カウンセラーになる人は過去に辛い経験が必要かどうか問題 | 夢はなくとも 希望はなくとも 

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「普通の人の感覚が知りたかったです」

 

 

今日のブログは

特に

カウンセラーとして活動していて

思うように

結果が伴っていない(と感じている)人が

たまに陥るパターンだと思うのですが。

 

「私には人に語れるような特別な経験をしたことがない」

 

ということに

妙なコンプレックス的なものを

感じてしまっている人に対して

少しだけ書いてみます。

 

 

ウエダミツトシです

こんにちは

 

 

結論から言うと、

 

特別な経験なんて別になくてもかまいません。

 

よくよく考えてみると

当たり前の話なんですけど、

人に語れるような

辛い経験や壮絶な過去がある人が

良いカウンセラーなのかっていうと

必ずしも

そうとは限りませんよね。

 

 

もしそうだとしたら

良いカウンセラーの条件は、

 

「過去に辛い経験があること」

 

になってしまいますよね。

 

いやいや、そこか!?

 

ってなりません?

 

 

たしかに

過去に辛い経験をしたことや

壮絶な過去がある人だからこそ、

伝えられる何かであるとか

その人が言うからこそ説得力がある

ということはあるかもしれません。

 

 

カウンセラーに限らず

その人自身を支えているのは

常に

過去の自分だと思うので、

過去の経験というのは

どんな場合でも

無駄にはなっていないと思います。

 

 

でも、

必ずしも

それが必要かと言われれば、

僕は

違うと思っていて。

 

 

例えばですけど、

自分がカウンセリングを受ける側になった時に、

そのカウンセラーさんが

過去にどんな経験をしてきたかって

そんなに気にします?

 

 

たしかに

ひとつの基準にはなると思うんですけど、

そこだけで決めるってことは

ほとんどないように思いますし、

それよりも

その人自身が

どんな人なのか

どんな考え方で

何を大切にしているか、

そして

その人にカウンセリングしてもらうことで

私はどうなるんだろう

ってことの方が気になると思うんですね。

 

 

そもそも

カウンセリングのスキルなんて

実際に

受けてみないことには

わからないと思うので、

やっぱり

そこだけで選ばれるということも

ほとんどないと思います。

 

 

そういった勉強をしたことのない人に

カウンセリングスキルの良し悪しなんて

そもそも判断できるものではないと思いますしね。

 

 

そこで

たまに聞く話で。

僕もよくそうなってたことがあるんで、

気持ちはわかるんですけど

 

「私には人に語れるような特別な経験がない」

 

ってことを

自分がカウンセラーとして

思うような結果が伴ってないことの理由として

使ってしまっている場合があると思うんです。

 

 

「あの人みたいなすごい経験をしてないから……」

 

みたいな。

そういう過去がないから

「私に誰かに共感するなんてできるんだろうか」

とかも

思ったりしているかもしれません。

 

 

でも、

そこって

あんまり関係ないと

僕は思っていて。

 

 

僕の経験をお話しますと、

そうさね~

あれはもう

7,8年前くらいになりますかね~。

 

 

僕がまだサラリーマンをしながら、

細々と

カウンセラー活動を

し始めた頃の話なんですけども。

 

 

ある相談者さんから

こんなことを言われたことがあります。

 

「普通の人の感覚がどんな感じなのかを知りたかったんです」

 

と。

 

 

守秘義務があるので、

何も書けないんですけど、

その方は

ご自分の感覚が

どうやら

他の人たちとはちょっと違うんだなということに

薄々気が付いていたみたいで。

 

 

自分が育ってきた過程で

それが当たり前だと思っていたものが

どうやら

自分の家庭だけに当てはまるものだったということに

大人になってから知ったらしく、

実際のところ

他の人はどうなんだろうと。

そこに

すごく興味があったみたいなんです。

 

 

「こういう時は、普通の人ってどう感じてるんだろう?」

「こういう場合って、どうするのが妥当なんだろう?」

 

それが

全然わからなかったってことで

僕に相談してくださった方がいたんです。

 

 

僕のことをキング・オブ・凡人だと見込んでのことなんでしょうね。

 

 

その見立ては

正しかったと言わざるを得ませんけども。

 

 

勿論

取っ掛かりはね、

違うお悩みを抱えてらっしゃって。

そのお話を聞くところから

カウンセリングは始まったんですけども。

 

 

お話を伺って

いくつかの宿題と

具体的にどんな方法があるかについて

ご提案させていただき、

最後には

 

「はぁ~、重荷がなくなってすごくラクになりました~」

 

って言ってはいただいたんですけど。

帰り際に言われたんですよね。

 

「普通の人の感覚がどんな感じなのかを知りたかったんです」

 

って。

 

 

それを聞いた時に思ったんです。

 

「別に辛い過去とか、すごく珍しい特別な経験がなくてもカウンセリングってできるんだな」

 

って。

 

 

普通に考えたら

当たり前の話かもしれないんですけど、

僕の中では、

その相談者さんから

そう言っていただいたことによって

理屈ではなく

感覚として

腹落ちさせることができたんですよね。

 

 

なので、

例えば

うつの経験があるとか

パニック障害になった過去があるとか

家庭環境に問題があったり

親子関係が絶縁状態とか

パートナーシップの不和

職場での人間関係のトラブル

等など

カウンセラーとして

人に語れるような特別な経験がなくても

カウンセリングはできますし、

そういう経験をすることが

必ずしも

良いカウンセラーになるための条件だとは

僕は思いません。

 

 

そんなことよりも

相談者さんに

真摯に向き合う姿勢の方が大事だと思いますし、

それは

言い方を変えれば

普段から

どれくらい自分と向き合っているか。

そこから目を逸らさずに

自分に正直に生きていることの方が

よっぽど大事なような気がします。

 

 

僕の気のせいかもしれませんが。

 

 

まあ

そんなわけで、

自分に

人に語れるような過去がなくて

「私って普通だな~」

って思っていたとしても

良いカウンセラーになることは可能ですし

自ら

そういう経験をしにいかなくても大丈夫だと

僕は思いますよ。

 

 

それより

今までに経験してきた

自分の過去を

これからの人生でどう活かすか。

 

 

そして

それを

他の誰かのために

少しでも役に立つものにできたとしたら

あなたの人生に

無駄なことはひとつもなかったと

自分に対して

自信を持って

言えるようになっているかもしれません。

 

 

知らんけどね。

 

 

せめて

それを

カウンセラー活動が

思うように結果が出ていないことの

理由にはしないでね。

 

 

それ、

関係ないかんね。

 

《終わり》

 

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