映画を見ようか迷った時、皆さんはどうしていますか?

私はこうしていますので、参考になればと。

「迷う」ということは、ほんの少しでも「見たい」という気持ちが有る、ということです。

 (なにかの受け売りですが)
世の中には「迷ったら見る!」という人達も居ます。

その人達は、見ようかどうか…吟味する時間を削減して、
ほんの少しかもしれない「見たい」気持ちを優先しているのですね。

そういう割り切りも、十分「あり」だと思います。

しかし、悲しいかな
人間一人が使える時間は有限です。
限りある時間の中で、その作品は有意義なものか?時間を費やす価値があるのか?

できるだけ正しい判断をしたいものです。
大げさに言うと、映画を見る=お金と時間という二大リソースを費やす行為です。
…とはいえ、吟味する時間が長すぎても、良くないでしょう。

吟味する時間も楽しいかもしれませんが。

その映画が、有意義たるものかどうか判断するための材料はたくさんあります。
映画のタイトルポスターやDVDのパッケージ、DVDや通販サイトの歌い文句キャッチコピー予告編見た人の感想など、様々な情報があります。

上記に列挙した情報の内、第三者の情報は、「見た人の感想」のみです。

それ以外は全て、情報発信者の思惑が絡んでいます。
つまりは、クソ映画、駄作を、なんとか面白そうに見せかけて、

私達を騙そうとしている罠が仕掛けられている可能性がある、ということです。

クソ映画、駄作を嬉々として見る一部の物好きも居ますが、

私を含めた大半の人は、時間やお金を無駄に浪費してしまった…と感じるはずです。
最低限はこの手の罠にかからないようにしたい。と私は考えています。
そんな罠にかからないようにする為のコツとして活用いただければと。

参考:① 前田有一さんの「超映画批評」
このかたの映画批評は、まだ映画を見てない人が読む事を大前提として書いている

ことが最大の特徴です。
そのため、ネタバレも必要最低限で、まさに「見ようかどうか」という判断材料としてはもってこいと思います。客観性も心がけていらっしゃるし、

信頼と実績の「超映画批評」さんはテッパンです。
http://movie.maeda-y.com/


参考:② 批評家のスコアを集計した最大手サイト「Rotten Tomatoes」
いわゆる映画の評価として、世界で最も信用されているソースの一つです。
全米の著名な批評家や団体、レビュアーの意見が集計されたスコアが出ています。
定評のあるゴールドメンバーのような人達だけのフィルターをかけたスコアも見れます。
公平性を期すための仕組みもあり、「世界的にどう評価されている作品か」がつかめると思います。海外のサイトなので、詳細のレビュー内容を知りたければ、英語力が必要です。

https://www.rottentomatoes.com/



参考:③ 町山智浩さんの「予習編」「**の見かた」
映画評論家の第一人者である町山さんは、その膨大な知見から、

監督や脚本の思惑を見事に汲み取っている(であろう)解説をしてくれます。
この人の批評で一番面白いのは、

その映画の解説の中で、年代もジャンルも全く異なる作品の名前が登場したりする事ではないでしょうか? 毎回あっと驚かされます。
注意すべきは、特に見るつもりで無かった映画も、町山さんの話を聞くと見たくなってしまう点です。町山さんの唯一?の黒歴史は、進撃の巨人の脚本に名を連ねてしまっていることですが、そこは事情を察して上げましょう。

町山さんの動画はほとんとyoutubeで見ることができます。ラジオでの解説や、有料配信も。

http://d.hatena.ne.jp/type-r/20150822


参考④:allcinema: 映画データベース
ここのレビュアーは、きちんと批評している人が多めの印象を受けます。
データベースだけあって古い映画や、テレビ映画の情報も充実していますので、
そういう作品のジャッジにも良いかもしれません。
www.allcinema.net/


参考:⑤ Fimakers(フィルマーカー)
国内のアプリ(サイト)です。
レビュアーの質はまちまちですが、

規模が大きいので「国内の評価」の傾向を捉えるのには良いかと思います。
このアプリの趣旨は、映画批評ではなく、見た映画の記録にあるので、

批評の内容はおまけの感じがします。


逆に参考にしない方が良いもの


要注意① yahoo スコア
恐らく、ググるとまずこれがトップ出てくると思いますが、
あまり、あてになりません。
レビュアーの質はバラバラで、気分で0点をつけたり、

