読めば読むほど日本語が大好きになる本 | 夢はなくとも 希望はなくとも 

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どうでもよくて
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全く役に立たない意識低い系ブログです

「なぜ『桜見』じゃなくて『花見』と言うの?」

 

 

実を言うと、

ここしばらく

一切本を読まないという生活を送ってまして。

 

 

情報断捨離というか、

純粋に読書を楽しむといったことが

できなくなっている自分に気が付いた時に、

 

「しばらく本読むの止めよう」

 

と思ったんですね。

 

 

読書が好きで、

本を読むことに

あれほど快感を覚えていたのに、

何故か

ここしばらく

全く楽しめていない自分がいて。

読めば読むほど疲れてくる……

そんな状態に陥ってました。

 

 

なので、

少しの間、

本を読むということから

距離を置いてみて、

読まない生活というものを送ってたんですけど。

 

 

そういう時に限って

読みたいと思う本が

どんどん出てくる出てくる……。

 

 

いやいや、そりゃないでしょ……。

 

 

まあ、

単純に

色んなことが忙しくて

ただ疲れてしまってた

っていうこともあったと思うんですけど。

最近は、

ほんとに全然読んでなかったんですね。

 

 

そんな状態の僕のところに

幸か不幸か、

ある本が

僕の手元に届きまして。

 

 

「どれどれ」と。

なんとな~く

久々に読んでみようかなって思って、

ページを捲っていったところ……

 

 

一気に最後まで読んでしまいまして。

 

 

「あ~そうそう、読書ってこういう新しい発見があるから楽しくてやめられないんだよな」

 

って、

僕に読書の楽しさを思い出させてくれた、

とっても素敵な本に出会えましたので

ここに紹介したいと思います。

 

 

ウエダミツトシです

こんにちは

 


正直、

読み始めた時は、

あまり何も考えずに、

ほんとになんとな~く

手にとって読んでみたって感じなんですけど。

 

 

読めば読むほど、

 

「へぇ~」

「そうなんや~」

「知らんかった」

「そんな意味があったんや」

 

って感じで、

今まで考えたことすらない部分にまで

意識が向いたというか、

新しい発見が

次から次へと出てきて。

 

 

自分にとっては

当たり前過ぎて

何の価値も見出だせていなくて

考えすらしなかったことが

こんなに豊かで

奥が深くて

色んな意味や思いが込められたものだったんだと

思い知らされるという一冊に出会ったんですね。

 

 

それがこちらです。

↓  ↓  ↓

 

 

副題として

 

『外国人目線で再発見したすごい日本』

 

とあります通り、

この本は、

日本語の不思議さと素晴らしさを

日本語の魅力のとりこになった

ある外国人の方の視点から紐解かれていく、

といった内容になってまして。

 

その方というのが、

アンちゃんこと

アン・クレシーニさんという女性の方で。

アメリカ・バージニア州出身の応用言語学者さんです。

現在は

福岡県にお住まいで

北九州市立大学で准教授をされているそうです。

 

 

本の帯には、

”日本語に恋し研究に明け暮れる外国人ヤンキー言語学者”

って書かれてまして。

なるほど

たしかに

ヤンキーかどうかはわかりませんが、

右側頭部が綺麗に刈り上がっているという斬新なヘアスタイルの持ち主であることは間違いありません。

 

 

そのヤンキー言語学者のアン・クレシーニさんが、

「ミスターNHK」と呼ばれ、

NHK「のど自慢」や「紅白歌合戦」の司会を歴任された、

元NHKアナウンサーで「日本語の番人」とされる(知らんけど)

宮本さんに

日本語の不思議さと奥深さを教えてもらうという

会話形式で書かれた本になっています。

 

 

それで、

『ひとつ屋根の下』じゃないですけど、

このアンちゃんなんですが、

日本語を好きになったきっかけの言葉というのがありまして、

それが、

 

「ちりばめられる」

 

だったそうです。

 

他には、

 

「カキキュウカ(夏季休暇)」

「ビブンセキブン(微分積分)」

「セアカゴケグモ」

らしく。

 

音の響きなんでしょうかね、

そういった言葉たちに

美しさを感じて好きになったそうです。

それだけでも

アンちゃんが豊かな感性の持ち主だということが

よくわかるエピソードだと思うんですけど。

 

 

そういうアンちゃんだからこそ、

日本語に対して、

 

「これって何?」

「意味がわからない」

「勉強すればするほどどういう時に使うのかがわからなくなる」

 

といった様々な疑問を、

宮本さんが見事に答えていって、

そして

自らも

日本語の繊細さや多様性、不思議さを再発見していく。

 

 

僕はあまり読んだことはないんですけど、

日本語の多様性について書かれた本て

たくさんあると思うんですね。

 

 

で、

よく聞くやつで、

 

「日本語が乱れていくことを憂いている」

 

みたいなのってあるじゃないですか。

そういう視点で書かれたものって、

大体が、

「正しい日本語の使い方」

みたいな。

 

 

”これは正しくて”

”これは間違っている”

っていう

そんな感じに終止している本が

多いんじゃないかと思うんです。

知らんけど。

 

 

まあ、

そういう本がどうこうっていうことではなくて、

この本は

そういうタイプの本とは全く違うってことが言いたいんですね。

 

 

勿論、

”正しくはこういう使い方です”

っていう

トリビア的なものも

本の中に”ちりばめられている”んですけど。

 

 

なんといっても

豊かな感性の持ち主であるアンちゃんが、

しかも

日本人ではない

外側から見た日本語の不思議さについて

日本人では持ち得ない視点から

鋭く切り込んでくるところが

実に面白いんですよ!

