想像力を働かせるということは | 夢はなくとも 希望はなくとも 

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バカバカしくて
どうでもよくて
笑えるかもしれないけど
全く役に立たない意識低い系ブログです

「耳クソみたいやな」

 

 

想像力が豊かっていうのは、

果たして

幸せなことなのか、

はたまた

不幸せなことなのか、

一体どっちなんでしょうね。

 

 

世の中には、

それはそれは

とても想像力が豊かな人というのが居て。

何を隠そう、

うちの奥さんなんですけど。

 

 

どんだけ想像力が豊かって、

普通にテレビ見てて。

それが

たとえば

『世界仰天ニュース』とかだったりしたら、

けっこうエラいことになってしまうんですね。

 

 

あの番組って、

色んな、

仰天もののエピソードを

再現VTRで見せてくれるんですけど。

 

 

笑いあり、

泣きあり

驚きありの

それはそれは

感情のジェットコースター的な番組とも言えるんですが、

ここでいう想像力が豊かっていうのは、

”泣き”のエピソードの場合なんですよね。

 

 

ウエダミツトシです

こんにちは

 

 

よくあるエピソードとしては、

不治の病で

余命いくばくかになった人が、

あとに残される家族への想いを

いろんな形で伝えようと

懸命に毎日を生き抜く、

みたいなやつってあるじゃないですか。

 

 

たしかに

涙なしでは見れないやつですね。

 

 

僕は

若い時は

そういうものを見ても

それほど

感情が動く方ではありませんでしたけど、

子どもができて

家族が増えていくに連れて

そういうのを目にしてしまうと

やっぱり

こみ上げてくるものはあるわけです。

 

 

どんなに顔が平たくても。

 

 

たとえそれが

再現VTRであったとしても

誰かが誰かに

自分の想いを伝えようと

形にしようと頑張っている姿を見ると

応援したいって気持ちが

自然と溢れてきて、

少し涙ぐんでしまう時があるんですが、

ふと視線を横にズラしてみると、

 

 

イグアスの滝状態の奥さんがいるんです。

 

 

どした!?

何があった!!?

ってくらいに号泣してて、

このままいったら脱水症状になるんじゃねえかってくらいに

泣いてるんですね。

 

 

ここはもう失礼を承知の上で言わせていただくと。

 

「いや、これ、キミ関係ないよ。毎回毎回、これで泣いてたらそもそも毎日を生きていくのがしんどくてしょうがないよ。テレビだしこれ!」

 

って話なんですよね。

 

 

まあ、

それくらい

感情が豊かというか、

想像力がたくましいというか、

とにかく

うちの奥さんて

そういう人なんですよね。

 

 

そんなうちの奥さんが先日、

自宅で

晩ごはんにホットプレートで焼きそば焼いてた時に、

年末にお歳暮でもらった

割と上等なソーセージをね、

一緒にホットプレートに乗せてたんですよ。

子どもたちがたくさん食べるかなと思ったんでしょうね。

 

 

でも、

長女は普通に

「美味しい!」って言って食べてたんですけど、

下の子どもたちは

口に合わなかったのか

ほとんど食べなかったんです。

 

 

子どもたちが食べるかなと思って焼いてたので、

僕と奥さんはまだ口にしてなくて。

でも、

長女もそんなには要らなかったみたいなんで、

じゃあってことで、

僕も奥さんも

その

子どもたちには不評だったソーセージを食べようとしたんですけど。

 

 

けっこう大きいやつだったんで、

うちの奥さんは、

そのソーセージを

半分に割って食べようとしたんですね。

 

 

それで

ホットプレート上で

綺麗に半分に割ってみたところ、

それを

まじまじと眺めていたうちの奥さんは

ぽつりと

こうつぶやきました。

 

 

「これ、なんかよ~見たら”人の指”みたいやな」

 

 

いや、食べにくいわ!

 

 

リアルに食べにくくなるわ!

しかも、

シャウエッセンとか

ああいう茶系の色じゃなくて、

まさしく”肌色”気味なやつだったんで。

 

 

あるじゃないですか、

そういうソーセージって。

 

 

おいおいおいおい、

食べる前に

キミはなんてこと言うんだ!