最初の5分で100点をつけたりしている人も多いからです。

きちんと、ひとつづつのレビューの内容を読む必要があります。


要注意② Amazon スコア
これも上記を同じ理由です。
ただし、多くの人に「参考になった」とされる批評は、ちゃんとしているものが多いので
そういうピンポイントに絞れば参考にできると思います。


最後に、私が最も信頼しているレビューサイトを勝手に紹介します。
彼らが高評価したものは、私にとっても有意義な作品である確立が非常に高い。

(ほぼ100%)


「映画のブログ」 http://movieandtv.blog85.fc2.com/
理由:考察の視点が素晴らしい!!
 これほどまでに深い考察が成されているサイトは、広大なネットの中でも希少と思います。
 ここの考察を読むと、文字とおり”異なった視点で”もう一度作品を視聴できると思います。

「すきなものだけでいいです」 http://sukifilm.blog53.fc2.com/
理由:読みやすい!
 映画の中身を知らなくても、笑って楽しめるような内容になってます。
 ただし、ほぼネタバレありなので、気にする人はあんまり見れない、という点はあります。

「Tinker, Tailor, Soldier, Zombie Ⅱ」 http://blog.livedoor.jp/notld_1968/
理由:貴重な国内未公開映画のレビューサイトであることは言わずもがなですが、
    紹介の仕方がとても面白い・楽しいため。毎回更新が楽しみです。

あとはまあやっぱり、自分と好み/価値観の合うレビュアーを見つけることですかね?
自分の好きな映画の感想/レビューを探したとき、

同じように高評価しているレビュアーさんは価値観が合うかも。

「地球防衛軍4 ('13)」から実に4年ぶりの続編です。待ちに待った、待望の新作!
プレイ時間は20時間ほど。ストーリーは40面までプレイした時点の感想です。

110面を超えるステージ数、膨大な武器の量、定型文チャットの網羅、オンライン4人コープ…「これぞ防衛軍」という作品かと思います。シリーズファンは、プレイして損無しかと。

【防衛軍5の特長】
①伝統的なTPS

 対人戦ではない為、立ち回りや戦術、エイムなどの技術があんまり要求されない

初心者向けと言えるかと。(難易度が上がれば、ベテラン以外お断りなのは無論)

TPSというモノに触れたことが無い人でも、イージーモードであれば結構とっつきやすいのではなかろうか。

無双系と言わんばかりの、画面一杯に溢れかえる敵をバッタバッタと薙ぎ払う爽快感は、

シリーズの醍醐味であります。
今作ではミッションを失敗しても武器・アーマーがある程度回収できるようになったのも、

特に初心者にうれしい仕様。
ただし、虫(蟻や蜘蛛)がたくさん出てくるので、そういうのが苦手な人は、絶対NGですね。
個人的には3以降、シンプル2000シリーズ時代の

”古き良き特撮”感は失われてしまったように感じており、そこは残念な気持ちも有ります。

②オンライン4人コープ
 前作から引き続きの採用。 4つの異なる兵科を4人で分担するのが一番盛り上がりますが、どういう空気でプレイするのかは、部屋主の意志表示が可能で、
オンラインで部屋を立てる時に、「和気あいあい」「**兵科を募集中」 「*時までやります」 「サクサク進めます」 などの様々な掲示が可能。

フリーワードで「いいよ!こいよ!」とか書いている人も。
ただし、フレンドの枠を確保することが出来ないため、

部屋主は部屋を立てたらすぐにフレンドに招待を送る必要があるのが面倒なのと、
ミッションが開始してしまうと途中から入ってきた人は、ミッションが終わるまで待機してなければいけないのは不満。途中参戦もできるようにして欲しい。

③110面を超えるステージ数
 オンラインでの協力はもちろん、オフラインでも十分に楽しめるでしょう。

最低でも50時間は楽しめるボリュームと推測します。
従来よりストーリー性(脚本)、演出が強化されており、ストーリーを追う楽しみも増えました。
ただし、オンラインとオフラインの進捗度合いが同期されないので、

オフラインでどんなに進めてもオンラインでは1面から進めなければなりません。

その逆も然り。これは修正を希望します。(どちらかを進めれば合わせて欲しい)

④膨大な武器の種類
 4つの兵科それぞれ数十種類の武器。様々な武器を集める過程を楽しめるのは勿論、
従来のシリーズと異なり、武器ごとに強化レベルが存在。

同じ武器を拾うごとに強化されていく為、既にクリアしたステージでも武器を拾う意味

出てきました。 (これを楽しいと感じるか、面倒と感じるかは、その人次第)

