「逆を行く」
たとえば、
何かがうまくいってないとしますよね。
今までやっていたことが
何故かスムーズに事が運ばないとか、
わかりやすく言うと、
スランプ状態ですね。
あとは、
他人のことばっかり気になって、
他人と自分とを比べて
ましてや
今はどこに言っても情報過多な世の中ですから。
見たくなくても
色んな情報が
勝手に視界に入ってくる始末です。
となると、
人って
どうしていいかがわからなくなって
何もできなくなってしまうものだと思うんですけども。
今、
色んな情報が目につき過ぎて
何をしたらいいかがわからなくなっているあなたへ
ウエダミツトシです
こんにちは
そこから抜けていく方法って
いくつもあるとは思うんですが、
たとえば、
今やっていることを一旦全部やめて休んでみるとか。
作家さんとかだと
煮詰まってきたら、
一旦手を休めて
散歩するとか、
お風呂入るとか、
誰かに会いに行くとか。
まあそういう、
今やっていることとは違うことをやってみたり、
休んでみたり、
要は
少し距離を置いてみるっていう方法ですね。
たしかにそれも
効果はあると思います。
距離が近くなり過ぎると
どうしても視野も狭くなってくるんで、
すぐ横に
解決策があっても
視界に入らなかったらわからないわけで。
そういう意味でも、
一旦手を休めて
距離を置いて違うことをしてみる、
あるいは、
何もしない。
これは
非常に有効な手段だと思います。
あと、
これは僕がやってみて
実際にうまくいったやり方なんですけども。
ちょっとニュアンスは違ってくるかもしれないんですが、
たとえば、
お仕事をしていて
どうしても
うまくいかない時ってあるじゃないですか。
色んなことを試してみるんですけど、
なかなか突破口が見つからずに
ズルズルとうまくいかない状態がしばらく続いてしまう……。
そういう時ってあると思うんですね。
それで、
そういう時に、
一旦手を休めて
違うことをやってみたり
ゆっくりしてみたりってことをしてもいいんですけど、
その逆の方法もあると思うんです。
僕が起業して間もない頃、
ことごとく
色んな事がうまくいってない時期がありまして。
「あ～あ、やっぱりオレってこの仕事向いてないのかな」
とか
「全然人気ないなオレ」
「もうやめよっかな」
とか
まあそれはそれは
ネガティブなことばっかり考えて、
頭の中が
不安で占領されていたことがありました。
でもこれって、
後々振り返ってみると、
極論ですけど
暇
だっただけなんですね。
色んなこと考えて
色んな可能性を検討して
他人と比べて
自分のダメなところばっかりみては、
ため息をつく……。
暇
だったんです。
それしかやることがないというか、
もっと言うと、
それを言い訳にして
何もしない状態に甘んじていただけだったんです。
あくまで
”僕の場合は”
ってことですよ。
そうなっている人に向かって、
”それってさ、ただ暇なだけなんだよ”
って言いたいわけではありません。
なにしていいかわからないその気持ちって、
すごくよくわかりますからね。
そんなこと言われたら
余計何もやりたくなくなる気持ちはわかります。
なので、
あくまで
僕が経験したこと
として読んでいただければと思うのですが。
僕の場合は、
ただ、
暇
だったんです。
余計なことを考えられる”暇”があったんです。
他人と比較していられる”暇”があったんです。
迷っていられるだけの”暇”が
僕の手元にはあったんですね。
だから、
その”暇”を持て余していて、
不安を楽しんでいたって感じでした。
そこから、
もういよいよ
にっちもさっちもいかなくなってきた時に、
「こんなことやってる場合じゃねえ！！」
って思って、
余計なことは考えずに、
というか、
考えてる場合でもなかったんで、
考えるよりも前に動く
ってことを徹底的にやりました。
不安な状態に陥っている時って、
とてもじゃないけど
自分にはできないって思うようなことでも
人間て
切羽詰まってくると
そんなこと言ってらんねえ！
ってなって
意外と普通にできちゃうもんなんです。
具体的に何をしたかっていうと、
直近のイベントに全く人が集まってなくても、来月の同じイベントの予定を入れました。
なんなら、翌年の予定まで暫定ではありましたけど決めました。
手帳に書き込んじゃいました。
何の実績もない講座やイベントの募集をかけ始めました。
中身ができていない状態で、告知文を作りました。
誰かが持ってきてくれた話には全部「はいかYES」で答えました。
等など
とにかく、
思い付く限りのことを
とりあえずはやってみました。
そしたらどうなったか……。
仕事が軌道に乗りました。
あれやこれやと
やっているうちに、
余計なことは考えずに
ただやることだけを見て
”動いて”いたら、
気が付いたときには
たくさんの人が
僕の目の前にはいてくれました。
勿論、
全然ダメだった時もあります。
でもそれも
ただのひとつの結果ってだけであって、
そんなことに
いちいち一喜一憂してる”暇”がないくらい、
要らないものを
頭の中から排除しました。
僕の場合、
しなくていいことを
十分にできるだけの”暇”があったわけです。
言い方を変えれば
贅沢してたんです。
だから、
「あ～あ、やっぱりオレってこの仕事向いてないのかな」
「全然人気ないなオレ」
「もうやめよっかな」
みたいなことを言っていられたわけです。
事実は違う。
全く違ったんです。
考えなくていいことを考えていただけです。
何もしなくてもなんとかなる、
その状態に甘んじていただけだったんですね。
なので、
もしあなたが、
何かで行き詰まっている状態だとしたら、
一旦手を休めて、
違うことをやってみるってことでもいいのですが、
もしかしたら、
今やっていることを
余計なことを頭の中から全部排除して、
たた何をやるのかだけを考えて
もっと動いてみる、
やりまくってみるってことが突破口になることもあると思いますよ。
それこそ、
「逆を行く」
です。
一旦手を止めるんじゃなくて、
もっと動く。
どんどんやる。
考えるよりも前に動く。
そうしたら、
余計なことを考えてる”暇”がないですから、
気が付いた時には、
目の前の状況が
ガラッと変わっている……
なんてこともあると思いますよ。
少なくとも
僕はそうだったんで。
身体を壊すようなことにだけは注意が必要ですけどね。
《終わり》