って思ったら、

うちの奥さん……

 

 

自爆してました。

 

 

自身が持つ類まれなる

たくましい想像力によって、

リアルに

ソーセージを”人の指”にしか見れなくなったうちの奥さんは、

 

「ちょ! ほんまにもう”人の指”にしか見えへん!」

 

って言いながら

そのソーセージを食べることを躊躇い、

なんとか口にまでは持っていったものの、

 

「アカン! なんか美味しいけどキモチワルイ!」

 

という

もはや意味不明な言葉の組合せを使用することによって、

なんとか正気を保っているような感じでした。

 

 

「ああ……、もう、要らんわ……」

 

 

いやいや、キミどんだけ想像力豊かなん!?

 

 

オレの顔はこれだけ真っ平らで貧素なのに、

キミの想像力はどんだけ豊かなんよ!?

って話で。

リアルに

気分まで悪くなってきた様子でした。

 

 

それが原因かどうかは知りませんが、

その後お手洗いに行って、

しばらく

半分に割って残った方の片割れのソーセージを

ぼんやりと眺めていたんですが。

 

 

そこはやっぱり親子ですね、

今度は

それを見たうちの長女が

ぼそっと

こう言いました。

 

 

「その”お母さんの指”、誰が食べるの?」

 

 

やめろ!!

 

 

リアルにやめろ!

それは指じゃない!

しかも、

断じて”お母さんの指”でもない!

 

 

”ソーセージ”だよ!!

 

 

食品だよ。

”児島”ばりに言うぞこれは。

 

 

”ったく、一体、なんなんだ、この会話”

そう思っていたら、

奥さんが戻ってきまして。

また一緒に

他のソーセージ等を含む焼きそばを食べ始めたんですが、

何故だか

食卓から

口数が著しく減ることになりました。

 

 

キミらね、

想像力どんだけ豊かに働かせてんのよ……。

児島かよ(違う)。

 

 

それからしばらくして、

少し食べたりなかったのか、

うちの長女が

これも何故だか

コーンフレークを頬張りはじめまして。

しばらくの間、

ムシャムシャ食べてたんですが、

突然、

長女がこんなことを言いました。

 

「見てみて! このコーンフレーク大きい!!」

 

 

”コーンフレークが大きいからなんだって言うんだよ”、

って思いながら振り向いて、

まじまじと

長女が

”ほらほらっ!”

って見せていた、

大きめの一欠片のコーンフレークを目にしたところ、

今度は

彼らに感化されたこの僕が

想像力を豊かに働かせることになりました。

 

 

「なんかそれ、でっかい耳クソみたいやな」

 

 

僕は忘れませんよ、

僕がそう言った時の、

うちの奥さんと長女の、

僕に向けた、

まるで耳クソを見るようなあの目を。

 

”オマエ、今何つった?”

”あのなオマエ、世の中には言っていいことと悪いことがあるんだぞ!”

”そんなこともわからないで40年も生きてきてんのか!?”

 

っていう含みを持たせたあの表情を。

 

 

いや、あ、あの……

ほんとにもう……

 

 

ゴメンナサイ!!

 

 

コーンフレークを

”耳くそ”みたいだなんてって言ってしまって、

申し訳ありませんでした!!

 

 

だってさ~

そう見えちゃったもんはしょうがないやん~

こっちだって

そう”見よう”と思って見たわけじゃないんだからさ~

 

”この人でなし”

 

みたいな顔して見なくてもさ~

いいとおもうんだよね~僕は。

 

 

ということで、

あんまり

そういう機会はないかもしれませんが、

今後、

コーンフレークを口にするようなことがあった場合、

くれぐれも

”耳クソ”を連想しないようにしていただけると

嬉しく思います。

 

 

ほんとに……

 

 

 

豊かな想像力の無駄遣いだったわ。

 

 

 

想像力の豊かさ間違い。

 

 

《終わり》

 

imageウエダミツトシ プロフィール
【ファンが集まる、続けられるブログ】を教える講座を主宰する。大阪・東京で年間50回以上のセミナーを開催するカウンセラーであり、人生導き屋。
のべ受講生700人のブロックを解除してきたブログコンサルタント。「ブログが書けるようになった」「読みやすくなった」「ブログが続けられている」という声を多くもらう。
2017年に起業し先輩カウンセラーが主宰している起業セミナーに通いブログライティングや起業に関する具体的なノウハウを学び実践していく。
そうしたところ、カウンセラーとしてやっていきたいという人から、具体的にどうしたらいいかという声を多くもらうようになり、起業前や起業スタートの人を対象にしたセミナーを開催し好評を得る。

 

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