できることとできないことを分けて考える | 夢はなくとも 希望はなくとも 

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「できないことはできない」

 

 

心理学とか

スピリチュアルをかじったことがある人は

おそらく

聞いたことがあると思うんですけど。

 

”諦める”

 

って言葉がありますよね?

 

 

一般的に、

”諦める”っていうと、

どちらかというと、

ネガティブなイメージというか、

”負ける”

みたいな

マイナスのイメージがあると思うんですけど。

 

 

心理学とか

特に

スピリチュアルの世界に来ると、

これが

真逆で使われることがよくあります。

 

 

”諦めるとは、物事を明らかにするということだ”的な感じで、

どちらかというと、

ポジティブなイメージで語られることが多いです。

 

 

物事に対する執着を捨てて諦めることによって苦しみから解放される。

 

 

たしかにそういう面はあると思います。

この場合で使われる

”諦める”

という言葉は、

 

”負ける”

とか

”断念する”

とか

”力尽きる”

みたいな意味合いではなくて、

 

”降参する”

 

つまり、

 

”サレンダー”

 

って意味で使われてると思うんですけど。

もうどうしようもないってことですね。

人間の力ではどうすることもできないので、

人知を超えた力にすべてを委ねる的な意味合いだと思います。

 

 

なので、

ただ、

”諦める”

って言葉一つとっても

色んな意味合いや使われ方があるので、

同じ言葉でも、

 

「この場合って、どういう意味が含まれてるんだろう?」

 

って感じて

よくわからなくなることって

けっこうあると思うので、

僕なりに、

この

”諦める”について、

色々と考えてみました。

 

 

ウエダミツトシです

こんにちは

 

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それを考える前に、

まずは、

 

”何を諦めるのか”

 

について

よく考えておく必要があると思うんですね。

 

 

例えば、

わかりやすいところでいくと、

 

ダイエット

 

ってものがありますが。

 

 

半年で10キロ痩せる

っていう目標を掲げたとして、

残りあと1ヶ月を切ったとしましょう。

 

 

その場合、

5ヶ月が経った時点で、

まだ1キロしか痩せていなかったとしたら、

当初掲げていた、

半年で10キロ痩せるという目標は達成できるでしょうか?

 

 

不可能とは言いませんが、

多くの場合、

達成できずに終わるでしょう。

 

 

でもここで、

 

「いや、目標はなんとしてでも達成しなければいけない!」

 

って言って

無茶なダイエットに挑むっていうのは、

なんか違うと思うんですね。

 

 

そこはさっさと諦めて

目標設定からやり直した方がいいと思います。

 

 

それとは別に、

10キロの減量に挑むために、

 

”毎日2時間ウォーキングする”

 

ってことを実行目標として掲げていたとしましょう。

 

 

そこで、

普通に生きていれば

毎日色んな事がありますよね。

なかなか時間が取れなかったり、

嫌なことがあったりとかして、

気分が乗らないこともあるでしょう。

 

 

そうした時に、

それらを理由に、

 

「今日はやめとこう」

 

って思うのは、

これまたちょっと違うと思うんですよ。

 

 

あるいは、

 

”夕方18時を過ぎたら食事はしない”

 

ってルールを決めたにもかかわらず、

 

「一日くらいいいよね」

 

って言って食べてしまうのもなんか違いますよね。

 

 

わかります?

 

わかりにくいかな……。

 

 

じゃあ例えば、

サラリーマンだったとして

営業をやっていたとしましょう。

 

 

毎月の予算が、

1000万の売上だったとして、

月末近くになって、

まだ売上が200万しかなかったとした場合、

残りの800万を

無理やり必要としていないところに売り込んだりするのって、

これもなんか違うじゃないですか。

 

 

でも、

そのために、

今まで取引のあった得意先に

一軒一軒、

自ら出向いて行って

状況を聞いて

それに応じた提案を、

毎日10軒ずつしていく行動って

やっぱり必要だと思いませんか?

 

 

なんかまだわかりにくいかな……

 

 

じゃあ、

例えば、

借金が100万あったとして、

返済期日が10日以内に迫っていたとした場合、

手元に20万しかなかったとしましょう。

 

 

その20万を使って、

競馬とかパチンコとか

何かギャンブルに注ぎ込んだとして、

一発逆転を狙うっていうのはどうでしょうか。

 

 

てめえ、何考えてんだ!?