⑤定型文チャットの網羅率
 「回復アイテムを拾っていいか?」 「**を救助してくれ」 「狙撃する」 「オトリになる」 「ここで迎え撃つぞ」といった、おおよそプレイで必要になるやりとりは網羅されている印象です。
さらにはタッチパッドにショートカットワードを設定可能であり、

ショートカットには自分でタイピングした文章も登録できます。
マイクを使えない人・使いたくない人にも配慮された親切設計は素晴らしい長所。

なお、台詞に合わせたキャラクターのボイスも豊富です。

【不満点】
一番の不満は、やっぱりオンラインとオフラインの進捗度合いが同期されない点ですね…

オンラインまわりもそうですが、

敵の攻撃(蜘蛛の色、女王の酸)が相変わらず(というか一作目から)オブジェクト貫通してくるもの、改善して欲しかった所です。
画質(グラフィック)は、PS4の水準に比べると気になる人もいるかも知れません。
私はあんまり気になりません。

【総評】
ストーリーを追う楽しさ、無駄になりにく武器収集の要素もあって、

ゲームを進める楽しみ/周回する楽しみが増えたと思います。

4人プレイで「EDF!」とか叫んで戦っているだけも共闘感があって楽しいし、

コミュニーケーションで連携が取れた時の達成感や、

本質的な面白さ(大量の敵、大量の武器)はそのままであり、

ファンは買って損無しと思います。

3以降のビジュアル面では、シンプル2000シリーズ時代の 

”古き良き特撮”感は失われてしまったように感じており、そこは残念ですし、

グラフィックやシリーズ一作目からの変わらない欠点など、

代わり映えしない部分もあります

また、革新的な要素や、過度な進化を期待すると、がっかりすると思います。 

「アレンジされた4をもう一回やる」ぐらいのつもりで臨むのが良いでしょう。

 

フルプライスでこのボリュームと楽しさ。

ガチャ(電子ギャンブル)で稼ぐことしか頭に無いゲーム設計が顕著な昨今、

業界は見習うべき姿勢である

TYPE-MOON、アクティビジョン、ダイス、お前らのことだよ。


参考:防衛軍4の感想記事

改めて4年前の感想記事を読み返すと、代わり映えの無さには、少々失笑。

画像は公式サイト(REGENTS)より。

 

我々(誰?)は、銃撃戦にロマンを求めています
射撃の精度を競い合う銃撃戦、

殺しの技能を競い合う銃撃戦、

銃弾を避け合う銃撃戦…
それは、現実の銃撃戦が惨めで、格好悪くて、つまらないものだと知っているからです。
かつて、侍同士の決闘がそうであったように。
実際に銃弾にさらされる人がいかに臆病で、格好悪いことか・・・

ネットに溢れえる実際の銃撃戦の映像を見れば、一目瞭然です。

 

生命の危機から逃れようとするのは、まさしく本能に他なりませんが、

我々は、それを直視したくないがために、銃撃戦にロマンを求めるのではないでしょうか?
そんなロマンを全否定する、本物の銃撃戦を見せつけてくるのが、

この「フリーファイヤー」です。まさにスコセッシらしい、暴力表現が炸裂です。

とくにシャールト・コプリーwwww
 

【概要】
無人の倉庫にて、ギャングによる武器取引が始まった。
ディーラーとバイヤー両チームの中に因縁の2人がいたことで関係が悪化、
両チームの努力むなしく、銃撃戦へともつれ込んでしまう…

はたして最後に立っているのは誰か?

【良かった点】

・劇中のほとんど銃撃戦なので頭空っぽで楽しめる

 世界観、設定、背景、そんなものは飾りです。

 2つのチームがドンパチするだけ。それだけです。

 

アーミー・ハマーが格好良い&かっこ悪い
 すごい格好良い所とかっこ悪い所がたまらないですね。

 おいしいキャラクターだと思います。

 

シリアスの中のコメディ要素
 登場人物みんな血だらけ・泥だらけになる悲惨な映画ですが、
 かなり笑えるシーンもあります。

 アーミー・ハマーのズッコケシーンとか、電話の所とか、シャールト・コプリー。

 

弾薬管理が出来ている??(要検証)

