Pファンク元ネタ特集-Atomic Dog | Blackbyrd McKnight プログレッシブ・ファンク・ロック・ブログ

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伝説のギタリスト、ブラックバード・マックナイト。その一環した職人気質な音作りとは裏腹にお茶目なブラックバードの一面を、日本生まれの日本育ち、ミセス・マックナイトがご紹介します。



“Dog”とはもちろん犬のことなのですが、“下等な人間”という意味があって、主に男性相手に使います。日本でもそういう使い方をする時がありますよね。それを理解した上でこの有名なパートを歌ってみましょう。

Why must I feel like that
Why must I chase the cat
Just the dog in me
Nothin’ but the dog in me

Bow-wow-wow-yippie-yo-yippie-yeah
Bow-wow-yippie-yo-yippie-yeah

何でこんな気持ちになるんだ?
何で猫(女性)を追っかけないといけないんだ?
それは俺が犬だからさ。
ただの犬だからさ。

Atomic Dog/George Clinton
<日本語訳:Mrs. McKnight>

ただし、これはあくまでも表面的な意味で、本当の所はこうです。

何でお前らにこんな思いをさせられないといけないんだよ。
何でお前らにへいこらしないといけないんだ。
俺のことを犬だと思っているんだろう。
ただの犬だってな。

お前らが誰か、勘のいい皆さんはもうおわかりでしょう。お前らとは、金とパワーを持ち、ミュージシャンを犬のように使う人々のことです。パーティソングとして有名なこの曲、実のところを知ると、またPファンクの深みに堕ちて行きそうですね。

“Bow-wow-wow-yippie-yo-yippie-yeah
Bow-wow-yippie-yo-yippie-yeah”


有名なこのラインはカウボーイの掛け声をもじったもの。次の画像は、カウボーイとカウガールの生活について書かれた子供向けの絵本“Yippee Yay”です。

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この曲が発表されたのは犬年。今聴いてもぜんぜん古びたところのない、素晴らしい曲です。10年後に聴いても、百年後に聴いても、同じように感動することができるでしょう。ただ残念なのは、ライブではレコードのようにタイトな演奏が聴けないこと。我が家の個人的な考えですが、Atomic Dogはレコードに限ります。