「僕は説明がしたいんです」
実際にお会いした方や
僕のお話し会（ほとんど話してませんが）に来ていただいた方には
何度かお話ししたかと思うんですが
先日
雲黒斎さんのお話し会に行った時に
感覚的には
僕が考えていたことと同じようなことを
話されていたので
それについて書いてみようと思います
ウエダミツトシです
こんにちは
それというのは
「自分のやりたいこと」についてなんですが
僕は
ある出来事によって
自分のやりたいことが
はっきりとわかったんですが
それがわかってしまった時は
「やっとわかった！」
という思いももちろんあったんですけど
正直なところ
「こんなことだったんだ……」
という
ある種
拍子抜けにも似たような感覚を覚えたんですね
僕もそうだったんですが
「好きなこと」なら
なんとなくはわかるんだけど
「自分のやりたいこと」となると
確信を持って
「これがやりたい！」
っていうことが全くなかった
というか
全然わからずに今まで生きてきたんですよね
わからないもんだから
自分の「使命」とか「天命」みたいなものが欲しかったですし
自分にはやるべき「天職」があるに違いない
と思って
色々と探してはみるものの
それに相応しい職業には出会えませんでした
後から考えてみると
「使命」とか「天職」とかって
結局「逃げ」なんですよね
「自分のやりたいこと」がわからないっていうことから
「逃げ」てるだけなんです
自分には覚悟もなければ勇気もないから
自分じゃないものに
自分を委ねようとしてるだけなんだと思うんです
じゃあ
職業ではなくても
ライフワークとして
自分の生涯を通して
何かやりたいことがあるのか？
といえば
それもよくわからないし
「好きなこと」を趣味としてやり続けていたとしても
（なんか違うんだよな……）
という思いを拭い去ることはできませんでした
わかってしまえば
ビックリするくらい簡単なことだったんですが
わからない時は
何をどうしてもわからないもので
ずーっと悶々とした日々が続いてたんですよ
それで
世の中には
「自分のやりたいこと」がわからない
っていう人
たくさんいるじゃないですか
「やりたいことをやりなさい」
っていうメッセージは多いけど
結局のところ
それがわからないから悩んでる
って人多いじゃないですか
自分が今までそうだったからわかるんですけど
そういう人って
大体において
「自分のやりたいこと」
と
「職業」
「ライフワーク」
「世の中の役に立つこと」
「世間に認められること」
「お金になること」
「自分の特技を生かせること」
みたいなことと
無自覚に
結び付けて考えてしまっていると思うんですね
でも
実は
それらと
「自分のやりたいこと」
とはいっさい関係がないんですよ
言ってみれば
「自分のやりたいこと」って
「職業」じゃなくていいし
「ライフワーク」じゃなくていいし
「世の中の役に立た」なくていいし
「世間に認められ」なくていいし
「お金になら」なくていいし
「自分の特技を生かせ」なくてもいいんですよ
「ただやりたいこと」
でいいんですよね
それだけでいいんです（と、僕は思ってます）
それくらい
シンプルに考えていいのに
それらと結び付けて考えてしまうが故に
勝手に複雑化して
「自分のやりたいこと」がわからない
という状況を作っているというか
自分で自分を
煙に巻いてしまっているところがあると思うんですよね
でも
意外と
「自分のやりたいこと」って
「今すぐにやろうと思えばできること」
もしくは
「もうすでにやっていること」
だったりするんですよ
感覚的には
自分が思っている以上に
「もっと手前にあること」
なんです
どういうことかと言うと
先に挙げた
「職業」
とか
「ライフワーク」
とか
「世の中の役に立つこと」
みたいなことって
「自分のやりたいこと」
をやるための手段や結果であって
「自分のやりたいこと」そのものではないってことなんです
つまり
大体の人は
「自分のやりたいこと」そのものを探しているのではなくて
それより先にある（遠くにある）
「手段」や「結果」に意識が向いてしまっているから
もっと手前にある
「やりたいこと」そのものが見えなくなってしまっている
と思うんですよ
この世の中にある全てのもの（僕たちの目に見えているもの）は
「やりたいこと」をやるための
「手段」であり「結果」だと思うんです
だから
既存のものから
「自分のやりたいこと」を探そうとしても
なかなか見つからないんです
何故なら
それらは
自分ではなく
「他人がやりたいことをやった結果」
だからです
僕も