 リボルバーが、カットを跨いでもきちんと6発ごとにリロードしている描写がありましたので

 全員の銃の弾薬がきちんと計算されているかもしれません。

 だとしたら、かなり凄いことです。というか偉業の分類に入ります。

 

たくさん銃が出てくる

 中盤に意外な銃も登場するので、銃が好きな人は楽しめると思います。

 分析結果は毎度おなじみ、IMFDBさんのページを見てみましょう。

http://www.imfdb.org/wiki/Free_Fire

 本作一番の主役は、やっぱり「ベレッタAR-70/223」でしょう。

(実際に使用されているのは「SC-70/223」というモデル)

劇中では「M16」とほとんど同じ銃として紹介されていますが、

実際には1970年に完成したばかりで劇中(60~70年代?)では恐らく信頼性などが

軍に担保されていないし、使用する弾薬も「.223レミントン弾」という、

M16で使う弾薬とはビミョーに違う弾薬ときてます。

開発は安定のベレッタ社ですし、性能としてはほとんど同じかもしれませんが、

これをM16と同じ扱いにするのはやっぱりズルいですね。

(もっとも、M16の初期モデルは不良品ですが)

 

【この映画のここがリアル】
まったく斬新というわけでもありません。
昔の西部劇の映画でも、リアリティを追求した結果グダグダな銃撃戦になった作品はありました。(「OK牧場の決斗」とか、そうだった記憶があります)

全員****腰
 登場人物は、ほぼ訓練を受けていない素人なので、みんな****腰です。
 ホンモノの銃撃戦の映像を見ると、納得できると思います。

銃弾は簡単に当たらない
 みんな素人なので射撃姿勢がなっておらず、銃弾もあたりません。

 ちゃんと狙っている人の弾はあたります。

 

人間は簡単には死ねない
 内蔵や動脈に当たらないかぎりは、人間そう簡単には死ねず、
 出血量が致死量に達しない限りは死ねないとのこと…なるほど…
 手や脚を撃たれたみんながどうなるか…ぜひご自身の目でご確認ください。

 

【総評】

近年の映画の中では、これ以上ないくらい、リアリズムを追求した銃撃戦であると感じます。

よくも悪くもリアルなので、爽快感を期待したり、格好良さを期待すると面食らうでしょう。

ちょっと残酷なシーンもありますが、頭空っぽ系としては十分に楽しめるのではないか、

と思います。銃撃戦映画フリーク以外にも、アクション映画好きの方全般にオススメできます。

 

こんな人にオススメ

・銃撃戦映画

三度の飯より銃撃戦が好き

出演俳優のファン

頭空っぽ系が好き

 

ある日突然、全ての電気が使えなくなったら?」という、ブラックアウトを題材とした映画で

4人の家族が東京から鹿児島までを目指す、ロードムービーです。

そうです、ロードムービーなんですね実は。

 

本編の話の前に、私達現代人を取り巻く今の状況について、整理してみます。

本編の話についてはページの↓の方にあります。

 

突然ですが「電気を大切にね!」という言葉を覚えていますか。

東京電力のマスコットが言う定番のフレーズだったのですが、

東京電力が9.11に「悪者」になってからというもの、

聞くことが無くなってしまった言葉です。

 

今は2017年。

電話はスマホになり、時計はスマートウォッチになり、メガネがスマートグラスへ。

モノづくりの世界では、モノの情報化(IoT)が進んできているし、

セキュリティの世界では生体認証が一般にも普及して来たし、

デンマークでは現金を廃止して、全ての電子マネー化が決まったぐらいです。

このご時世、マサイ族だってスマホを使ってます。
 

本作では、ある朝、全ての電気が突如として使えなくなります。

スマホ、電話、乗り物、電池を使うラジオや懐中電灯も…です。

一見、ありそうも無さそうな話ですが、

これと似たようなことが起こり得ることを我々は知っています。

 

そうです。EMP攻撃です。

 2009年のゲーム「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」で取り扱わて以降、

 有名になったことと思います。

EMP攻撃とは、大気圏とかの高高度で核爆弾を爆発させることで

生じる電磁波によって、地表の電子機器を無力化する攻撃のことです。(簡単には)

 

このEMPの被害にあうと、乗り物や電子機器はもちろん、

金融機関、交通網、医療機関、通信、発電施設、

あらゆる物がダウンして都市機能が停止します。

こうなると、水、食料、電気、情報全てが絶たれ、その先に待っているのは死です。

水もガスも情報も、全ては電気があってこそ、私達の下に届くのです。

現代社会は、もはや電気が無いと、成立しない世界になっているのです…

 

