自分の家で孵卵して
ニワトリを増やしていると
どうしても雄鶏の数が増えてくる。
ヒヨコを購入する場合は
雌雄鑑別しているので
雌雄の割合を調整できる。
雄鶏が増えてくると実は問題が生じる。
ニワトリの交尾は
雄鶏が雌鶏の頭や背中の羽根を
くわえて押さえつけて上に乗るので
人気の高い（？）雌鶏は
頭や背中の羽根がハゲハゲになって
鳥肌が見えてしまう
夫はそれを見て「はだけてるな、、、」と言う
雄鶏の数が増えると
交尾の回数が増えて
雌鶏が傷んでしまうので
どうしても雄鶏の数の調整が
ときどき必要になる。
数の調整、、、
そう、間引きだ。
春からずっと、孵卵をして増やしてきたので
そろそろ間引きをしなければならない。
少し前に私たち夫婦は
自分たちで鶏を〆たけれど、
やはり気持ちのいいものでもなく、
そんなに食べるわけでもないので、
今回は近所に住む外国人労働者に
間引いた雄鶏をお譲りした。
外国人労働者の中に数人、鶏を〆て捌ける人がおり、
彼らは喜んで受け取ってくれ、
仲間でバーベキューなどして楽しんでいる
さて、ここからが本題である。
どの鶏を間引くかは
全て夫が采配した。
夫の鶏だからね
夫はタケオ以外の
気性の荒い雄鶏を全て
間引いた。
喧嘩っぱやい雄鶏や雛を虐める雄鶏は
軒並み間引かれた
1st畑の頂点に君臨していたタケオは
2nd畑へと移動した。
1st畑は気性の穏やかな雄鶏と雌鶏だけになり
大変平和な畑になった。
最初、私はタケオを警戒するクセが抜けなかったが
普通に歩いていても後ろから飛び蹴りされることはなくなった。
間引きのお陰で
平和が訪れたかに思えた矢先、
事件が起きた！！
まだ大人になりきってないニヨコが
昼日中にイタチに食われたのだ！！
今まで夜間にイタチの襲来はあったが
昼日中にイタチに殺られるというのは初めて
おそらくではあるが、、、
これまでは日中にイタチが来ても
気性の荒い雄鶏が数羽いたので
撃退できていたのだ。
その気性の荒い雄鶏を間引いたために
イタチが簡単に弱い鶏を
獲れるようになってしまったのだろう
ニヨコをイタチに獲られたのは
かなりショックだったが
自然のバランスというのは
よくできており、
人間が好きに手を加えてはいかんのだなぁと
なんやら感慨深くもあった
夏の雲と秋の雲が同居する空
もう海で遊ぶ人も居なくなったな〜
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