強制終了が突然来た | 夢はなくとも 希望はなくとも 

夢はなくとも 希望はなくとも 

バカバカしくて
どうでもよくて
笑えるかもしれないけど
全く役に立たない意識低い系ブログです

「う、動けないっス」

 

 

僕って基本、

健康体なんですね。

 

 

今まで一度も病気したことないし、

それこそ入院すらしたことがない。

 

 

骨折とか

そういう怪我はあっても

病気になったことがないので

ずっと健康体できました。

 

 

だからですね

慣れてないんですよね。

どういう状態なのかってことが

全く想像ができなかったんですよ。

 

 

入院生活ってものに

 

 

ウエダミツトシです

こんにちは

 

image

 

 

すでにFacebookでは

お知らせしたいたのですが、

実は

先々週から約一週間ほど入院してまして。

 

 

数日前に

すでに退院はしてるんですけども、

(だからこうしてブログ書けてる)

虫垂炎で入院してました。

いわゆる”盲腸”というやつでして。

 

 

あ~たしかに

この世の中には

そこが痛いって言って

のたうちまわる人がいるんだっけ……?

まことしやかに

僕の中では

まるで”都市伝説”かのような認識で

ずっといたんですけど、

 

 

まさかの自分がなってた

 

 

都市伝説が本当だったことを証明しちゃってた

 

 

オレすげ~

都市伝説を体現した漢になっちゃってたわ。

 

 

いやもうね

虫垂炎て……

 

 

ほんとに激痛なのね

 

 

ちょっとね

その予兆は勿論あったんですよ。

 

 

どちらかというと僕って

お腹弱い方なんで。

ゆるい方って言ったらいいのかな……

僕のお腹が

どれくらい弱いかっていうと、

海外の少し安めのホテルを選んで泊まった時のその部屋のシャワーの圧くらい弱いんですよ。

 

 

お湯~!

おーい!

出てこれますか~?

みたいな

MAXでこれかい!

みたいな

そんな感じなんですね。

 

 

なので、

割とすぐに

お腹を壊すことが多いので

自分のお腹がどんな状態なのかってことは

けっこうわかるんですね。

 

 

でも、

今回ばかりは

いつもの

”お腹の調子がちょっと悪いな”

っていうのとは違ってたんですよ。

 

 

なんて言ったらいいのか……

吐き気はないんだけど

それに近い状態だし、

重いんだけど

お腹を壊しているわけではない。

なんかスッキリしない感じだったんですね。

 

 

だから、

少し疲れが溜まってんのかな……

程度の認識だったんですけど。

生活に支障があるわけではないので

普通に生きてました。

 

 

で!

当日ですよ。

 

 

朝起きたら

やっぱり

なんかおかしくて。

 

あ~まだなんか引きずってんな~”

 

って思ったんで

朝ごはんは抜いたんですね。

何も口にしなかったんです。

 

 

それで

色々と仕事も溜まってたんで

メルマガの設定とか、

noteの記事作成とか、

やりたいことがいっぱいあったんですけど

”とりあえず今日は休むか”

って思って

しばらく横になってたんですよ。

 

 

子どもたちは

奥さんがいつも通り

学校やら幼稚園やらに送り出して。

奥さん自身も

その日の午前中は予定があるっていうんで

出掛けて行ったんですね。

 

 

そしたら!

ビフィズス菌を120億個含んだ、

のむヨーグルトタイプの

程よい甘さでスッキリとした飲み心地に定評があるあの!

ミルミルもビックリするくらいに

みるみるうちに痛みが増していきまして

気がついたら

時既に遅しでした。

 

 

動けないんですよ。

起き上がれないというか、

寝返りをうつのもしんどくて。

 

”あ~これ本気のやつだ……ガチでヤバいやつだ……”

 

って思って

そこからどうしようかを考えたんですけど。

その時僕って

自宅に一人じゃないですか。

誰もいないじゃないですか。

だからね、

結論から言うと

どうすることもできなかったんですよね。

 

 

もうね

一人で痛みに耐えるしかない。

 

 

救急車呼ぼうかなとも思ったんですけど、

”家のカギかかってるしな~”

”そこまで行けるかな~”

”どうやって説明したらいいんだ??”