しかも、とてもタイムリーなことに、

最近の北朝鮮では、このEMP攻撃が可能になりそう…という話がありますね。

この時事性は偶然と思いますが、もし狙ったことだとしたら凄いです。

 

もうちょっと現状認識の話を続けます、

国内の食料生産能力で、国民がどれだけ食べれるのかという、

自給自足能力の数値化のような「食料自給率」という指標があります。

先進国の中では日本が最も食料自給率が低く、最新の値は40%(※)を下回っています。

(※…カロリーベースの値。 成人が1日に必要なカロリーの40%は日本国内で賄える)

日本国内の生産量だけでは、日本国民が食べて行けないというのが現状です。

だからと言って、いざこのような事態になると、

40%しか生きれないのかというと、そういうことでも無いみたいです(後述)

 

アメリカで同様の事態が起こったらどうなるかという番組が、

以前、ナショジオで製作されたのですが、

その番組の結論では、大停電後24時間以内に殺し合いの世界になるだろう

という見立てでした。実際、そうなるだろうなと私も思います。

 

これまでの現状整理で、現代社会がいかに電気に依存しているのか、

電気が無いと生きていけないのか、危機感が理解できたと思います。

 

水も食料も無い関東では、司法が停止し、無法地帯になるかもしれません。

あちこちで殺し合いが起きるかもしれません。

武力こそが全ての北斗の拳のような世紀末になるかもしれません。本当に。

 

ですが、こういう非常事態において、日本は強い国であると私は信じています。

日本は自然災害に見舞われる頻度が高い国であり、経験値が高く、

欧州諸国に比べると、いざという時の対応力は、他の国の比ではありません。

 

ようやくここから本編の話に入っていきますが、

この映画では、あんまり殺伐とした側面は描かれない、「やさしい世界」になっています。

殺人も強姦も映されないし、ほとんど「死」が描写されません

本当ならば

全ての道路では何万と事故が発生し、

全ての飛行機は墜落し、

全ての原発がメルトダウンを起こし、

全ての医療機器が停止して病人は死に、

エレベーターに閉じ込められ、

何十万・何百万という日本人が一瞬で死ぬことでしょう。

原発がメルトダウンしても、何の警報もならず、誰も気づかぬまま、何十万人という人が重度の放射能汚染に苛まれ、何百年も生物が住めない場所がいくつも生まれることでしょう。

街は文字通り、屍の山となり、腐臭が漂い、疫病が蔓延するでしょう。

老人や病人、貧困層などの社会的弱者から瞬く間に死んでいき、

一週間後に一体どれだけの人が生き残っていられるのか、考えるのも恐ろしいです。

そのようなあまりにも暗く厳しい現実が、描写されていませんので、

この点は論争になるでしょうね。

本当のシミュレーションでは無いということを念頭に置いて視聴したい所です。

 

この映画の監督はウォーターボーイズやスウィングガールズ、ハッピーフライトなどの

矢口監督で、製作もフジテレビですので、言い方は悪いですが

そういった過酷な現実からは目を背けている内容になってます。

あくまで、できるだけコミカルに、やわらかく、身近な事例で、危機感を提唱する作風です。

 

そして、この家族が接する事となる人達も、善人が多いです。

私だったこの人は殺すだろうな」「ここは盗むだろうな」「ここは騙すだろうな」

TWDなどの西洋的思考に脳が侵されている私は、何度もそう思いましたが、

みんな、それなりに親切ですし、良心に基いて行動しています。

本当だったらそんな上手くいかないでしょうが、本作は比較的やさしい世界です。

 

そんな世界ですが、シビアさもゼロではありません。

一家四人が、その世界で生き残ることができるのか?鹿児島へたどり着けるのか?

