこちのレストランに行けるようになったころ、、。
吉野さんはステラマリスをたたんで、
フランスに行ったということを聞きました。

しかしながらそれ以上の
ニュースはありませんでした。

何年か経ち、パリにステラマリスというお店を
吉野さんが作ったということを漏れ聞いて、
とても嬉しく思ったものです、、、。

いつかは私もパリに行って、、、、。
吉野さんのお料理を食べたいって思っていました。

そのころは自分の仕事は、国内をずっと旅をする仕事が忙しく、
とてもとても、ヨーロッパに行くなんてことは
考えられませんでした。

時が経ち、会社も職も転じたとき、
ドイツに出張のチャンスがめぐってきました。
そのときはドイツのみの出張でした。
しかしおかげさまで
ドイツに沢山の友人が出来ました。

翌年初夏にプライベートで、ヨーロッパに行くことにし、
友人の家を訪ね歩き、ついでにパリまで足を伸ばそうということになり、
一番に思い出したのは、吉野さんのこと、、、、。

そして、ついにメールでステラマリスに予約を入れたのです。


ここで前編は終わりです。

続編、実際に吉野建さんのお店。
ステラマリスをたずねた時の、
お料理をご紹介いたしますね。

後編に続く。
2年前と去年にリヨンのメゾンボキューズに行ったので、
そのときのお写真を、、、。
写真は2年前のものがメインです。


ベルクール広場から、旧市街へ行くときにわたる、
ソーヌ川にかかるボナパルト橋からの景色。
Germanweinのブログ-景色1
Germanweinのブログ-景色2


ベルクール広場ナポレオン像(逆光でごめんなさい)
Germanweinのブログ-ナポレオン像


こちらはメゾンボキューズの正面です。
ボキューズはリヨン市内に5店舗(東西南北のブラッセリーとソフィテル)と
この本店があります。
Germanweinのブログ-メゾンボキューズ正面


ミシュラン☆☆☆の豪華な内装。
Germanweinのブログ-インテリア1
私の席は一番奥の暖炉の前でした。ここは厨房に近くて、
サービスの全体が見渡せる、興味のある人には特等席だそうです。
Germanweinのブログ-インテリア2


御料理の写真。ランチで伺いましたが、ディナーも同じメニューです。
3皿のコース MENU CLASSIQE にしました。どうしても飲みたかったスープもプラスで頼みました。
http://www.bocuse.fr/upload/File/auberge/carte-menu-paul-bocuse/EN_03-MENU_CLASSIQUE.pdf
季節によって内容が変わるものもあるようです。
一皿のボリュームは本当にパワフルなので、
この3皿のコースでもおなか一杯です。

アペリティフは自家製カシスリキュールを使ったキール
Germanweinのブログ-キール
グラスにボキューズさんが、、、。

ソムリエさんと御料理メインに合うものでと、色々ワイン談義しながら、
ヌフ・デ・パプにきめました。地元のワインですぐ開いて、
おいしく飲めるものがいいですってことで。
Germanweinのブログ-ヌフ・デ・パプ


メーテルさんに、アミューズはなんですか?って伺うと
外気温が寒かったこともあり、
日替わりのスープということだったので、即パスしました。
なぜかというと、スープが三杯になってしまうからです。
オマールエビのスープ Cassolette of lobster ‘à l’Armoricaine’
Germanweinのブログ-オマールのアメリケーヌ
ボキューズさんのアメリケーヌってどんな感じなのか、
あじわってみたかったので、あえて頼みました。
濃厚な海老のビスクのスープの中に、やわらかいオマールのすり身が、、。。


次は特別にプラスしてもらったボキューズ名刺代わりのスープ
Truffle soup V.G.E.  トリュフのスープ
Germanweinのブログ-Truffle soup V.G.E.
パイを突き崩して食べると、トリュフの香りがもう、、、。


そうこうしているうちに、グランシェフ。
ボキューズご本人登場。一緒に写真をパチリ。
(一部写真に見苦しい点があることをご了承ください)
Germanweinのブログ-御大


口直しのカシスのグラニテ
Germanweinのブログ-グラニテ
口をさっぱりとさせて、メインに。


Filet of beef Rossini, Périgueux sauce
牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニ 黒トリュフのソースペリーグー
これまた、ポールボキューズの代名詞。フランス料理のマスターピース
Germanweinのブログ-ロッシーニ1
Germanweinのブログ-ロッシーニ2


そして、チーズをワゴンからお好みで、、。
Germanweinのブログ-チーズのワゴン
おなかが一杯にちかいし、この後デザートもあるので、少しだけ。
Germanweinのブログ-チーズ


チーズの後に、何気なくプチフールが出ました。
Germanweinのブログ-プチフール
これもかなり量ですが一人分です。
これには手をつけず、、。(お土産にしていただけるので)


そして、デザート。
こちらもワゴンできますが、、。デザートの種類が本当に豊富で、
食べたいものだらけでしたが、。
Germanweinのブログ-デザートのワゴン
Germanweinのブログ-選んだデザート
ボキューズの代名詞であるクレームブリュレだけは
どうしても食べたかったので、おさえました。
サーブの時にメーテルさんが、シュゼット食べる?って
ささやきが入りまして、はしゃいで食べるって、、、。
Germanweinのブログ-シュゼット

そして、デミタスで珈琲をいただきまして。
Germanweinのブログ-珈琲

マダムボキューズとお写真を。(一部お見苦しい点があることをおゆるしください)
Germanweinのブログ-マダム


向かいの席には、ブラジルから来た、若手シェフとその恋人。うらやましい。

この日はNHKの取材が偶然入り、私の顔がとある番組でちょこっと露出したり。

一人で伺ったのですが、、。メーテルの人たちが、ちゃんと気にかけてくれて、
何かと話しかけてくれたりして、、。もてなしてくれたり。

メニューのお土産をおねだりしたら、ボキューズさんのサイン入りで、
いただけたりと、、。

さすがでした。

お料理は、どっしりと地に足が着いた、フレンチ中のフレンチです。
ボキューズさんの名物料理を食べに、フランスリヨンまで、
わざわざ世界中からお客様が来るということを、肌で感じ取れました。

以上、長々とお付き合いありがとうございました。