四柱推命は木火土金水の五行を陰陽に分けた
十干が鑑定のベースになる。
四柱推命の鑑定は最初に
その人の核になる十干が何か、
つまり、その人が何グループの人かを看る。
十干の種類(グループ)
① 甲(きのえ・陽の木)
大樹の気
② 乙(きのと・陰の木)
草花の気
③ 丙(ひのえ・陽の火)
太陽の気
④ 丁(ひのと・陰の火)
炎・月の気
⑤ 戊(つちのえ・陽の土)
山の気
⑥ 己(つちのと・陰の土)
畑の気
⑦ 庚(かのえ・陽の金)
鋼鉄・刃の気
⑧ 辛(かのと・陰の金)
貴金属・宝石の気
⑨ 壬(みずのえ・陽の水)
海の気
⑩ 癸(みずのと・陰の水)
雨の気
それぞれのグループに特徴があるのだけれど、
今回のトピックは②の乙(きのと)グループ。
乙(きのと)は草花の気。
ミントは地植えしてはいけない
ミントはものすごく強い植物で、
地植えしてしまうと際限なく広がるのだ。
地下茎で横に横にと生え広がり、
広がり始めると、根を掘り返して
引っこ抜こうとも、地中に根が残っていれば
そこからまた生えてくる。
そんなことを知らなかったオツベルの祖母は
ミントを庭の桜の木の下に地植えし、
その結果、ミントの根が桜の木の根を侵食して
桜の木が半分ダメになってしまったことがある。
弱ってきた桜の木を見て、大慌てで桜の木の下に茂る
ミントを取り除こうとしたのだけれど、
強固に根を張ったミントを取り除くのは難しく
なんとか桜の周りだけ除去。
その後も少したてば茂ってくるので
定期的にミントを引っこ抜いている。
草花の気というのは
実はかなりしたたかな気ではないかと思う。
草花は気づかぬうちに
スルリと現れ、拡大し、
気づいたときにはどうにもならないくらい
茂っているということが多い。
たとえばコンクリートやアスファルトの
ほんのわずかなひび割れから
目にも止まらないような芽を吹いて、
着々と成長して、いつしか通行の邪魔になるほどに
丈を伸ばしていて、抜こうと思っても抜けないとか
生け垣に密かに蔦が這い上っていて、
その蔦が花をつけた頃に
ようやく家人が蔦に気づく。
その頃には生け垣には
手に負えないほどの蔦が絡まりついていたとか
草刈り後の空き地を
きれいになったな〜と眺めて、
半年後に同じところを通ったら
![不安](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/597.png)
![不安](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/597.png)
草花の気というのは
じわり、そろり、と広がり、旺じるような。
目立たず、環境に馴染みながら
そして、ちょっとやそっとでは
どうにもならないほどしっかりと
そこに根を張り、
ときには競合する相手を呑み込んでしまうような
しなやかでしたたかな気なのでは。
こういう相手って結構怖い気がする、、、