多くの方に視聴して頂きたいと思う、そんな一本です。

 

そして、「電気を大切にね!」という言葉の重みを、噛み締めましょう。

備えましょう。常に。

 

 

関連情報

農林水産省による、

「輸入が途絶した場合など、いざという時にどれだけの食料を生産できるか」という

シミュレーション

http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/shishin.html

 

本作も、Netflix限定配信の作品です。 いやほんとNetFlix資本恐ろしー

 

パニッシャーとは

 マーベル・コミックスのヒーローの一人。海兵隊出身の戦闘のプロで、

 スーパーパワーの無い人間。バットマンのようなハイテクも用いらず、

 スキルと重火器のみで戦うヒーロー。
MCUとは

 Marvel Cinematic Universe の略で、近年の一連のマーベル作品のこと。

 ざっくりは。

パニッシャーのトレードマークであるドクロのマークは、マーク単体でも広く普及しています。
特に軍隊の服や装備、乗り物にマーキングされていたりするので、

「パニッシャー」という名前を知らなくても、このドクロマークは見たことがある、

という人も居ると思います。

パニッシャーとは"Punish"という名前の通り、独断と偏見において"私刑"を執行する

犯罪者であり、悪党を問答無用で殺してしまうのです。
この容赦の無さっぷりは、本当に爽快で、そこが人気のいわゆるアンチヒーロー。
どれぐらい容赦が無いのかというと、
火葬炉につこんで火あぶりにしたり、

チッパーに突っ込んでミンチにしたり、

フライドポテトを揚げる油に頭を突っ込んで揚げたり、これはほんの一例です。
火や電気や水や真空、はたまた動物まで使った、

ありとあらゆる処刑を行う処刑人なのです。
具体的にはゲームの映像を見ればお判りかと思います。

パニッシャー=フランク・キャッスルは生身の兵士であり、

とくに覆面などがないので、俳優のビジュアルがそのまま大切になります。
これまでに3回映像化されていますが、

今回のドラマはジョン・バーンサルさん(TWDのシェーン)が演じています。
3回目の「パニッシャー:ウォーゾーン」に次いで再現度の高い俳優さんだったと思います。 (3作目のレイ・スティーブンソンは、かなり原作に近いパニッシャーだと私は思う)
たぶんビジュアル面だけでいうと、
映画3作目(レイ)>今回のドラマ(ジョン)>映画2作目(トム)>映画1作目(ラングレン)

だと思います。でも何を隠そう、私は映画2作目「パニッシャー('04)」が一番好きなのです。

この話はまたいつか…

さて、
今回のパニッシャーは、実は先行しているドラマ「デアデビル」の中で既に登場しており、
そのスピンオフという位置づけです。私は残念ながらそちらは見れていないのですが、

パニッシャー誕生の経緯はドラマ「デアデビル」の中で描かれます。
映画でいう導入部分は、既にデアデビルの中で済ませてあるので、

このドラマではちょっと意外な所から始まります。
この展開は、いままで3作の映画にはなかった表現で斬新です。

今作において最も印象に残るのは

何と言っても主人公が繰り返し、繰り返し悪夢に苛まれる描写です。
それはもう、しつこいほどに、悪夢にうなされるキャッスルが映されます。
たとえ肉体が強靭な兵士であっても、トラウマからは逃れられないという、

今までのどの映画よりも”弱さ”が感じられるパニッシャーからはリアリズムが感じられます。
トラウマ、悪夢…このような生々しい描写が前面に押し出されたダークな作風は実にイマ風

やっぱり景気が悪いからシリアスな作品が流行るんですかね(適当)

俳優陣も、概ね好印象でした。
いかにもギークなマイクロ。イケメンのビリー。未亡人。美人エージェント。

そしてCIAのミスター・オレンジ
美人エージェントが美人すぎて、捜査官ぽく無い感じもしましたが、美人なのでOK.

ほんと、美人です。

そして、パニッシャーであるからして言及しない訳にはいかないのがバイオレンス表現です。
悪党を残虐に処刑してこそのパニッシャーです。
さすがにドラマ(といっても有料のネット配信ですが)なので控えめな感じはしましたが
そこそこ残酷にはなってます。まあ納得できる範囲でしょう。

(パニッシャー・ウォーゾーン並は期待しない方がいい。'04のパニッシャーぐらいか)

11話が最高潮です。ラストも納得の展開でした。

パニッシャーの代表的な悪役がどうして、いつああなるのか、

想像しながら見るのも一興。

総じて、新規の方にも、パニッシャーファンにも概ね好評かと思います。

これまでパニッシャーの映画を見たことが無い人は、これを機に見てみは如何でしょう。

 

さいごに、

個人的には過去の映画作品へのリスペクトも欲しかった所です。
私の中でパニッシャーといえば、やっぱり'04のテーマソングなので!!

あのテーマソングを使うとか、トムジェーンの最後の台詞を言わせるとか、

有っても良かったんじゃないかなぁと思いました。