 

 

僕たちって

普段から日本に居て

常に日本語に触れているから

自分たちにとっては

当たり前過ぎて

疑問を持つということすらしない日本語の面白さってものに

なかなか気付けないと思うんですね。

 

 

でも、

よくよく考えてみれば、

 

「これってなんでこう言うんだろう??」

とか、

「そういえば、普通に考えたらこう言うのに、なんでわざわざこんな言い方するんだろう??」

とか。

そういったことに意識を向けさせてくれる、

そんな本だと

僕は思うんですよ。

 

 

この本は、

大きく4つの章に分かれているんですが、

 

本微妙な違いで一変する「おもしろすぎる日本語」

本豊かな想像力から生まれた「多彩すぎる日本語」

本相手を重んじて生まれる「優しすぎる日本語」

本情緒と四季の豊かさが息づく「美しすぎる日本語」

 

となっていて、

それぞれの終わりの部分に

アンちゃんによるコラムがあるんですけど。

 

例えば、

「日本語の曖昧さは世界一」

とか。

非常に読み応えがある内容になっていると

僕は思うんですが。

 

 

これは

なんていうか、

僕自身

なんでこんな風になってしまったのか、

説明がつかないんですけど。

最後の章のコラムにある、

 

『心が言葉に表れる、美しい日本語』

 

の部分を読んだ時に、

何故か

自然と

涙が出てきてしまいまして。

とても静かにではあるんですが、

心から感動している僕がいたんです。

 

 

本の帯にある、

 

「なぜ『桜見』じゃなくて『花見』と言うの?」

 

について。

その歴史的背景や日本の文化のことは

本文に書かれてある通りなんですが。

 

 

それを

アンちゃんの感性でもって見た時に、

僕たち日本人にとっては

当たり前過ぎて

普段考えることのない、

日本人の精神性というか、

その真髄を、

アンちゃんが垣間見せてくれたように感じて、

僕は静かに感動して

涙してしまったんだと思うんです。

 

 

日本という国、

日本の文化、

そして

日本語の多様性と豊かさ。

その素晴らしさを

改めて

僕たち日本人に伝えてくれるアンちゃんという存在とこの本。

 

 

僕は、

この本を読んで、

ますます日本という国と文化、

そして、

日本語そのものが好きになりました。

 

 

この本は、

日本語の不思議さといった視点から、

改めて日本を大好きになれる、

そんな本だと

僕は思います。

 

 

日本人であることのアイデンティティというか、

誇りといったものを思い出させてくれて、

日本人としての精神性を再発見できる本だと思いますんで、

ぜひとも

書店で手にとって読んでみていただきたい一冊ですね。

 

 

ただ

最後に

これだけは皆さんにお伝えしたいんですけど。

 

この本の中には、

本来の言葉の意味とか

使い方といったことも

たくさん書かれてあったんですが、

僕の場合、

 

 

言葉の使い方をほとんど間違ってました。

 

 

全然使えてませんでした。

自分でもビックリするくらいに……。

 

 

改めて

日本語の素晴らしさを思い知るとかいう以前に、

 

 

 

ちゃんと日本語話せよ

 

 

 

って話しで。

 

 

この本で、

一から日本語を勉強し直したいと思います。

 

 

サンマーク出版の橋口さん、

ライターのMARUさん、

とても素敵な本をありがとうございました!!

「ドSの宇宙さん」本を読んでるかのような錯覚に陥りました。

 

 

《終わり》

 

 

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imageウエダミツトシ プロフィール
【ファンが集まる、続けられるブログ】を教える講座を主宰。ブログ・起業サポート講師。大阪・東京で年間50回以上のセミナーを開催する心屋認定講師でありカウンセラー。
のべ受講生500人のブロックを解除してきたブログコンサルタント。「ブログが書けるようになった」「読みやすくなった」「ブログが続けられている」という声を多くもらう。
2017年に起業し先輩カウンセラーが主宰している起業セミナーに通いブログライティングや起業に関する具体的なノウハウを学び実践していく。
そうしたところ、カウンセラーとしてやっていきたいという人から、具体的にどうしたらいいかという声を多くもらうようになり、起業前や起業スタートの人を対象にしたセミナーを開催し好評を得る。

 

 

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