ずーっとこのパターンに嵌ってしまっていて
「他人がやりたいことをやった結果」
として存在しているものの中から
「自分のやりたいこと」を探そうとしていたんで
一向に見つからなかったんですよ
要は
僕は「手段」だけを探してしまっていたのであって
その「手段」を選択する元となる目的
つまり
「自分のやりたいこと」そのものではなかったんです
だから
「これがやりたいことかもしれない！」
と思って何かに取り組んでも
「やっぱりなんか違うんだよな」
というパターンを繰り返す羽目に陥ってしまっていたんです
それで
ここまでクドクドと説明が長くなってしまいましたが
じゃあ
僕の「やりたいこと」って一体何なんだ？
っていうと
ズバリこれですね
ウケること
これしかないですね
もうこれがあったら
ゴハン何杯でも食べられますから
これがわかった時
正直
「なんじゃそれ！」
って思いましたから
「オレ、そんなんでいいのか？」
って自分でも思いましたから
でも
本当なんだからしょーがないんですよ
もうね
めっちゃウケたいんです
バカなことやって
人を笑わせたくてしょーがないんです
ただそれだけだったんですよ
そのためだったらね
自分の全人生を持って取組んでもいい
というか
させていただくし
誰にどれだけ止められてもやらせてもらうし
そして
僕はもうすでにそれをやってましたからね
それについては
覚悟が違いますから
そこには
「使命」とか「天職」みたいなものが
入り込む余地なんて一切なかったです
っていうか
必要ないです
「自分のやりたいこと」をやるためには
「使命」や「天職」なんて
全くもって無用です
そんなもん要らんです
なので
「ウケること」
「人を笑わせること」
が僕の全人生を持ってやりたいことなんで
そのための「手段」は
言ってみれば何だっていいんですよ
今はブログという形で
文章で
「ウケること」
「人を笑わせること」
をやってるんですけど
ブログでなくてもいいし
文章でなくてもいいんです
ブログが僕のやりたいことではないし
文章を書くということが僕のやりたいことではないんです
それは一つの「手段」なんです
もっと面白い
「人を笑わせる」手段があれば
何だっていいんです
でも
その根底には
「ウケること」
「人を笑わせること」
が必ずあるんです
というか
僕がやる全てのことの動機や初期衝動が
「ウケること」であり
「人を笑わせること」
なんですよ
もう、それについては
僕が死ぬまでブレることはないでしょう
僕は
それが
確信を持ってはっきりとわかったので
色んな場面で
「自分のやりたいこと」についてお話ししてきたんですけど
冒頭にも書いた通り
雲黒斎さんのお話し会に行った時に
僕が
「自分のやりたいこと」
について考えていたことと
似たようなお話しをされてたんですよ
黒斎さんといえば
「ベストセラー作家」であり
「講演家」でもあるわけなんですけど
黒斎さんご自身は
別に
「作家」になりたかったわけではないし
「人前で話す」
ということがやりたいわけでもない
と仰っていて
じゃあ
黒斎さんは一体何がやりたいのかっていうと
こう言ってました
「僕は説明がしたいんです」
「やりたいこと」が「説明」っていう発想、斬新ですよね
黒斎さんにとっては
「やりたいこと」が「説明」であって
「作家業」や「講演」はその「手段」なんですよ
その他にも
「整理整頓」するのも好きということで
「様々な情報を整理整頓して、それを説明したいんです」
って言ってました
わかりますか？
「やりたいこと」がわからないという人は
もしかしたら
それらを表現するための「手段」
というか「やり方」「方法」を探してしまっているのであって
本当にやりたいことって
その前段階にあるんですよ
あなたが思っている以上に手前にあります
だから
そういう視点で
今の仕事を見てみてください
結論を言うと
はっきり言って
仕事は何してもいいんです
今の仕事に不満がある人って
たくさんいると思うんですけど
結局
「自分のやりたいこと」が掴めてなくて
やれてないから不満なんです
仕事自体がどうこうって話しじゃないんですよ
ということで
僕の全人生を持ってやりたいことというのは
「ウケること」
であり
「人を笑わせること」
だと確信を持って言えるわけなんですが
こうして
文章にして見てみると
僕のやりたいことって
小2レベルですよね
ただのアホ男子でしたね
頭の中は小2レベルから全く成長してないってことですね
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