ミゾゴイ(溝五位):浮間公園

ペリカン目 サギ科

浮間公園に「ミゾゴイ出現」と聞きつけ悪天候のなか行ってみました。

はたして小雨が降り薄暗い環境で藪の中のミゾゴイが写るか。

しとしと雨の中の八重桜と風車で一枚!

早速、バズーカレンズの先輩を見つけ「ミゾゴイいましたか?」と聞く。

先輩:「居たよ!それも望遠レンズでは入りきらない超近距離にね。」

「明るいレンズが良いよ。」とアドバイスくれました。

LEICA V-LUX4ならば最大望遠600ミリでもF値2.8でいけます。

私:「どこにミゾゴイいますか?」

先輩:「手の届くほどの足元」

ミゾゴイの瞳を拡大するとカメラを構えている私の姿が写っている…

って言うほど近くにいました。

全然危機感がなく本当に触れそうです。

足元や胸周りにポア毛が付いているので若鳥か?

確かに餌を取るのが下手くそで、10回中8回は空振りし葉っぱばかり突いています。

それでも大物のミミズを発見しミヨ〜ンと引張ています。

20センチはあろうと言う見事なご馳走をゲットです。

お口にまだご馳走が付いているよ。

せっかく多くのカメラマンが集まってくれたので

小首をかしげるポーズでかわい子アピールも忘れません。

驚いたり危険を感じたりすると首を伸ばして木のふりをする。

これが擬態ってやつさ。

私:「木のふりって言っても目の前じゃあバレバレですよ。」

今日はスペシャルサービスで近寄ってあげたけどこれが最後よ。

とばかりに一周りして少し奥へ移動して行きました。

今日はF値2.8のレンズで正解でした。

その脇でホシゴイちゃんがポツンと一人でいじけておりました。

誰も私を撮ってくれないの! 撮りましたよ。

バズーカレンズの先輩方!

いつも親切に教えてくれてありがとうございます。

日時:2024年4月

撮影場所:北区浮間公園

撮影者:kacat

カメラ:LEICA V-LUX4

設定:ISO400 94mm F2.8 1/15s

前回 葦の中から その1でお尻だけを紹介したお方が登場です。

「東京港野鳥公園育ちだって。食いねぇクイネェ、寿司クイナ」

そうです「クイナ(水鶏)さんです。」

クイナ(水鶏):ツル目 クイナ科

4号観察小屋の葦原でバズーカレンズを構えている諸先輩に声をかける私。

私:「先輩、私には何も見えませんが誰かいるのでしょうか?」

先輩:「いいか、静かに俺のファインダーを見ろよ。」

私:「おお〜、クイナがいるではありませんか。」

先輩:「静かにしないと危険を感じて奥の茂みに逃げ込むぞ。」

私:「了解しました。3分くらいは息を止めてチャンスを待ちます。」

息を潜めていた甲斐があって出てきました。

クイナさんも私同様に息を潜めて「抜き足差し足忍び足」です。

何やら泥の中に見つけて狙いを定めています。

先輩:「葦にピントを持って行かれるなよ。今なら赤い嘴と

赤い虹彩が写せるベスト角度だぞ。」

私:「うまく撮れました。」「むむ さらに奥の方に赤い顔のがいます。」

先輩:「よく見つけた! ヒクイナだ。」

「クイナとヒクイナの同時撮影はラッキーだぞ!」

その時、葦の中から「ジャッジャッ」と地鳴きが聞こえてきました。

多分これはウグイスでしょう。

ホーホケキョって鳴いてくれればすぐわかるのに鳴きません。

ウグイス(鶯):スズメ目 ウグイス科

豆知識:東京都台東区鶯谷駅では1年中ホームでホーホケキョって鳴いています。

江戸時代に「江戸の鶯は訛っている」と言われ、尾形乾山が京都から3500匹

の鶯を放鳥し、鳴き声が良くなったという逸話があります。

 

日時:2024年3月

撮影場所:東京港野鳥公園

撮影者:kacat

カメラ:LEICA V-LUX4

設定:ISO100 600mm F4 1/200s

 

オオジュリン(大寿林):東京港野鳥公園

スズメ目 ホオジロ科

4号観察小屋の葦原にスズメを発見しました。

鳥:「よく観てちょうだい。ほっぺが黒くないでしょう!」

私:「本当だ。黒くないし、ジュリ〜ンって鳴いているからオオジュリンだ。」

鳥:「正解!鳴いてヒントあげたでしょう。」

ホオジロともよく似ているがお腹が白いのがオオジュリン。

ホオジロはお腹が赤褐色ですね。

よく見ると葦原の中に何匹もいます。

男の子の夏羽は頭と胸元が真っ黒になります。

今は冬羽なので頭は茶色です。

もしかして女の子かも知れません。

これからお食事タイムです。

葦の枝をむしって中の昆虫を食べます。

「バリバリ」とかなり大きい音でむしります。

「おりゃっ」と羽ばたき大胆にむしったぞ。

お次は誰かな?