 

 

って話しになりますよね。

 

 

そんなことやってる暇があったら、

少しでも多く返済できるように

ちゃんと働けや!

ってなるじゃないですか。

 

 

その上で、

誰か信頼できる人に、

事情を説明して、

お金を貸してくださいって頭を下げるとか。

必ず1年以内に返済します、とか

そういう借用書でも書いてですね、

お願いしまくるとか、

そういうことでもしない限り、

10日以内に

残りの80万を調達するのって

現実的に難しいと思うんですよ。

 

 

つまり、

何が言いたいかっていうと、

 

自分にできないこと

自分が影響を及ぼすことができない領域に関しては、

諦める。

 

逆に、

自分にできること、

自分が影響を及ぼすことができる領域については、

やると決めたら最後まで諦めない。

 

”できること”と”できないこと”

 

ここをしっかりと分けて考える必要があると思うんですよね。

 

 

自分にできないことは

どんなに頑張ったところで

できないものはできないんです。

 

 

それなのに、

この

自分にできることとできないこととを

ちゃんと分けずに

ただ闇雲に

何かをやろうとしてしまうと

必ず無理が生じてしまうものじゃないですか。

 

 

旗から見てたら

滑稽ですらあると思いますよ。

 

 

変えられないものを変えようとして、

変えられるものを頑なに変えようとしない。

 

 

雨が降ることは止められないのに、

雨が止むまで絶対にここを動かない、

みたいな。

 

 

何してんの? って話しじゃないですか。

 

 

でも、

大抵の人は、

これをやっちゃてると思うんですよ。

 

 

勿論、僕も。

 

 

ニーバーの祈りですね。

 

『変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる冷静さを』

 

ですよ。

 

 

『自力の輪と他力の輪』

 

とも言えると思います。

 

 

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なので、

この”諦める”ってことについては、

自分にはどうすることもできないことは

さっさと諦めて、

自分の力でどうにかできることは、

最後まで諦めずにやり続けるってことになるのかなと思います。

 

 

結論が

自分でも当たり前過ぎるところに行き着いてしまって

茫然自失としていますが。

 

 

人は、

とにかくこの”当たり前”なことをよく忘れてしまう生き物なので、

何度も何度も

繰り返し伝えていく必要があると思いますし、

それは

自分に対しても言えることだと思います。

 

 

自分の力の及ばないところは

そもそも

何とかしようとせずに、

自分の力でどうにかできることは、

適当な言い訳を持ってきて諦めている場合じゃない。

 

 

自分でなんとかできることを諦めてしまったら、

きっとそこには

後悔だけが残るんじゃないかと

僕は思います。

 

このように、一度、

「自分ができること」と「自分には、できないこと」について、この世界を、とことん分けて考えてみてださい。

こうやって考えてみると、意外なことに、「自分ができること」というのが、極端に少ないことに、気がつくと思います。

 

この世界の大原則として、

「自分は動かせるが、他人は動かせない」

というものがあります。

 

目の前の人の左手も、動かせないのに、

「世の中を変えよう!」

「政治を良くしよう!」

「世界平和だ!」

こう念じても、なかなか難しいと思います。

 

同じように、

「目の前の相手に、マスクを付けてもらおう!」

「目の前の相手に、マスクを外してもらおう!」

こう思っても、できません。

できるのは、付け外しができるのは、自分の顔に付いているマスクだけです。

 

当たり前のことですが、基本的には、自分以外の他人をコントロールすることは、できないのです。

ただし、まれにできることもあります。

それを、「奇跡」と呼ぶのです。

 

あとは、

「努力は、自分ができる範囲だが、運は、自分のできない範囲である」

ということも言えます。

よく、

「運を自在に動かすには、どうしたらいいか?」

というようなセミナーや書籍がありますが、これは、論理的に矛盾しています。

そもそも、「自分で動かせない力学」のことを、「運」というからです。

いろいろなテクニックを使って、「動かせない範囲」を、「動かせる範囲」に拡大させることは、できますが、

「運をぜんぶコントロールできる」

というのは、現在の人類の段階では、まだまだ難しいと思っています。

 

 

 

 

(中略)

 

 

 

 

