Pファンク元ネタ特集-Bop Gun (Endangered Species) | Blackbyrd McKnight プログレッシブ・ファンク・ロック・ブログ

Blackbyrd McKnight プログレッシブ・ファンク・ロック・ブログ

伝説のギタリスト、ブラックバード・マックナイト。その一環した職人気質な音作りとは裏腹にお茶目なブラックバードの一面を、日本生まれの日本育ち、ミセス・マックナイトがご紹介します。

TVショー“Unsung” インタビュー①を読まれた方はブラックバードの次の台詞を覚えていらっしゃいますね。

Blackbyrd: (Pファンクの曲は)言葉の隅々に、裏側に、ポリティカルなメッセージが秘められているんだ。でもそれをストレートには表現しない。だからPファンクは他のバンドとは違うんだ。

全文はこちら。

http://ameblo.jp/blackbyrdmcknight/entry-10503041494.html

“Bop Gun”もアルバムカバーや、楽しげなステージングにだまされてはいけない曲のひとつです。



On guard!
Defend yourself!
Movin' right on you, baby!
On guard!
Defend yourself!
Down to get down, (down!) baby

Turn me loose
We shall overcome
Where did you get that funk from, huh?

Turn me on
They're spoiling the fun
Let's shoot them with the bop gun

気をつけろよ!
身を守るんだ!
危険は迫っているぜ!
警戒しなきゃだめだ!
自分のことは自分で守れ!
踊るんだ。

俺を解放してくれ。
俺達は乗り越えないといけないんだ。
どこからそのファンクを手にしたんだ?

俺にやらせろ。
奴らは楽しみを台無しにしている。
バップガンを撃ち放つぜ。


"We shall overcome"はアメリカ公民権運動の集会で歌われたものです。

We shall overcome
We shall overcome
We shall overcome some day

Oh, deep in my heart
I do believe
We shall overcome

私達は乗り越えなければいけない
いつの日か…。
心の底から
その日が来ることを信じている。


何に対して警戒しているのか、何から身を守らなければいけないのか、そして何に対してバップガンを撃ちつけなければいけないのか。その重いテーマを、なんとも軽々とコミック仕立てにし、踊らにゃ損!損!と言い続けているジョージ・クリントン。でもPファンク元ネタ特集の愛読者の方には、その裏側がお判りいただけるでしょう。この社会が乗り越えなければならないもの、それは人種差別です。その日が来るまでバップガンを置くことはできないと、ジョージ・クリントンは叫び続けているのです。

To dance is a protection
Funk is your connection
All you got to do is
Funk and dance

ダンスは身を守るぜ。
ファンクは結集だ。
お前がやらなければいけないことは、
ファンクとダンスだけさ

Bop Gun (Endangered Species)/Parliament
<日本語訳: Mrs. McKnight>