Pファンク元ネタ特集 – Standing on The Verge | Blackbyrd McKnight プログレッシブ・ファンク・ロック・ブログ

Blackbyrd McKnight プログレッシブ・ファンク・ロック・ブログ

伝説のギタリスト、ブラックバード・マックナイト。その一環した職人気質な音作りとは裏腹にお茶目なブラックバードの一面を、日本生まれの日本育ち、ミセス・マックナイトがご紹介します。

正式名称は“Standing on the Verge of Getting It On”。

 

タイトル、どうやら文字制限があるみたいですね、全部入力できませんでしたが、ファンカティアの間では常に短縮されている曲名です、ま、問題ないでしょう。連中、次の曲をコールする時など、さらに短く、単に"Verge"。"Roof (Give Up The Funk)/Tear The Roof Off The Sucker)”、”Slop (Cosmic Slop)"、"Alice (Alice in My Fantasies)"等、全て同じノリですね。

 

まずは聴いてみましょう。

 

 

元ネタはこちら。あまりにもそのままなので、俄かには信じがたい。

 

 

"Joe Tex"、バディ・マイルスのアルバム“A Message to the People(1971)"に収録されている曲です。ここまで見事にパクっても著作権上問題なかったってのが、古き良き時代という感じです。

 

“Standing on the Verge”、典型的Pファンクの楽曲。歌おう、踊ろう、楽しもう、それだけ。たったそれだけの事に、全身全霊で挑むファンカティア達がカッコいい。

 

People, what you doing?
Standing on the verge of gettin' it on
Really gettin' it on

Song out tonight
Oh, my soul is out tonight
There's a song out tonight
Y'all, come on

 

みんな、どうしてる?

もう、ウズウズしてるさ。

ああ、踊りまくるんだ。

 

今夜は歌うぜ。

俺の魂を捧げてな。

今夜は歌うのさ。

みんな一緒にやろうぜ。


この“Y’all”、“You all ”の省略形。Pファンク・キャンプでは頻繁に聞かれる言葉です。発音は“ヤー”とちょっと大げさに、後ろ向けに上げて行く感じで伸ばすといいね。最後、何も言わずに、舌を前歯の後ろに持って行けば、ブラザー風の出来上がり。

 

Through our music we'll bring you hope

Us is what time it is

 

俺達の音楽を通してな、希望ってやつを届けたい。

Pファンクこそが、今、必要なものなんだ。

 

Standing on the Verge of Getting It On / Funkadelic

<日本語訳:Mrs. McKnight>

 

そう、本当に、今こそ、音楽が世界を癒す。音楽がなけりゃ、生きていけない。一日も早く、世界中のファンカティア達と一緒に、延々と続くこの曲で踊りまくりたいよ。