どうして今回は、こういう理屈っぽい話を、わざわざやっているのかというと、

「この世の苦しみのほとんどは、自分ができないことを、やろうとすることによって、生じている」

ということに、気がついたからです。

逆に言えば、

「この世の苦しみというのは、自分ができることだけをやっていれば、生じにくい」

ということです。

 

たとえば、ビジネスなども、自分がコントロールできることだけを、毎日、真面目に、コツコツやるだけで、実は、確実に成功できるのです。

ボロ儲けしたりは、できないかもしれませんが、とりあえず、自分が生活できるだけの収入くらいは、入ってくるでしょう。

 

しかし、これを自分のコントロールできないこと、株価の変動や為替相場など、世の中の動きに、過度に依存すると、再現性や反復性もないので、いつかは苦しくなる可能性が大きいのです。

人間関係などでも、ほとんどの苦しみは、相手に過度に期待したり、相手をコントロールしたり、束縛しようとすることから生じています。

だから、何かで悩んだときには、

「これは、自分がコントロールできる問題なのだろうか? それとも、自分にはコントロールできない問題なのだろうか?」

ということを見極めることが、とても大切な作業になってきます。

 

間違っても、多くの精神世界の本に書いてあるような、

「全ては、自分が創り出しているから、意識や態度を変えれば、全てが変わる」

ということを、過度に期待しないほうがいいと思います。

これらは、「事実」ではなく、その著者の「意見」だからです。

「状況によっては、有効であることも多いし、かなり使えるテクニックである」

くらいに、思っていたほうがいいです。

絶対視は、危険だということです。

 
ぜひ、この二つに分けて考える作業を、大切にしてください。

「自分ができることは、全力で集中してがんばる。そして、自分にはできそうもないと判断したら、誰かに助けてもらうか、時期を待つか、もしくは、全てをやり終えた後に、天に任せる」

という姿勢で、人生の問題に、臨んでみてください。

 

「頭がいい人」というのは、この作業が、とてもうまい人だと思います。

「思考」や「判断」というのは、とても貴重なエネルギーです。

このエネルギーの無駄遣いを防ぐだけで、幸せになれるし、「この世の苦しみ」から、かなり楽になります。

 

 

 

 

この界隈でよくあることの一つとして、

 

”スピで言われていることを拡大解釈して自分にとって都合の良い材料として利用してしまう”

 

ということがあると思います。

 

 

僕もやっぱり、

それはとても危険だと思います。

非常にリスクが高い。

 

 

にもかかわらず、

そうしてしまう人が跡を絶たないのは、

そういった言説が、

特に

人生全般においてうまくいっていない人にとっては、

とても魅力的に聞こえてしまう傾向があるからだと思います。

 

 

早よ起きなはれ。

 

 

そんなことはないから。

 

 

稀に

”奇跡”的なことが起こるのは事実ですが、

それをアテにしてしまうのは

ちょっと違う。

 

 

それはさっさと諦めて、

まずは、

自分でできることから、

愚直にやっていくことからしか

何も始まらないと思いますよ。

 

 

自分にできることと

自分にはどうすることもできないこと。

 

 

これをしっかりと分けて考えて、

自分にできることに集中して取り組んでいくと、

必ず

現実は変わっていきます。

 

 

無駄に苦しまなくて済むようになると思いますんで。

 

 

自分にできることを”明らか”にしていきましょう。

 

 

それが”諦める”ってことじゃないでしょうか。

 

 

”諦める”ってなにかね? (うえ原文太)

 

 

《終わり》

 

 

 

 

 

 

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imageウエダミツトシ プロフィール
【ファンが集まる、続けられるブログ】を教える講座を主宰。ブログ・起業サポート講師。大阪・東京で年間50回以上のセミナーを開催する心屋認定講師でありカウンセラー。
のべ受講生500人のブロックを解除してきたブログコンサルタント。「ブログが書けるようになった」「読みやすくなった」「ブログが続けられている」という声を多くもらう。
2017年に起業し先輩カウンセラーが主宰している起業セミナーに通いブログライティングや起業に関する具体的なノウハウを学び実践していく。
そうしたところ、カウンセラーとしてやっていきたいという人から、具体的にどうしたらいいかという声を多くもらうようになり、起業前や起業スタートの人を対象にしたセミナーを開催し好評を得る。

 

 

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