とか

割と冷静に段取りとかを考えちゃってる自分がいて。

 

(そこで前者力を発揮しなくていいんだよ)

 

って自分に言ってましたけど

 

前者後者とは

 

まあとにかく

痛みに耐え続けながら

ただ時間が経過していくのを待つだけでした。

 

 

そうこうしているうちに

お昼の13時過ぎくらいに

奥さんが帰ってきて

 

「あ、あの~、今動けないっス……」

 

って言ったら

 

「なんでもっと早く連絡しなかったのよ!!」

 

と怒られまして。

 

 

近くにある病院に

奥さんが問い合わせしてくれて

タクシーで病院まで行くことになりました。

 

 

内心、

 

(ちょっと救急車っていうのも乗ってみたかったな~)

 

とかわけのわからないことを考えつつ

家の中を這うように玄関まで行って

ゆっくりゆっくりとタクシーに乗り込みました。

 

 

きっとね

あのタクシーの運転手さん、

オレのことを

南米の熱帯林とかに生息している、

”なまけもの”として認識してたんじゃないかってくらいに

完全に

風の時代っていうスピード感を無視した

のっそりとした動作で乗り込みました。

 

 

それから数分で病院に付いて。

もうね、

救急じゃなかったら、

なんで病院て

あんなに手続きやらなんやかんやがあるんだろう?

ってくらいに

またまた時間だけが過ぎていって。

 

(ちょ、オレもう正直限界なんだけど……)

 

って思いながら待っていたところ、

やっと診てくれることになり。

 

 

もうほとんど歩けないので、

また病院内を這うように

ゆっくりと診察室まで行って。

 

 

「どうされましたか?」

 

って、

うちの奥さんが何度も電話で説明しただろうが!

とか思いながら

 

「斯々然々で」

 

と自分の状態を説明してから検査に。

 

 

検査に行く前に

看護師さんから

血液検査ってことで血を抜かれ

そこに

そのまま点滴を打たれ

病院服に着替えました。

 

 

着替えるときに

看護師さんから

 

「あ~これ、ヒートテックですか?」

 

って聞かれたんで、

そこは真面目な性格の僕は

 

「いえ、これはエアリズムです」

 

と真面目に正確に答えたところ、

 

「あ~そうですか……フフフ……」

 

と何の笑いかわからない微笑みで返されまして。

 

(一体、この会話にはどういう意味があったんだ……)

 

と軽くパニックになりながら

 

CT検査

レントゲン

心電図

 

と諸々の検査をこなしていきました。

 

 

正直、

 

(いやもう、オレ痛みの限界超えてるよ。限界LOVERSよ)

 

と昭和歌謡的ツッコミを入れつつ

先生から

こう診断結果を告げられました。

 

 

「間違いなく虫垂炎ですね。盲腸です」

 

 

不思議ですね、

病名がはっきりすると

少し身体もラクになったような気がして

ホッとしている自分がそこにいました。

 

 

いやだってよ、

オレ、今まで病気になったことねえもん!

こんな痛み今まで経験したことなかったからさ

なんかどうしていいかわかんねえし

今自分がどうなってんのかが

全然わかんなかったからさ、

さっきの看護師さんとの

意味不明なエアリズム談義とかもあったりして

軽くパニくってたんよね!

 

 

だからね、

”これ”が「虫垂炎」だってことがわかって、

じゃあどうしたらいかがわかるだろうから

安心したんでしょうね。

 

(あ~そうなんだ~)

 

ってホッとした自分がいました。

 

 

そして、

そこで先生から

 

「入院ですね」

 

って百均に行って「百拾円です」って言われるくらいの感覚で入院を告げられました。

 

 

安っ!

オレの入院安っ!!

って思いながら、

色々と説明を受けて。

 

 

で実は、

以前に

健康診断を受けたときに

 

”悪玉コレステロール値が高い”

 

っていうC判定を受けてたので、

その値を下げる薬を処方されてたんですね。

 

 

その薬の名称が

 

「リバロ」

 

っていうんですけど、

虫垂炎の痛みに耐えながら

 

「現在服用しているお薬はありますか?」

 

って先生から聞かれたんもんで

意識が朦朧としてたんでしょうね。

 

「あ、えっと……リベロです」

 

って、

それサッカーのポジション名やん!

センターバックに近い、

今はもう採用されることが少ないポジションのことやん!

っていう感じで

一文字違いで

間違えて答えてしまったんですけど、

それを聞いた先生からは

こう返ってきました。

 

 

「リバロですね」

 

 

 

冷静かい!!

 

 

そこ、冷静かい!!

 

 

今のこの状況ではその冷静さは必要なのかもしれんけど、「あ、そうそう、最後尾でね、ゴールを守ったり、はたまた攻撃にも加わるという司令塔的な役割を果たす的な薬やねって、それ、リベロだから!!」みたいな、いつでも”笑い”という点を取りに行く気概はあるぞっていうノリツッコミをしてくれても良かったんちゃうん!!!

 

 

 

ビックリしたわ。

こんなに完璧なコーナー上げてんのに、

めっちゃ冷静に

普通に

 

「リバロですね」

 

って。

 

 

たしかに

リバロやで。

リベロじゃなくて

リバロやけども。

ビックリするくらい

先生の

その冷静さに信頼感が増したわ。

先生よろしくお願いします。

 

 

まあ、

そんなわけで

晴れて

僕の

約一週間ほどの

入院生活が始まることとなりました。

 

 

(続く)

 

 

《終わり》

 

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