私:前回お勉強した「ビンズイちゃん」が居りました。

葦の中はカモフラージュ効果適面ですね。

鳥:「ちゃんと学習してちょうだいよ! アオジだよ。」

私:「あら、ごめんなさいね。お腹の柄が無く黄緑色です。」

前回紹介した「ビンズイちゃん」と比較して観て。

これならよく違いが判るでしょう。

アオジ様、失礼しました。

それにしてもかなりプックリですね。

葦の中でぬくぬくと過ごしていましたか?

アオジ:「何ですって! 上空見てよ、猛禽が飛んでいて

狙われているの。ぬくぬくなんてしてられないわよ。」

この日はトンビやオオタカが上空を舞ってました。

猛禽じゃないけど、クチバシだけ猛禽ぽい「モズ」も葦中に。

次回 葦の中から その2に登場するのはこのお方です。

お尻だけの紹介ですが、ヒントです。

「東京港野鳥公園育ちだって。食いねぇクイネェ、寿司クイナ」

ってほとんど答え言っちゃってる私。

それでは次回をお楽しみに。

 

日時:2024年3月

撮影場所:東京港野鳥公園

撮影者:kacat

カメラ:LEICA V-LUX4

設定:ISO100 600mm F4 1/400s

ビンズイ(別名キヒバリ):埼玉県大宮公園

スズメ目 セキレイ科

埼玉県大宮公園に「アオジ」を探しに行きました。

たいがいアオジは地面でエサを求めてチョロチョロと。
すると歩道の植え込みに5〜6羽の小鳥が見えます。
かなり人に慣れた感じで行動しているので「スズメ」だな。
私:「否や!この子はアオジだ」 それも群をなしての登場です。
ビンズイ:「違うって! 僕をよくみて」
私:「お目当のアオジに大群で遭遇」 シャッタチャンス
ビンズイ:「お腹の柄をよく見て。 この柄はアオジちゃんには無いでしょ。」
私:「何だか頭の形がアオジと違うぞ」
「それにアオジが群をなしているのは見た事がない。」
私:「アオジじゃなくてタヒバリか?」
ビンズイ:「目の後を見て 白斑があるでしょ タヒバリには無いの」
私:「スズメ・アオジ・タヒバリじゃないとすると 誰?」
ビンズイ:「ビンズイだよ ビンズイ!」
私:「ゴンズイ? 魚かお前は」
ビンズイ:「お前 わざと名前を外しているだろ 覚えろよ」
私:「って事で、ビンズイだそうです。」
大宮公園には小動物園があり、数多くの鳥類がいます。
この子は「ヨーロッパノスリ」です。
さすが猛禽、眼光鋭く凛々しいです。
隣のゲージに「ニホンリス」がいて、先にそこを見てしまうと
「ノスリ」が「ノリス」に見えちゃいます。ノリスだと可愛い。

 

日時:2024年1月

撮影場所:大宮市大宮公園

撮影者:kacat

カメラ:LEICA V-LUX4

設定:ISO100 493mm F4 1/125s

井の頭恩賜公園にカワセミブラザースを探しに行きました。

この公園は1917年に天皇さまから東京都民にプレゼントされ早100年以上ですね。

井の頭は神田上水の水源とされており、我家のご先祖さまが飲んでいたお水のもと。

カワセミいました!

井の頭弁財天の池の枝に「男は背中で物を言う」とばかりに

艶やかな翡翠色の背中です。

水面に映るカワセミの姿が何とも言えず幻想的です。

キンクロハジロも首を傾げて上下を見ていました。

僕も水面に映っているよ。

でもゴミが目立つよ〜

すると突然もう2羽が現れました。

カワセミブラザースです。

合わせて3羽!ともに男の子です。

どれどれ? 3羽ともクチバシが黒いのでみんな男の子じゃなぁ

マガモがつぶらな瞳で申しております。

上の子にピントを合わせてパシャ!

下の子にピントを合わせてもう一枚。

一人一人写真撮ってやれよ。

ホシハジロさんが怖い目で言っていますので撮らせていただきます。

上の子は上に居るからお兄ちゃんって事にします‥‥

当然、下の子は下に居るから弟って事でお願いします。

公園内のお休み所では、メニュー看板と真ん中にブラウン管のテレビ

をおいてディスプレイしています。

ブラウン管テレビには実際にお店の紹介が写っています。 

凄いですね。

と言う事で「背中で物を言う」長男と合わせてカワセミ3兄弟でした。

ところでカモたちは3兄弟じゃないよね。

 

日時:2023年12月

撮影場所:武蔵野市井の頭恩賜公園

撮影者:kacat

カメラ:LEICA V-LUX4

設定:ISO100 600mm F2.8 1/60s