小学4年生くらいの時に

初めて万引きをした


いや、バレたのが4年生の時だったのか・・・


その辺の事は覚えてない



何故万引きをしたのかも覚えてない



一緒に万引きしてた友達が

親にバレてうちに電話がきてバレたのは覚えている



あの頃は何も考えずに欲しいけどお金がなくて

やってしまったんだと思う


自分が働く立場になってから

どんなにその被害が店にとって大変になるかわかった




バレた日の夜にお父さんに起こされて

頬を叩かれた事も覚えている


自分が悪い事したんだから当たり前だ




その日以来欲しいものがあっても

親が買ってくれると言ってもいらないって言うようになった




これが僕の最初の罪

お父さんの事は嫌いだ


好きだった時もあったと思うけど


嫌い



幼稚園あがる前くらいの時

夫婦喧嘩してたのを覚えている


お母さんが


「どーせ私なんかいないほうがいいんでしょ!」


って泣いてた記憶。。。



高校生くらいの時から今に至るまでも

お母さんと2人でいる時によくお母さんの愚痴を聞く



「俺に頼るな」

「こんなまずい飯食えるか」


お父さんがお母さんに向けるひどい言葉はしょっちゅうで



だからお父さんが嫌い


だから僕はお母さんの味方になろうって




でも僕がお父さんが嫌いだと言えば

お母さんはお父さんをかばうんだ


「お父さんはあんたたちの為に毎日働いてるんだから」




僕はいつのまにか親に対して本心を隠すようになった


いや、昔から何ひとつ相談する事も甘える事も

してなかったかな

小学生の頃


お母さんは僕よりお兄ちゃんのほうが好きなんだ


って大泣きした記憶がある



同じくらい好きだよって言われたけど

子供ながらに微妙な差を感じたんだと思う




高校生の時に夢でお母さんに


あんたなんか大嫌い


と言われて現実でも嗚咽する程泣いていた所を

その時付き合ってた人に起こされた事もある




僕はいい子でいたかった


お母さんがずっと僕を好きでいてくれるように

いい子でいたかった



お母さんが大好きなんだよ




それをくるわせたのは自分自身だ

という訳でもないが

僕のお父さんは自分が気に食わないとすぐ不機嫌になる人だ


暴力はない


けど言葉の暴力はひどい



昔に比べたら年とったせいか

多少マシにはなった



高校生になるまでは

あまり僕に関心はなかったのではないかな


だから僕に反抗期はなかった



高校生になって

バイトを始めて

お店の閉店時間が9時だったけど

忙しい時は家に着くのが10時くらいになって

すごい怒られた


そんなバイトやめろ


といわれた



高3の文化祭の打ち上げで

家の近くのお好み焼き屋にいた時も

10時過ぎにお父さんから電話がきて


調子乗るのもいい加減にしろよ


と言われた



うちは友達のとこと比べて

厳しいと感じた



友達とオールをしたくても

そんなのすぐ却下だから

友達の家に泊まりに行くと言えば

その子の家の電話番号を教えろといわれた



きっと名目は心配だからだという理由


でも俺が感じるのは


信用できない


なんだと思う

自分の中で溜めてた思いを

ここに記していこうと思う


何故僕は今こうして生きているのか


死にたいと思いつつも

自分で死ぬ勇気もない弱い自分で



人間なんてそんな者なのかもしれない


むしろ自分から命をたてる人のほうが

僕からしたら強い人間だとさえ思う




今まで悪いコトいっぱいしてきたから

親が僕を愛してくれなくなっても仕方ないんだろう



それでも僕は


愛してほしいんだと思う…