そろそろ、会社にお勤めの方は、会社に年末調整の申告書類を
提出する時期かと思います~。
今日のタイトルに関係してきますが、例えば扶養に入れてはいけない
家族を間違って扶養に入れて申告(=年末調整)してしまった場合、
どのようになると思いますか~?
結論から言いますと、放っておいても、忘れた頃に税務署(=所得税)と
市区町村(=住民税)にバレてしまいます・・・。
タイトルにあるこわ~い通知が、税務署から「勤め先」に届きます。
これが届くと、会社の担当者は嫌がります・・・。
なぜかと言うと、会社が3年分の扶養控除等の申告誤りについて調査し、
誤りがある場合には、年末調整のやり直しをして、本人の代わりに
不足税額も納めなくてはならないからです
今日は上記についての対応方法について書こうかと思いましたが、
そもそも何でバレるんだろうという疑問が湧いてくるはずなので、
その点について、簡単にお話をさせて頂きたいと思います。
税務署は基本的にお金をいっぱい稼いで、たくさん税金を納めて
くれる人しか興味が無い!?ので、原則的には、給与収入が
年間500万円以上の人のみ、会社が税務署に源泉徴収票を提出します。
サラリーマンは、給与所得のみであれば、確定申告をすることも無いので、
税務署は500万円以上稼ぐ人や確定申告をしているような人を除くと
いくら収入があるのか?把握していないばかりか、
その人の扶養家族等の正確な情報も分からないはずです。
それでは何でバレてしまうかと言うと・・・。
会社は年末調整が終了すると、皆さんがお住まいの自治体に
「給与支払報告書」というものを提出しています。
この報告書は原則、その会社から給与支払いがあった方全員分を
提出していますので、自治体は、家族の情報(=住民票)と共に、
家族の給与収入も把握していることになります。
ということは・・・自治体が申告間違いに気づくことになります
自治体はそのことに気が付くと、納めるべき住民税額を再計算し、
給与から天引き(=特別徴収)している場合には、会社宛に
住民税額の変更通知書を送ってきます。
そうです勘のいい方はもうお気づきかと思いますが、
自治体と税務署がつるんでいて、自治体が申告誤りに気が付くと、
税務署に連絡をし、情報を提供してしまうんです・・・。
というわけで、タイトルのような通知が会社に届いてしまいます。
ですので、皆さん、家族の方の収入見込みを詳細に把握したうえで、
正しい申告をするようにしてくださいね~。
続きはまたの機会に。
私事ですが、明後日に行政書士試験があります。
何とか合格して、業務の幅を広げることができるといいのですが・・・。