“One Nation Under a Groove”
ブラックバードが子供の頃、毎朝クラスが始まる前に“Pledge of Allegiance(国家への忠誠の誓い)”を暗誦、続けて国家を歌ったと言います。その誓いの中に出てくる一説が、“One Nation Under God”。
“I pledge allegiance to the flag of the United States of America, and to the republic for which it stands, one nation under God, indivisible, with liberty and justice for all.(私はアメリカ合衆国国旗と、それが象徴する、万民のための自由と正義を備えた、神の下の分割すべからざる一国家である共和国に、忠誠を誓います *ウィキペディアより)”
Do you promise to funk, the whole funk,
nothin' but the funk
One nation under a groove
Gettin' down just for the funk of it
One nation and we're on the move
Nothin' can stop us now
ファンクを、丸ごとのファンクを、
ただファンクだけを愛すると誓うか?
国家はグルーブの下ひとつ。
最高さ。ただひたすらファンクだ。
国家はひとつ、俺達は踊り続けるぜ。
誰にも止められないさ。
One Nation Under a Groove/Funkadelic
訳:Mrs. McKnight
“Do you promise to funk, the whole funk,
nothin' but the funk”
元ネタは、
“Do you promise to tell the truth, the whole truth, and nothin' but the truth?あなたは真実を、本当の真実を、紛れも無い真実を述べると誓いますか?”
ドラマなどでご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、法廷で証言をする際、裁判官にこう聞かれます。証言者は片手を挙げて“I do(はい、そうします)”と答えます。Mrs.が移民局でインタビューを受けた際にも、こう聞かれましたね。
国家への忠誠心を叩き込まれるこの国で、忠誠の誓いを茶化し、神聖とされる法廷での誓いの言葉を歌にしてしまう。皆さんの大好きな“One Nation Under a Groove”には、こんな裏があったのをご存知でしたか?