オーストリアの研究者 Josef Finsterer氏はコロナワクチンの長期にわたる副作用を報告しています。
Long post-COVID vaccination syndrome
SARS-CoV-2感染症のみならず、抗SARS-CoV-2ワクチン接種においても、長期にわたる副作用（LPCVS：Long Post-COVID-vaccination syndrome）を合併する可能性があるという証拠が蓄積されてきています。今回我々は、mRNAベースの抗SARS-CoV-2ワクチン2回目接種後にLPCVSを発症した患者を報告する。患者は45歳女性で、mRNAベースの抗SARS-CoV-2ワクチン2回目接種直後に頭痛、集中力低下、めまい、不眠、疲労感、自発的または運動中の動悸、不安定な血圧、膨満感を伴う食欲不振が生じた。めまいを除く他の症状はすべて、以前は指標となる患者には知られていませんでした。検査機器による広範なワークアップでは、彼女の愁訴のもっともらしい原因を発見することはできなかった。うつ病は原因として除外された。症状は改善されたが、6ヶ月後のフォローアップではまだ症状が残っていた。抗SARS-CoV-2ワクチンを接種した場合、長期に渡って症状が悪化する可能性がある。LPCVSが合併症のある患者でより頻繁に起こるかどうかはまだ不明ですが、ある種の病前状がその発症を促進することが示唆されています。